とうさんのつれつれ日記

日ごろの生活の中で気が付いたことを日記風に書き残します。

ダウン症

2012-09-02 12:00:08 | つれつれ日記

8月22日から26日まで千葉三越で「金澤翔子」書展が開催されました。
金澤翔子さんの母金澤泰子さんは千葉南PCクラブ(ML)の仲間アパッチさん
こと花澤氏の知り合いです。26日の日曜日には千葉南PCクラブの仲間が大勢
千葉三越に集まり激励をかねて鑑賞してきたようです。

金澤翔子さんは生まれながらにして「ダウン症」を患っていました。
ダウン症は、23対(46本)ある染色体のうち21番目の染色体が1本多い病気です。
約1,000人に一人の割合で出生し母親が高齢になるほど高まるそうです。
知的発達の遅れ、筋力の弱さ、心臓の病気を伴いかっては平均寿命20歳といわれて
いましたが今は医学の進歩もあって50歳を超えるそうです。

心身の発達には個人差があり、金澤翔子さんのように類まれな才能を発揮し若手天才書家
と言われるような人もいます。彼女は今年放映中のNHK大河ドラマ「平清盛}の題字を書いています。

 翔子さんのお母さん泰子さんは自著「天使の正体」の中で当時を振り返り、こう語っています。

《泣いて、泣いて、じたばたして、諦めて、慣れて、長い間かけてやっと障害者の親になってきた》

 なかんずく、翔子さん14歳の時にご主人(翔子さんのお父さん)に先立たれ、長い間の葛藤を経て今
我が子の才能が開花し、泰子さんもようやく障害者の母として生きがいを持つに至りました。

 

 今日の読売新聞に「出生前診断」の記事がありました。これによると出生前に母親の血液検査でダウン症が
99%の精度でわかるほか別の染色体異常も高い精度で判明するそうです。

 

 しかし。金澤泰子さん以外にも沢山のダウン症の我が子を抱えた母親はおるわけですが、誰もが、こういう
検査を受けられる機会があったとしても「やはり検査を受けようとは思わない」 「あの時に消えていた命なら、
こんなにたくさんの喜びを与えてくれることはなかったわけですから・・・」と言われています。

 生きていればこその苦労と喜び、なによりも尊い命について考えさせられました。

 蛇足:こういう検査を通じて、男女の産み分けも可能とのこと。誰もが男の子の誕生を望んで、将来女の子の
   いない世の中が心配だという人もいます。

 

 

コメント (6)
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