杖をたよりに一日がかり・・・という歌がありましたが・・・
そんなに老いぼれたわけではありませんが、念のため杖持参で、小石川後楽園と母校に行ってきました。
現役時代、業界委員会の代表11社のメンバーで構成していた「調査特別委員会OB会」(いかめしい名前でしょう)
が小石川後楽園でお花見をかねて行われたのでした。これは毎年1月に日本橋でやっていたのですが、今年は
暖かくなってお花見をかねてということになったのでした。しかし残念なことに今年のさくらは早く開花し早く散って
しまいましたし花菖蒲はまだ早いしでお花見というわけにはゆきませんでした。
しかし長い間東京に通勤していたにもかかわらず、小石川後楽園は行ったことがなく初めてでしたので期待でわくわく
でした。
しだれ桜は葉桜でした
東京ドームが見えます
74才から89才までいます
庭園内を11:30頃から12:30ころまでその美しさに魅了されながら散策し、涵徳亭で昼食。昔の思い出話やら、
生老病死の話題やらで2:30お開き。
11社の代表11名で発足しましたがこの日は、亡くなった方、病身で来られない方等あり6名の参加でした。
そろそろこの会も解散かとの話も出ましたが、89歳の方が電車に乗ってお元気で来られますので、その人が
来られるうちは続けるということにし、とにかく来年また元気で会いましょうということになりました。
2:30お開きでこのまま真っ直ぐ千葉へ帰ってくるのも芸がないと思い、地下鉄で二駅先の大学の母校まで行って
くることとしました。
何しろ卒業以来55年ぶりの母校訪問でした。何もかも変わってしまい大分まごつきましたが、懐かしさに夢中で
あっちこっちを歩き回りました。
孫みたいな学生さんに、「55年ぶりで来たので記念に写真を撮っておきたいのでシャッターを押して・・」と頼んだのでした。
学生さんは「大先輩ですねいいですよ」と気持ち良くシャッターを押してくれました。
そのあと帰りがけに、東京駅の新しい駅舎を見て帰る予定でしたが、歩き疲れて地下鉄の駅で乗車したらもう途中下車する勇気が
ありませんでした。
朝8:30頃家を出てから午後6:30疲れた足を引きずりながら帰宅しました。
かくして、杖をたよりの一日がかり・・・が終わったのでした。