あるブログでiPod指数が紹介されていました。面白そうなので、これを発表したオーストラリアの証券会社のHPを当ってみました。
そもそも20年前に英国の経済紙がビッグマック指数を発表しました。ビッグマックは世界中どこでも同じやり方で作られているので、その価値は同じはずです。確かにアメリカでも日本でも、イギリスでもはたまたモスクワでもビッグマックは同じ中身で同じような味でした。
だからビッグマックの価値は世界どこでも同じはずです。但し、物の価値は他のものとの比較で決まることもある。おいしいものが多い国ではマックの値段は安く、おいしいものの少ない国では高い、とも言える、かも知れませんがそこはちょっと目をつぶってもいいでしょう。
ここで現実の為替レートで各国のビッグマックの値段をUSドル表示する。為替レートがあるべき姿ならばみんな同じ値段になるはずが、高い国と安い国が出てくる。ということで本来あるべき姿の方向に為替が変わっていくと予測可能になる。最も最初にビッグマック指数は半分遊びだよーと断っていますが、経済学を簡単に理解するには良い例だと思います。
ビッグマックに対抗してiマックでやりたかったのですが、iマックは世界中で良く売れているとは言いがたいのでiPodにした、とは勝手な想像です。iPodは中国で生産され世界中に普及していますが、アップル社の発表では先に10月―12月の四半期で21ミリオン台が売れたそうです。クリスマスという最も商品の売れる時期ではありますが、それにしてもすごい。確かに我が家にも1台あります。
アップル社が公表している各国での価格、大型小売店の販売価格などを元に27カ国のiPodの価格をUSドルに換算して一覧表にしています。
最も高いのはブラジルの328ドル、反対に安いのはカナダで144ドル、本家のUSは149ドルで日本はUSとほぼ同じの148ドルです。自国で作っているにもかかわらず中国は180ドルと高く、これが香港になると148ドルと日本やUSと同じ値段です。
オーストラリアは172ドルでUSよりも15パーセント高く表示されます。あるべき姿はもっと安いのですから、オーストラリアドルは高く見なされている、つまりこれからもっと安くなっていく(対USドル、対円)はずと考えられます。そうすると1AUドル=95円は1AUドル=90円とかになるはず、と将来の予想が出来ます。これが当るか当らないかは分かりませんよー、半分遊びですからということです。
ちなみにビックマック指数を見るとUSで3.10ドル、日本は2.06ドル、オーストラリアは2.57ドルとなっていて、iPod指数とは逆になっています。日本の場合、デフレ時期に100円マックが始まり極端に値段を下げたからですが、それでもマクドナルドは倒産しないのですからたいしたもんだ、というのは話が飛んでいますね。
ハンバーガーと電子プレーヤーは全く別の商品で、その商品としての特性が違うのだからビッグマック指数とiPod指数は一致しなくて当たり前。だからいろんな商品を組み合わせた購買力平価で比較しなければ、という指摘もあるでしょうが、しちめんどくさい統計を取るよりも簡単に計算できるビッグマック指数やiPod指数の方が優れているし、なんと行っても遊び心があってよいと思うのですが。
中にはBMW車指数というのも提案されているそうですが、BMWなんて一部の人しか買えないだろうに、と突っ込みたくなります。
ビッグマック指数と並んでiPod指数も面白い指標になると思うのですが、今後もiPodが世界的に売れ続けてくれるかどうかです。アップル社がこれまで出してきた製品の寿命を考えるとiPodがビッグマックのように十年以上に渡り世界中で普及し続けるかどうかです。iMacやPowerBookの製品寿命は短かったな、と思い出します。この点が一番心配です。
そもそも20年前に英国の経済紙がビッグマック指数を発表しました。ビッグマックは世界中どこでも同じやり方で作られているので、その価値は同じはずです。確かにアメリカでも日本でも、イギリスでもはたまたモスクワでもビッグマックは同じ中身で同じような味でした。
だからビッグマックの価値は世界どこでも同じはずです。但し、物の価値は他のものとの比較で決まることもある。おいしいものが多い国ではマックの値段は安く、おいしいものの少ない国では高い、とも言える、かも知れませんがそこはちょっと目をつぶってもいいでしょう。
ここで現実の為替レートで各国のビッグマックの値段をUSドル表示する。為替レートがあるべき姿ならばみんな同じ値段になるはずが、高い国と安い国が出てくる。ということで本来あるべき姿の方向に為替が変わっていくと予測可能になる。最も最初にビッグマック指数は半分遊びだよーと断っていますが、経済学を簡単に理解するには良い例だと思います。
ビッグマックに対抗してiマックでやりたかったのですが、iマックは世界中で良く売れているとは言いがたいのでiPodにした、とは勝手な想像です。iPodは中国で生産され世界中に普及していますが、アップル社の発表では先に10月―12月の四半期で21ミリオン台が売れたそうです。クリスマスという最も商品の売れる時期ではありますが、それにしてもすごい。確かに我が家にも1台あります。
アップル社が公表している各国での価格、大型小売店の販売価格などを元に27カ国のiPodの価格をUSドルに換算して一覧表にしています。
最も高いのはブラジルの328ドル、反対に安いのはカナダで144ドル、本家のUSは149ドルで日本はUSとほぼ同じの148ドルです。自国で作っているにもかかわらず中国は180ドルと高く、これが香港になると148ドルと日本やUSと同じ値段です。
オーストラリアは172ドルでUSよりも15パーセント高く表示されます。あるべき姿はもっと安いのですから、オーストラリアドルは高く見なされている、つまりこれからもっと安くなっていく(対USドル、対円)はずと考えられます。そうすると1AUドル=95円は1AUドル=90円とかになるはず、と将来の予想が出来ます。これが当るか当らないかは分かりませんよー、半分遊びですからということです。
ちなみにビックマック指数を見るとUSで3.10ドル、日本は2.06ドル、オーストラリアは2.57ドルとなっていて、iPod指数とは逆になっています。日本の場合、デフレ時期に100円マックが始まり極端に値段を下げたからですが、それでもマクドナルドは倒産しないのですからたいしたもんだ、というのは話が飛んでいますね。
ハンバーガーと電子プレーヤーは全く別の商品で、その商品としての特性が違うのだからビッグマック指数とiPod指数は一致しなくて当たり前。だからいろんな商品を組み合わせた購買力平価で比較しなければ、という指摘もあるでしょうが、しちめんどくさい統計を取るよりも簡単に計算できるビッグマック指数やiPod指数の方が優れているし、なんと行っても遊び心があってよいと思うのですが。
中にはBMW車指数というのも提案されているそうですが、BMWなんて一部の人しか買えないだろうに、と突っ込みたくなります。
ビッグマック指数と並んでiPod指数も面白い指標になると思うのですが、今後もiPodが世界的に売れ続けてくれるかどうかです。アップル社がこれまで出してきた製品の寿命を考えるとiPodがビッグマックのように十年以上に渡り世界中で普及し続けるかどうかです。iMacやPowerBookの製品寿命は短かったな、と思い出します。この点が一番心配です。