暮らしのなかで

何もせずにじっとしていれば、一日が二日みたいな気分になる。
　　　　　　　　もし・・・一生涯をこんな気分に切り替えることができれば、
八十歳まで生きたとしても、それは百六十歳の寿を得たことになる。
　　　　　　　　こんな素晴らしい長生きの薬は、めったにあるものではない。
副作用もなければ、お金もかからない人間誰でもこの処方を備えているのにと、
　　　　　　　３６５日、日曜日の御老体には、恥ずかしながら、
実現できないことに見栄を張っては想像の昨今である・・・・・

【昨日から学び　今日を生き　明日へ期待しょう】・・・の諺がある。
　　　　　毎日ボンヤリ生きていてはダメだよってことだろう。
人には長い人生を夢中で、ひたむきに生き抜いてきて自らのハダで受け止めた、
　　　　生活の知恵がある・・・物事を多面的に、重層的に判断する、
澄んだ眼識があり、年齢の多さを誇ることもなく、卑屈になりすぎることもなく、
　　　　　日々、一日を大切に生きていれば、将来の不安どころか。
期待に満ちた日々を過ごすことだろう、急かず、焦らず、休まずに・・・・
　　　　　　人生の着地まで静かな歩みを続けて生きたい、