木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

日々キビタキと格闘中

2023-07-12 07:17:06 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス  今朝の最低気温 14.9℃  昨日の最高気温 27.4℃
木曽町新開     午前7時の気温 17.0℃  今朝の天気   晴れ

開田高原も
ご多分に漏れず
鳥閑期だ。


例外はキビタキ
開田高原
野鳥の森に行けば
どこかで
鳴き声が響いている。


声はすれども
姿は何とかで
見つけるのは
ひと苦労!


キビタキの
美しい鳴き声を
頼りに
足音を忍ばせ
森の中に
入って行く。


枯れ枝が
折れる音
落ち葉の
カサコソする音
気を遣いながら前進。



鳴き声の方を
見上げても
枝かぶり
葉かぶりで
肝心の主の姿は
ほとんどが見えない。


相性のいい
キビタキがいると
写真を撮らせてもらえる。


ほとんどの場合が
逆光で
最悪の写真になるが
この時期
贅沢は敵だ。


開田高原に
キビタキが
渡ってきた頃は
フレンドリーで
かなり低いところに
止まってくれた。


最近は
警戒心が強く
木のてっぺん近くで
囀ることが多い。


毎日のように
野鳥の森で
写真を撮るため
キビタキ雄君との
バトルを楽しんでいる。




コヒョウモンモドキ 絶滅危惧種の蝶

2023-07-11 07:18:51 | 昆虫など

開田高原アメダス  今朝の最低気温 16.0℃  昨日の最高気温 27.9℃
木曽町新開     午前7時の気温 18.5℃  今朝の天気   晴れ

コヒョウモンモドキと
一緒に見られる
もう一種類の
ヒョウモンチョウが
コヒョウモンモドキです。


コヒョウモンを
もうひと回り
小さくした蝶です。

慣れると
飛んでいるだけで
コヒョウモンと
区別ができます。


翅の表の
豹柄が美しいのは
言うまでもありませんが
翅の裏の模様が
何とも言えない
美しさです。


長野県周辺の
草原だけに生息
絶滅危惧種に指定
されています。


山梨県や栃木県の
草原に生息していた
コヒョウモンモドキは
絶滅したと
言われています。

採集禁止なのに
網を持って
採集している
不届き者が
後を絶ちません。


この場所でも
5年ほど前までは
草はらに
足を踏み入れると
何頭もの
コヒョウモンモドキや
コヒョウモンが
飛び回っていました。


もちろん
不法な採集者だけが
原因だけではなく
草原の樹林化
食草のクガイソウが
シカの食害に合うなど
環境の変化も
大きいと思います。


いつまでも
コヒョウモンモドキが
飛び回る草原で
あってほしいものです。






深妙寺 あじさい寺

2023-07-10 07:26:09 | 木曽Now
開田高原アメダス  今朝の最低気温 16.8℃  昨日の最高気温 22.9℃
木曽町新開     午前7時の気温 19.0℃  今朝の天気   晴れ

木曽町の
山を越えたお隣
伊那市の深妙寺(じんみょうじ)へ
行ってきました。

伊那市の
かんてんパパガーデンに
行くおり
毎回通っていた
お寺です。

道路わきの看板に
大きく
「あじさいの寺」
と書かれているのは
知っていました。


アジサイが
満開だと伺って
あいにくの
雨の中
見てきました。


梅雨の最中
強く降る雨の中
駐車場には
たくさんの車が
停まっていました。


約2500株
200種類もの
アジサイが
咲き誇っています。


お寺の裏山?お庭?が
アジサイで
埋め尽くされています。


お庭に続く参道は
石畳かと思いきや
なんと石臼が
埋め込まれています。


その数
2000個
使わなくなった
石臼を寺社に
奉納する
習わしがあったとか。


関西にも
三室戸寺や
矢田寺など
有名なあじさいの寺が
ありますが
決して負けていないと
思います。


雨でなければ
もう少しじっくり
アジサイの鑑賞
写真も撮りたかったです。






多分この子の兄弟姉妹が犠牲に?! 

2023-07-09 07:00:27 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス  今朝の最低気温 18.3℃  昨日の最高気温 22.1℃
木曽町新開     午前7時の気温 19.0℃  今朝の天気   雨

ヘビが出てきます
苦手な方は
これ以上
読み進めないでください。




「鳥たちが騒いでいて
 ニョロニョロが・・・」
と健康ラボの
指導員さんから
ラインをもらって
ラボの裏の森に
駆けつけた。


騒いでいた
鳥の親たちの
姿はすでになく
シラカバの
洞の中には
何やら不気味な姿が。


カメラでのぞくと
青大将が
こちらを
睨んでいる。

満足したのか
ヘビは顔を出し
おもむろに
木を下り始めた。


まるで
身体が木に
吸いついているように
なめらかにおりてくる
滑るようだ
ヘビの木のぼり
恐るべし!


この様子では
野鳥たちが
どんなに
高い木の洞で
子育てしていても
ヘビの餌食になるのは
必至!

今季
これで2度目の
悲劇を
目の当たりにした。

この前日
ラボの裏で
ジョウビタキの
雄と雛を
見つけていた。


開田郷土館裏の
軒下で
雄の可愛い雛が
餌を待っていた
ヘビの入った巣穴は
目と鼻の先。


この子の
兄弟姉妹が
ひょっとして
被害にあったのでは?!


毎回
厳しい
自然界の現実を
見せつけられている!












二種類のオダマキが咲く開田高原

2023-07-08 07:41:11 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温 16.8℃  昨日の最高気温 28.9℃
木曽町新開     午前7時の気温 18.5℃  今朝の天気   雨



開田高原を
歩いていると
ヤマオダマキを
よく見かけます。


花はとても
ユニークな形で
花の基部から
上向きの角が出て
先が丸くなっています。




スミレなどにもある
距(きょ)と呼ばれるもので
蜜がたまっています。


内側に少し丸まるのは
蜜が流れ落ちない
ためでしょうか?


外側の
スカート状の5枚は
花弁ではなく萼です。


萼の内側
蕊を取り囲んでいるのが
花弁で距に
続いています。

雄しべは
2種類あるように
見えますが
外側2段になっている
雄しべは
花粉を出さない
仮雄しべのようです。


雄性先熟で
5本の雌しべが
伸びてくる頃
仮雄しべは
落ちるようです。


花弁や萼が
落ちると
下を向いていた
5本の雌しべが
上を向き
種を実らせます。




なかなか
面白い
花の構造を
しています。

2年前
友人に
キバナノヤマオダマキの種を
送ったのですが
今年5月28日
満開になったと
写真を送ってくれました
種から花が咲くまで
2年かかるようです。


今年の開田高原
キバナノヤマオダマキの方が
多いように感じます
大好きな花なので
うれしいです。








ウメガサソウ ちょっとしたブームです?!

2023-07-07 07:57:19 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温  8.6℃  昨日の最高気温 27.7℃
木曽町新開     午前7時の気温 14.0℃  今朝の天気   晴れ

開田高原で
ウメガサソウが
ちょっとした
ブームです?!

何と言う花だろう?
木曽おんたけ健康ラボの講座
尾の島自然公園で
話題になったそうです。

(去年の果実が残っています)

なかなか
ウメガサソウの
よい花の時期に
出くわさないので
会いに行ってきました。


この花
高さが10センチほど
茎の頂上に
ひとつか二つ
小さな白い花を
下向きに
つけています。


常緑の
小低木だと
言われるが
にわかには
信じられません。


歩いていると
見過ごして
踏みつぶして
しまいそうです。


よくよく
花を見ると
凛として
存在感がありますよ!

(まだ蕾です)

雨あがりの
森の中で
這いつくばるように
写真を撮る
何とも
撮影しづらい花。

九州地方や
埼玉県
京都府などでは
絶滅危惧種に
指定されています。

いつまでも
開田高原で
見られたらいいのに!
そう思いながら
生育場所を後にしました。


昨夕の
キビオ峠の夕景
黄砂がひどく
焼けませんでした。








コヒョウモン 高原の蝶

2023-07-06 07:25:24 | 昆虫など

開田高原アメダス  今朝の最低気温 14.3℃  昨日の最高気温 21.9℃
木曽町新開     午前6時の気温 15.0℃  今朝の天気   快晴

夜中のうちに
雨が上がり
今朝は快晴!

開田高原
野鳥の森でも
鳥閑期
鳥の少ない時期が
やってきた。

毎年のこと
森の中の
ウォーキングをやめ
草原の農道を歩く。

鳥の出会いは
ホオジロに
出会うくらいだが
草原の蝶との
出会いが楽しみだ。


小型の
ヒョウモンチョウ
その名も
コヒョウモン
何とも単純な命名?!


残念ながら
関西では
見られない蝶。


お馴染みの
ツマグロヒョウモンと
比べると
明らかに小型。


草原の根元を
ひらひら
縫うように飛ぶ。


太陽が高く上ると
なかなか
花に止まってくれず
撮影に苦労する。


それでも
手持ち2台のカメラを
駆使して
何とか撮影できた。


マニアには
有名なところらしく
毎年他府県ナンバーの
車が止まっている。


この日は
幸いなことに
広い草原を
独り占め!
地元の有利さかな?!




イタチハギ 可愛そうな植物

2023-07-05 07:21:32 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温 10.9℃  昨日の最高気温 28.6℃
木曽町新開     午前6時の気温 14.5℃  今朝の天気   曇り

イヌザクラ
クマシデなど
動物の名前がついた
植物は
たくさんあります。

イタチハギ
この植物も
イタチと言う
動物の名前を
もらっています。




花穂の感じが
イタチの尻尾に
似ているからでしょうか?


もともと
砂防や緑化に
利用するため
韓国などから
輸入されたそうです。


マメ科なので
根粒菌を持ち
繁殖力が強く
今では
外来生物法で
要注意外来生物に
指定されています。


一つひとつの花は
マメ科らしからぬ
花の形をしています。


紫色をした
黒っぽい花は
少々気味が
悪い感じが
しないでもありません。


持て囃されたのに
今では
毛嫌いされている
かわいそうな植物です。


ニセアカシアと
同じ運命を
たどりそうですね?!






ヒメシジミ 高原の夏の蝶

2023-07-04 07:21:48 | 昆虫など

開田高原アメダス  今朝の最低気温 10.5℃  昨日の最高気温 30.3℃
木曽町新開     午前6時の気温 14.0℃  今朝の天気   晴れ

昨日は暑かった
開田高原でも
最高気温が
30℃を超え!


今年も
開田高原で
ヒメシジミに
出会うことが
できました。


翅を広げると
25mmほどの
小さな蝶です。


日本全国で
見られますが
採集をしていたころ
関西で見た記憶が
ありません。


開田高原では
梅雨の晴れ間
農道沿いの草はら
草原でちらちら
飛び回っています。

(茶色っぽい方がヒメシジミの雌です)

小さい蝶ですので
意識して
見ていないと
見過ごしてしまうことも
多いと思います。


開田高原の散歩道
ヒメシジミが
見られる場所は
局地的で
知っているだけで
三か所しかありません。


ムラサキツメクサ
ハルジオンなど
色々な花で
吸蜜しています。


花だけでなく
獣糞にも
たくさん集まります。


大好きな蝶で
歩くことを忘れ
道端で
寝転ぶようにして
写真を撮っています。


梅雨のこの時期に
活動するヒメシジミ
子孫を残すのも
大変だと思います。











シジュウカラ ただ今子育て中

2023-07-03 07:19:51 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス  今朝の最低気温 12.6℃  昨日の最高気温 28.5℃
木曽町新開     午前7時の気温 17.0℃  今朝の天気   晴れ

「シジュウカラ 本日出そうですよ」
案内所から
ラインで
連絡をもらった。

すぐ車で
駆け付けたが
一羽の雛は
巣立った後。

親が外で
盛んに鳴いた後
顔を出した雛は
すぐに
飛び出たそうだ。


巣の近くで
カメラで
狙っていたが
二羽目の雛は
顔さえ出さない。


餌を運んできた親は
飛び出るとき
雛の出した糞を
くわえていて
遠くに捨てに行く。




糞をくわえたまま
入念に巣箱の下を
観察する
天敵のヘビへの
注意は怠らない。




観察していた
コムクドリは
アオダイショウに
やられてしまった。
(コムクドリ悲劇 何とも残酷な自然界!でアップ済み)


よく無事に
雛の巣立ちまで
こぎつけたものだ
シジュウカラご夫婦の
努力の賜物だ!


何とか無事に
すべての雛が
巣立ってほしい!