猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

The Power To Believe やっぱり残念!

2019年06月26日 22時39分04秒 | 音楽
元々クリムゾンの作品としてはクオリティが低いアルバムですが、このアルバムの中ではまともな曲である「Facts Of Life」「Happy With What You Have To Be Happy With」、完成度は低いけどまだましな曲「Level Five」の、3曲の迫力が増していることを期待してこの40th Anniversary シリーズの The Power To Believe を購入しました。
「Eyes Wide Open」もまともな曲ですが、ミニアルバム しょうがない に収録されたアコースティックバージョンよりも格好悪いアレンジなので、今回の盤では全く期待しませんでした。



同時に出た The ReconstruKction Of Light で想像は付いていましたが、 このアルバムも、音がよりオフになり迫力が後退したミックスでした。
フリップお気に入りの糞曲「The Power To Believe」1〜4 を綺麗に聴かせるためのミックスでしょうが、
もう今後聴くことはないと思います。
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The ReconstruKction Of Light 到着! 残念!

2019年06月12日 19時40分09秒 | 音楽
Burnig Shed からキング・クリムゾンの 40th Anniversary シリーズの The ReconstruKction Of Light が届きました。



危惧が現実になりました。

誰だか分らない人に任せたリミックスはオリジナル盤の ConstruKction Of Light の迫力を損なう残念なものでした。



オリジナル盤ではかなりオンで迫力満点だったブリューのギターとボーカルが、今回のリミックス&リマスター盤ではオフになり輪郭も曖昧になり平べったくなって爽やかなものです。
同時に届いた The Power To Believe のアンビエントな感じに揃えたのだと思いますが、これじゃない感が半端ありません。



ドラムを録り直したマステロットも、器用貧乏っぷりこそそんなに発揮していませんが、オリジナルのフレーズを無視した叩きっぷりで、ドラムは全く別物になってしまっています。
それでも面白ければ許せるのですが、音がクリアな分、この人のセンスの限界が丸見えになってしまっていて悲しいです。
走りもタメも全くないジャストインタイムなコンピューターのようなドラミングで、そもそもパワードラムを期待されて加入したくせに、破天荒さが欠片もありません。
時々入れるオカズも、ブラッフォードのようなとんちが全く効いていない、平凡でどんくさいものです。
どこで間違えたのか、そもそも人選がまちがっていたのか。

90年代クリムゾンに選ばれたはいいけどタイム感に難ありとして、ブラッフォードとフリップに、鬼教官がいるドラム矯正教室にぶち込まれたトラウマが酷く残ってしまっているのでしょうか。
ブラッフォードとフリップにはがっかりだよ。



「Into The Flying Pan」に変なイントロを付けて、更に今までのイントロを無くしてしまったのも理解できません。
ライブでも再現していたなじみ深いイントロなのに、変なイントロを付けるだけでは満足できなかったのか。
さっぱり意味が分かりません。




これを聴いた後、泣きながらオリジナル盤を聴き直したら、大迫力なのは勿論ですが、マステロットのドラムを中央に団子状態にミキシングしてあり、この人のドラムの迫力の無さを良い具合にスポイルしていることに気付きました。
オリジナル盤はレコード盤の時代のEP盤のミキシングのようですが、この作品に限っては、このミキシングで正解だと思います。




マルチトラックマスターが見つからなかったためリミックスができず、リマスターだけで発表した最初の Red 40th Anniversary Edition のように、オリジナル盤の最終マスターを Steve Wilson がリマスターしたものが聴きたいです。





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