だいぶ間が空きましたが、前回からの続きです。出力管1619のフィラメント電源を2.5V巻線からとりAC点火とするか、5Vや6.3V巻線から抵抗で減圧し、DCに変換して2.5Vを得るか、というところだったと思いますが、配線の長さの関係や、配線をすでに結束バンドで固定しているため、AC点火は配線がしずらく、すでにDC点火用のブリッジダイオードは用意しているので、やりやすいDC点火する方式を選択しました。
これには、カットアンドトライで抵抗値を選択し、抵抗を追加していきます。そうすると結局、下記の写真の右下のような接続になりました。
抵抗がパラで沢山ついています。この状態では、下記のようなノイズレベルとなりました。
前回よりも若干下がったようですが、あまり大差はありません。が、とりあえずこの段階で、先週のオーディオルーム訪問で鳴らしたのでた。
ほとんどこのノイズは聞こえず、誰も気が付かなかったようですが、やはりわかってしまうとノイズは気になるものです。また、家では減圧用の抵抗が熱くなりすぎて、半田が解けて脱落するということも起こりました。やはり2Aも流れるところに抵抗で減圧するのは厳しそうです。
そこで、今日はAC点火にしてみることとしました。
どうするかというと、配線の中継用に下記のようにラグ版を設置します。
このラグ版にヒータ巻線を一旦半田し、ここから再度トランスの端子に配線すると、そこそこきれいに配線できそうです。
結局こういう感じで配線できました。
とりあえず結束バンドは、これから配線が変わる可能性があるのでまだしていません。
ノイズの方はというと、半分ぐらいに減りました。
これぐらいなら、まあ、スピーカに近づいて少し聞こえるぐらいでしょうか。しかし、もう片方は優秀で、さらに低い状況です。
この違いをいろいろ探っていましたが、どうも原因はフィードバック回路にありそうで、フィードバック回路を触ると減ったりしますが、あまり下手に触ると信号の波形が乱れてしまうなど影響が出るので、とりあえずこの状態にしておくこととしました。
DC点火よりAC点火の方が具合がよかったという話になってしまいました。