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Performance Engineering

マツダのレシプロ

2017-08-10 22:54:40 | コラム
RX-7全盛の頃のマツダのレシプロといえば正直、やや残念な印象でした。
そんな中、2010年に発表されたスカイアクティブシリーズのエンジンは衝撃的でした。VVTが普及した中でガソリンで圧縮比14:1は理論的には十分可能なものの、どのメーカーもそこまでの高圧縮での実用化は行っていませんでした。

そして今回、更なる一歩を踏み出したようです。

ガソリンエンジンで圧縮着火とプラグ着火をシームレスにコントロールする為にプラグでの着火を圧縮着火の制御に使用するという画期的な方法を実用レベルで開発したようです。


性能面でのメリットも大きく、特に低速でのトルクが大きく向上しています。低回転域はノック限界で点火時期が決まり、大きく進角できない為、熱効率が悪いのが圧縮着火になることで改善できるようです。高回転での伸びから燃焼モードが気になります。


燃料消費率も低負荷領域で劇的に改善されています。


燃料消費率が高効率になる範囲がこれだけ拡大されるのは素晴らしいです。現在のハイブリッド車両はガソリンエンジンの高効率エリアを活用し発電、モーターで走行というのが基本だと思いますが、余計なシステムなしで高効率ならそれが一番。


いわゆる電動ターボでしょうか。

内燃機の更なる進歩を期待します。

詳細は下記動画の25分頃から



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