Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

旧6DJ8単管アンプ木枠塗装とシステムへの組み込み

2022-06-12 18:34:04 | コントロールアンプ

しばらく間が開きましたが、漸く、コントロールアンプをシステムに組み込む運びとなりました。

その前に、まだできていなかった木枠の塗装から。木枠は桜の無垢材です。早速、サンダーをかけて磨きます。

下記は、左側が磨いたもので、右側はこれから。磨いた方は木目がきれいに出てきました。

両方きれいになりました。

塗装は、ウレタン系の水性タイプのもの。塗って乾いたら一度また磨いて再度塗ったりしました。

乾いたので、一応組付け完了。

そして、システムに組み込みました。

ようやくここまで出来ましたが、実はまだやることがあります。パネルの表示です。何も記載がないので、切り替えスイッチの位置もわからないし、見栄えもそっけない。今は何か良い方法はないか考え中です。文字を1つずつ貼っていくレタリングは性に合わないので、プリンターで印刷したものをペタッと張りたい。デカール見たいなのは売っているのは知っているのですが、うまくいくのかどうかまだ試していないです。何か良い方法が見つかればまた載せたいと思います。

 

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6DJ8単管アンプじゃなくなりました。

2022-05-15 17:49:28 | コントロールアンプ

昨日は、6DJ8単管コントロールアンプの音質が気に入らない話をしましたが、今日は少し基本に帰り、もっと原因を確かめてみようかと思い、本アンプでは、出力インピーダンスを下げるべく、大電流を流す目的で少し無茶な動作点にしているのを修正しました。

上記は6DJ8の特性曲線で、赤線は5kΩのロードラインとなります。現在、”A”の動作点で駆動していますが、これをもう少し下げて”B”点を動作点にします。”B”点では、グリッドバイアスがおよそ-1.2V前後で、Ipが約4mAですから、カソード抵抗が約300Ωとなります。

よって回路は、元々の33Ωのカソード抵抗を下記のよう330Ωに変更します。

早速カソード抵抗の変更作業を実施しました。

一応、Ipを測定します。

5kΩのプレート抵抗両端の電圧が19.1Vありますので、大体設計値通り4mA近く流れています。

いざ、音質確認!

う~ん、歪感も少なくそれなりになっている・・・しかし、何かが足りない。音に艶がない。ひょっとして球のせいかもと思い、いくつかの球や、似たような球で6BQ7でも差し替えて確認してみましたが、やはりいまいちです。

そこで、毎度のごとく6AQ8系の球に変更したところ、明らかに音質は、こちらの方がいい!音に艶がある。特にシルバニアの6DT8がよかった。

ちなみに6DT8なんてあまり知らない方もいらっしゃるかと思いますが、6AQ8と同等管で、RF増幅用の球です。テレビのチューナなどに使われていたよくある球です。LUXのアンプでも以前持っていたA3500のドライバー段の6AQ8と差し替え可能となっていました。しかし、あまり知られていないためか、オークションでも値が付かない球の1つかもしれません。

ということで、6DJ8系はあきらめて6AQ8系の球にしようということで、一体動作点はどうなっているのかと、特性曲線を確認してみました。

特性は上記のように内部抵抗が6DJ8よりも高く、普通はこんな5kΩの負荷で使用しない球です。測定してみると現状Ipに2mA程度流れていましたので、動作点はの位置になります。5kΩの負荷であればこのぐらいの動作点で良さそうで、回路の定数はそのままで良さそうです。

オシロで出力の波形を確認してみましたが、6DJ8の時よりも若干歪が多い印象がありますが、音は全然こっちがいい。因みに全体の増幅度は約11倍となりました。

6DJ8の方がきれいな波形していたのに、少し歪が多そうな6DT8の方が音がよく、艶っぽく聞こえるなんて・・・オーディオの七不思議の1つを体験したようでした。

よって、本アンプは6DJ8単管コントロールアンプではなくなり、6AQ8/6DT8単管コントロールアンプと相成りました。

また、今回は地味で日の当たらない6DT8の音質を再確認でき、得した気分になりました。これから収集の対象になりそうです。だれも見向きもしなくて安い今が買い時かもしれませんね。

 

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6DJ8単管アンプちょっと改良が必要か

2022-05-14 21:34:00 | コントロールアンプ

先週のオーディオオフ会で、。先日作成した単管コントロールアンプの真空管が本来のECC88(6DJ8)からECC812に変わっていると記載しましたが、この理由は本来のECC88とした場合、音質的にいまいち好きになれなかったからなのです。

そこで、今日は、この辺りの原因を確認する作業を実施してみました。

とりあえず、ECC812をECC88に戻して、現状を確認。

オシロで確認すると、1kHzの波形ですが、なかなか良い波形の出力が出ております。約0.5V入力で約6Vの出力です。

しかし、これをパワーアンプにつないで鳴らしてみると、音質的にいまいち。そこで、この原因を探るべく確認作業を行いました。

現在の増幅回路は下記のような回路になります。なお、各CRの定数は異なります。

そこで、R1を無きものとした場合、またR1,R2を無きものにした場合のそれぞれを確認。

まずはR1を無きものとして音質を確認してみましたが、初めの状態よりは少しいいかなという感じ。しかし、まだまだ。

今度はR1とR2を無きものとして確認。この場合の音質は何も統制されていない少し雑な感じの音がしました。

うーん、どうすればいい?ということで回路そのものの見直しになる可能性大。完成までにはまだ時間がかかりそうです。

 

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6DJ8単管アンプ外観作成

2022-05-07 19:40:29 | コントロールアンプ

GWも残り2日。早くせねばと気ばかり焦っていたコントロールアンプの外観を作成しました。焦っていた割になぜか億劫で手が出せませんでしたが、残り2日しかないことに気が付きようやく手が出たという感じです。

残すは上蓋とサイドウッドになりますが、今日は両方とも作成しました。

まずは、上蓋のネジ穴の位置を確認するため、型紙にねじ穴を写します。

そして、アルミ板の切断と穴あけですが、ここまでの作業の写真をすっかり忘れていました。

一気に穴あけまで終わって、表面をサンダーで磨いたところです。

プレサフを塗装し、

色を塗ります。

塗装が乾いたら、実アンプのシャーシに載せてみます。が、ちょっと切断寸法を間違えたようで、ふたが閉まらずです。この後、やすりで約0.5㎜ほど削って蓋が閉まるようにしました。

が、残念なことにねじ穴が合わず、若干ずれていました。

サイドウッドも同じように切断、穴あけを行ったのですが、こちらも写真を撮り忘れ、こんな感じで取り付けまで行いました。

サイドウッドはまだ磨いたり、塗装したりはしておらず今日はここまでの作業でした。このサイドウッドの前面パネル側の面がちょうど切り口なのですが、余った端材で厚さ5㎜の突板を作成し、切り口に貼ってみました。写真ではあまりわかりませんが、色合いが他のところと異なるので、ちょっと変です。しかも、板の反りなどがあり、微妙にずれているところもあるので、また次回ちゃんと磨いてはみ出た部分を極力減らし、塗装したいと思います。

 

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6DJ8単管アンプ電源回路の改修

2022-04-29 22:38:00 | コントロールアンプ

前回は、内部配線を行い一応完成しましたが、電源からのリップルが出力に出てしまい、スピーカからハムが出てしまいました。そこで、今日は、電源の改修を行いました。

まず方針ですが、手持ちに正規品であるTexas Instruments社(TI 社)のTL431は持っていなく、また、作り直すとしても誤差増幅器でリップルを取りきるような優秀な回路はできないため、安定化電源回路の前に下記のようなFETによるリップルフィルタをつけることとしました。

この回路は、真空管パワーアンプでも以前よく使っていた回路です。それまではチョークによりリップルを取っていたのですが、この回路で十分で、いつの間にか、ほとんどチョークは使わないようになっていました。

結局、本機の電源回路は下記のようになります。

この回路を新しい基板で一から作ろうかと思いましたが、折角のエルナーのセラファインが無駄になりますので、ここは一つ、基板の空いたところにFETのフィルタ回路を載せたいと思います。

ということで、頑張って載せてみました。

2台のフラットアンプに流す電流も合計約15mA程度と少なく、またドロップ電圧も少ないのでFETの発熱は無きに等しく放熱器は不要でした。

早速この回路で、ノイズの確認です。

アンプの出力端子に出てくるノイズを確認しましたが、もはや、オシロではほとんどリップルは見られません。

ノイズはACミリボルトメータで、0.06mVrmsという結果になりました。

早速試聴です。

CDをとっかえひっかえで色々聞いてみましたが、前回のようなハムは一切なく、かなり静かに音楽を楽しめます。今まであまり聞こえなかった音が聞こえるようになり、ドラムの音も軽快です。ボーカルに相まってドラムのブラシ奏法の音は、何とも言えない趣。単球にもかかわらずなかなかいいものができました。

これでようやく中身はできましたが、まだ外見が完成しておらず、引き続き頑張りたいと思います。

 

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