FRS

Performance Engineering

Elise S ECUチューニング

2016-09-16 19:21:49 | Lotus Elise
先日少し紹介したEliseのセッティングの結果


ダイナパック上で約5.7PS、クランク出力換算で約7馬力の向上。トルクは全域で向上しました。数字だとノーマル比+5%と少ない変化に感じるかもしれませんが、乗ると大きく変化しています。

今回の車両の仕様としてはS社のエアクリーナー&マフラー+αといったライトチューン。
エアクリーナー交換車両に多い症状として、高負荷時の空燃比がやたらと薄くなっている場合があります。今回も全開域でストイキになっていました。ある程度の誤差の場合、フィードバック制御が働き目標の空燃比に補正されますが、誤差が大きいとフィードバックが働きません。程度によってはチェックランプが点灯する場合もあります。
今回も燃料マップを大幅に修正して空燃比を合わせ、フィードバックも働くように修正しましたので今後は問題ありません。


計測条件を変更し1~2速相当の負荷で計測した場合のグラフです。計測開始から上限まで約4秒で測定、VVTの制御が追従しにくく、各種補正が介入しますが、中速のトルクが特に大きくなっています。


燃料マップ、VVTマップの変更量、A/F学習マップの比較。他にもいろいろ変更してます。

試走し微調整を行いましたが、排気量を1割程度増やしたようなトルク感に仕上がってます。バルブタイミングを大幅に変更しているので排気音、吸気音も変わり元気の良いNAエンジンといった雰囲気になりました。回転上昇が早まりましたのでレブリミットも引き上げて引っかかりにくく設定してあります。

オーナー様の感想を聞くのが楽しみです。

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