60歳で定年退職してすぐに年金を受け取ることはできますが、代わりに受け取れる金額は、
大幅に減ってしまいます…減額された金額が一生続きますから、繰り上げるべきかどうかは、
十分に検討した方がよさそうです・・・・
60歳から受け取ると言うことで、丸5年60ケ月繰り上げることになりますから減額率は・・
60ケ月×0.4%=24%・・月に減額される金額は、15万円×24%=3万6000円です。したがって、
月に受け取れる年金額は、15万-3万6000円=11万4000円となることがわかりました。
70歳から年金繰り下げて受け取る場合・・・体力や意欲がある場合、定年後も再雇用制度や
勤務延長制度で働き、70歳で退職したら増額された年金を受け取って生活するのもいいでしょう。
繰り下げ受給の増額率は、繰り下げる月数×0.7%です・・70歳迄受け取り開始を延期する場合、
減額率は60ケ月×0.7%=42%となります、15万円×42%=6万3000円で、毎月6万3000円増額されます。
寄って月に受け取れる年金額は15万円×6万3000=21万3000円となります。
国民年金と厚生年金は別々に繰り下げることができますから、65歳から国民年金を受け取りつつ
少ない勤務時間で働き、70歳で完全に引退してからは増額された厚生年金も受け取るといった
方法も考えられます・・・
公的年金受け取り開始年齢は原則65歳となっていますが【特別支給の老齢厚生年金を除く】・・
最短で60歳迄繰り上げて受け取ったり、最長で75歳まで繰り下げて受け取ったりは可能です。
65歳から月15万円の年金を受け取れる人は、60歳から繰り上げると月11万4000円・・・
70歳迄繰り下げると21万3000円を受け取れることが出来ますが、早めに定年退職してから年金を
受け取るか、長く働いて増額分を受け取るべきか、ご自身の人生をどのようにしたいかを、まず・・
考えつつ選びましょう・・・・