一週間毎に更新していたら、たまにブログをしていることを忘れてしまうこともあります。昨日(26日)はネタを用意しつつも、更新するのを忘れていました。そのため、更新日は27日ですが、更新日時を26日として掲載します。
今日は、自作300Bシングルアンプの300Bカソード抵抗を定電流回路に変更してみました。
まずは、定電流回路の基板です。
本回路は、FETとバイポーラトランジスタ(TR)により構成される回路で、FETのソースにつながった抵抗Rに流れる電流により発生する電圧が、TRのVBEを上回ると、TRが動作し、FETのゲート電圧を下げ、その結果ソース電流が下がるという、フィードバック回路により構成される回路になっています。写真の可変抵抗は、Rを可変にしたもので電流値を可変にします。VBEは約0.6Vですので、こんな小さな可変抵抗で問題なく、また電流値を制御できるのが便利で、定電流回路はいつもこの回路を使用しています。回路図はまた機会があるときにでも。
で、元の回路は、下記のような回路でした。
このメタルクラッド抵抗を取り外して下記のような状態にし、基板を取り付ける穴をあけます。2.8㎜の穴をあけると、3㎜のネジをナットなしでアルミに入れることができます。
そして基板と、FETを取り付け、300Bのカソード~GND間に配線します。
で、電流を可変します。
オシロの波形を見ながらだと、出力1W近辺では、この写真のような電流値が一番きれいな波形をしていました。
家では、あまり出力はいらないので、とりあえず、電流値は約45mAと控えめにしておきます。
ということで、完成し、音出し確認をしてみました。その結果、音質は抵抗接続の時と比べて透明感が増したような気がします。音の細部までくっきりと聞こえるような気が。。。
ただその分少しだけ音が固くなったような気もしていますが、しばらくはこの回路で楽しみたいと思います。熱の方ですが、相変わらずシャーシは熱く(といっても体感50℃@2時間程度で)なるのですが、どうも原因は、カソード抵抗だけにあるのではなく、真空管のソケットをつけているサブシャーシからの熱もかなりあるようで、この原因が今のところ不明です。どの部品が発熱しているのやら。熱源は、フィードバック用のトランジスタか、真空管の熱ぐらいなのですが、フィードバック用のトランジスタで、シャーシ自体が熱くなるようなこんな発熱するかいな?と疑問に思っているところ。
またじっくり確認していこうと思います。
ではまた~。