軽井沢72は翌日女子プロの公式戦があるというので、我々は混雑を避けて、草津カントリークラブへ向かいました。軽井沢からタクシーで1時間でした。
草津カントリークラブのロッジ（ロッジといっても、ビジネスホテルと同じ設備で個室です）に荷物を置いて、草津温泉郷に行き、温泉につかった後、硫黄の匂いが立ち込める湯畑（写真左）のそばの料理屋で夕食。軽井沢で準優勝だったこともありいい気分になって大いに盛り上がりました。
ところが、ロッジで睡眠中、ベッドから転落したのでした。疲れと酔いとで熟睡中(だったかどうか？土地柄クーラーはないのに、軽井沢よりやや蒸し暑かったせいか、寝返りを打った時かどうか？）とにかく大変な音を立てて、しかも全く無防備の状態で落下し左の胸を強打したのでした。一瞬息がつまり激痛のため立ち上がることが出来ず、何が起こったのかもわからない状態でした。時計をみたら午前3時半でしたが、それからは殆ど眠っていません。
現役時代からこの方、出張や旅行で、数え切れないほど、ビジネスホテルには宿泊しているのに、ベッドから落下したしたのは初めてでした。今思えばそこのベッドは普通より随分と高かったような気がします。
翌日は、左の胸が痛みゴルフは出来ないのではないかと思いましたが、皆がホールアウトするまでの5～6時間もの間を、クラブで一人待つのも退屈です。1ホールでも2ホールでも回ってみようと思い一緒ににスタートしたのでした。
左肩が痛い時は、テークバックが出来なかった。それが出来るようになってここまで来たのに、今度は左胸が痛く、フォロースイングが出来ない。
ドライバーは、フォロースイングと一緒に体ごと左に向けなければならない。アイアンはすべてパンチショットしか出来ない。ショットは左へ左へと飛んで行くのです。痛みをこらえながら何とか、寄せとパターでまとめて、51：50でホールアウトしました。
帰宅した翌日、かかりつけの整形外科で、レントゲンを撮ってもらったところ、肋骨にヒビが入っていて、全治1ヶ月と診断されました。
今でも、大きく息を吸ったり、咳やくしゃみをすると痛みます。
こうして、晴れのち雨の私の夏休みは、あっけなく終わったのでした。