羽生選手凄かった!
そして銀メダルのチャン選手も含め、これだけメンタルの強い選手でもミスをしてしまう五輪の恐ろしさを改めて思い知らされました(トリノのときのスルツカヤ選手を思い出してしまいました)。
羽生選手はまだ金メダルをとれたからいいですが、チャン選手の無念を思うと切なくなります。
最終的に2人の明暗を分けたのはショートの出来だったと言ってよいと思います。
チャン選手はショートでもミスがありましたが、羽生選手はパーフェクトと言ってよい演技で史上初の100点越えというオマケまで付いていました。
そしてこのオマケがチャン選手のフリーのモチベーションに少なからず影響したように思います。
自分こそが100点越えを達成する唯一の選手だという自負がありそれが一つの目標であったところに、他の選手に先を越されてしまったことで少なからず気持ちが揺らいでしまったのではないでしょうか。
ショートのミスについても急成長した羽生選手にプレッシャーを感じあせった気持ちがあったのかもしれません。
さてその羽生選手のショートプログラムの曲、ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」ですがCDが激売れ中だそうで、
この曲の入ったアルバム Back on the Streets もゲイリー・ムーアのベスト盤も2/17現在Amazonでは品切れ中です(元々の在庫数が少なかったのだと思いますがアメリカのAmazonでも Back on the Streets は品切れ中です。UKはまだ在庫がありました)。
ゲイリー・ムーアといえばクリムゾンファンにはグレッグ・レイクのソロアルバムの共作者として知られています。
このアルバムの中の「Nuclear Attack」という物騒なタイトルの曲はシングルカットされそこそこヒットしたように記憶しています。ゲイリー・ムーアもこの曲は気に入っていたようで自分のソロライブでも長く演奏していたようです。
そしてこのときキング・ビスケット・フラワー・アワーに出演したライブがCDで残っており、この中で「パリの散歩道」が演奏されています。
King Biscuit Flower Hour Presents in Concert
この頃のゲイリー・ムーアは歌うことが恥ずかしくてボーカルはゲストに任せていたのですが、ここでは当然グレッグ・レイクがボーカルをとっており非常に豪華な「パリの散歩道」となっています。
そしてクリムゾンナンバーから「21世紀の精神異常者」「クリムゾンキングの宮殿」を演っておりクリムゾンファンにはお買い得です。
このときの「21世紀の精神異常者」には、ゲイリー・ムーアが電車で偶然会ったロバート・フリップにややこしい曲作りやがってと文句を言ったという素敵な逸話も残っています。