雑読・雑感

読書 時代小説・少女小説系がメイン
お菓子・料理レシピ保存庫

息子へ

2007年07月13日 00時38分49秒 | あれこれ
いつだったか、珍しく上の息子から電話があって
進路について迷っているようだった。

その電話の後、かなり悩んだ。
就職に関しては娘の方が詳しいので
とりあえずそっちに振ったけれど
ずっと、心の中でうずいていた。
「何か言ってやるべきじゃないだろうか?」って。

彼は今、大阪府の片隅で市採用の講師をしている。
あの子にとっては初めての挫折で、試練?
2度目の採用試験を前にして
多分、弱気になったのだと思う。
「今年も失敗したら・・・」って。

もし、教師という職業が自分に合わないと悟って
他の道にすすもうと考えたのであれば
それはそれでしょうがない。
けれど、ただ単に、弱気になっただけかもしれないし・・・

娘が電話して無愛想な弟と会話して感じたことは
「弱気になっているだけ」だったらしい。
それならば、それなりに何か言葉をかけてやるべきだよなあ。
と思いつつ、なかなか実行できずにいた。
でも、この週末が面接と試験だから、もうリミット・・・

今日、はがきを出した。
何年か前に撮ったアジサイの写真の裏に
「教師という職業に見切りをつけたのでなければ
 あきらめずに頑張りなさい。
 応援しているから。
           母」
これだけ書いて、ポストに放り込んだ。

これでよかったのかなあ。
彼にとってどうかはわからない。
でも、私にとってはよかったと思う。
自己満足にすぎない気がするけれど。