2007年「さよなら絶望先生」がアニメ化され、メインキャラの一人、藤吉晴美の声が松来さんでした。
主題歌をナッキーとオーケンが手掛けましたが、"大槻ケンヂと絶望少女達"というフォーマットの魅力はかなり高かったようで、大槻ケンヂと絶望少女達名義のフルアルバム「かくれんぼか鬼ごっこよ」が制作されました。
このアルバムには松来さんも次の5曲で参加しています。
1.Intro-大槻ケンヂと絶望少女達
3.空想ルンバ-少女が違うVER
4.綿いっぱいの愛を! 絶望少女版
5.絶望遊戯
9.人として軸がぶれている-少女が違うVER
1曲目「Intro-大槻ケンヂと絶望少女達」は絶望少女達が全員登場しますが囁くだけです。
しかしとにかくその囁きが目の前で囁いているようにリアルで、うちの猫はこの曲を掛ける度ビクッとして誰かいるの?という顔をしていました。
このアルバムはわざわざアメリカの音の良いスタジオでミキシングがされており、その甲斐あって物凄く音が良いです。
3曲目「空想ルンバ-少女が違うVER」はオリジナルと絶望少女を総入れ替えしています。
オリジナルより音が良いので絶望少女達の声も格段にリアルで、もちろん松来さんの声もリアルです。
4曲目はバックコーラスが絶望少女達です。
松来さんが絶望ラジオに出演した際の情報によると、「起きちゃったまたする?」の台詞には、リリースされた常月まとい(真田アサミ)バージョンの他に、少なくとも小森霧(谷井あすか)バージョン、藤吉晴美(松来未祐)バージョンがある模様です。
松来さんバージョンだけでも公開していただけないでしょうか。
5曲目「絶望遊戯」はオーケンと井上麻里奈さん、松来さんのデュエット曲です。
1番と3番を井上麻里奈さん、2番を松来さんがそれぞれオーケンとデュエットしています。
このアルバムの中での松来さんの代表曲です。
9曲目「人として軸がぶれている-少女が違うVER」もオリジナルと絶望少女を総入れ替えしています。
このアルバムのレコーディングには、松来さんの呼び方が関係者毎に違う(まつらいさん、まつきさん)ことに混乱したナッキーが、パート分けの際に他の声優さんについては名前や芸名が並ぶ中で、ただ一人だけ「藤吉晴美」と役名で書いていたという、素敵なエピソードがあります。
そして「さよなら絶望先生」の主題歌の録音にサポートメンバーの高橋竜さんを含む特撮フルメンバーが集結したことが、特撮再始動につながりました。
2011年の再始動2発目の渋谷o-eastのライブには松来さんから
お花が届いていたようです。
私も行ったライブですが全く気付きませんでした。これは悔しい!
特撮のライブでは「さよなら絶望先生」の主題歌は定番曲になっており絶望少女達のコーラスがサンプリング素材として使われていますが、残念ながら松来さんの参加した少女が違うVERが使われたことは無いと思います。
再始動後の東京での特撮ライブには初回2011年7月2日新宿Loftと2013年8月21日池袋BlackHole以外全て行っていますが、関係者席に松来さんがいないか探すことが習慣になっていました。
しかしDDTプロレスの入江茂弘さんがいたことはありましたが松来さんを見つけたことはありませんでした。
ただ今年3月21日新宿ReNYでのメジャーデビュー15周年記念ライブで、松来さんに似た小柄な人が関係者席の一番隅に伏せ目がちに一人で座っていらっしゃって、松来さんはぱっつんぱっつんのはずだから絶対に違うと思ったのですが、もしかしたらご本人だったのかもしれないと今は思っています。