まだ次のアンプの球をどうするか検討中ですが、とりあえず候補の1つPT15を使用した場合にどんな配置にすればよいか、検討してみました。
PT15は、211並みの大型な外形ですがヒータ容量はそんなに大きくはなく、またタムラのPC-2004などノッポなトランスにも外形的に合いそうなので、その点でも候補になっています。
一方、手持ちにノッポなのはこのPT15の他にと211、838、808、814などがありますが、電源トランスがPC-3004の場合、10V-3Aのヒータではちょっときついかもしれません。前製作者はPC-3004の巻線を駆使してねん出していたようですが、3Aの巻線なので直流に変換時に電流が足りるのか、前例があるので大丈夫かと思いますが、悩むところです。なお、808は7.5V-4Aなので別のトランスが必要になりそうです。
ということで今のところPT15が最有力候補になっています。
ではまず1つめの候補として、私が一番よく採用する配置からです。
〇候補1
真空管の後ろに出力トランス、右側に電源トランスですが、前にせり出させ、その後ろに整流管を持ってくるパターンです。電源の平滑にはトランジスタを使用するためチョークは使用しません。また、整流管はやはり真空管アンプなのであった方が見栄えがします。デザイン上、整流管を使用することとします。
このデザインは、出力管を目立たせ電源トランスを前にせり出すことで右側に発生する空白部分の違和感をなくします。
ちなみに球はPT15になった場合はすべて欧州菅を採用しようと思います。
〇候補2
次に両端に出力トランスを配置して、真ん中に前にせり出す形で電源トランスを配置、その後ろに整流管を載せます。出力管は電源のランスを挟んで両側に置くタイプです。
ほぼ左右対称になるので作りやすそうです。見栄えもいいかもわかりません。
〇候補3
次はトランス類はすべて後ろに配置し、前のエリアに真空管を配置するパターンです。この配置は、整流管も前に出すので、出力管の存在感を薄めそうな気がしてあまり好きな配置ではありませんが、出力管が大きいのでそんなに見栄えは悪くないかも。
内部の配線はすべて前側に集中するので、その分スペースが広がり余裕のある作りになりそうです。
〇候補4
次に候補3の電源トランスをもう少し前にせり出し、その後ろにケミコン類、前に整流管を持ってきた配置です。整流管とケミコンを逆にしてもいいかもしれません。候補3の扁平な感じに少し変化を持たせた感じですが、B電源の平滑用コンデンサと整流管が離れてしまうので内部の配線が面倒になりそうです。
〇候補5
候補5は出力トランスを左端に、電源トランスは右端の後ろ、真ん中に出力用の真空管と電源トランスの前に整流管を持ってきた配置です。
前から見ると出力管が前後に一直線になっているのであまり目立たなく、ちょっと寂しい気がします。前段とのカップリングも後ろの球は配線が伸びてしまいます。
〇候補6
候補5の電源トランスを前に持ってきた配置です。内部配線は候補5と同じ状況になりそうです。
〇候補7
今まで、シャーシは横に広い配置にしていましたが、今度は奥行きを持たせ横幅を狭くしたパターンです。一番後ろは電源トランスと整流回路、真ん中が出力トランス、一番前が出力管になります。
この配置は各段が順番に並んでいるので作りやすそうな配置かもしれませんが、スイッチ、ターミナル類の配置をどうするか、これも悩みます。
いろいろ悩みますが、良さそうなのは候補1,2,7あたりでしょうか。このブログを見ていただいている方はどんな配置がお好みでしょうか。
たまにはいつもと違う候補7にしてみようかな、と今時点では思っています。