木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

でっかいぞ! オオナンバンギセル

2022-08-31 07:50:37 | 木曽Now

大阪アメダス   今朝の最低気温 25.2℃  昨日の最高気温 32.3℃  天気 晴れ
開田高原アメダス 今朝の最低気温 18.5℃  昨日の最高気温 25.2℃

名神高速工事中のため
いつもより
2時間近く
時間がかかりましたが
無事大阪に戻りました。


しばらく
開田高原からの写真で
お付き合いください。




開田高原には
茅場が多い
いわゆる
ススキ野だ。


全国的には
放置されている所が
多いようだが
開田高原の茅場は
今も秋になると
業者によって
刈り取られている。


木曽茅と呼ばれ
全国から
注文が来るそうだ。


この時期
ススキの近くを
歩く時は
ナンバンギセルが
生えていないか
いつも注意して
歩いている。


先日
見つけてしまいました!
それもオオナンバンギセル!
デッカイ!
ナンバンギセルに比べても
数倍の大きさです。


もう何年も
同じ場所を
歩いていますが
見つけたのは
初めてです。


今年は
例年になく
ススキの生えている
場所まで草刈りが
行われたからでしょうか?


ススキなどの
イネ科の植物の根に寄生
光合成を全く行わない
全寄生植物です。


ナンバンギセルと
違って
標高の高い所で
生育します。


伊吹山で
初めて出会って以来
何十年ぶりの再会。


開田高原で
見つけられたことが
とても嬉しいです
大切にしたいですね!








 




この木なんの木 気になる木 イソノキ

2022-08-30 06:22:51 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 17.5℃  昨日の最高気温 26.1℃       
木曽町新開      午前6時の気温 17.5℃    今朝の天気 雨

この~木なんの木 気になる木
有名なCMソングですが
この木と言うのは
ハワイのオアフ島にある
モンキーポッドと言う
木だそうです。


先日以来
果実が色づいてきた
気になる木が
あります。


開田高原を
歩いていると
あちらこちらに
この木があることに
気がつきます。


実ができている
と言うことは
花が咲いていたはずです。


よく通っている所ですが
花にはまったく
気が付きませんでした。


例のGoogleレンズに
聞いてみると
Rhamnus alnifolia
と訳の分からない
植物名が
表示された。


何でも
クロウメモドキの
仲間らしい。


先日紹介した
クマヤナギと
同じ仲間。


よくよく
この木を見ると
互生は互生でも
2対ずつ葉が
左右に付く
コクサギ型葉序!


ネットで
クロウメモドキ科
コクサギ型葉序で
検索すると
一発でイソノキと
出てきた。


何とも
便利な世の中に
なったものだ。


しかし
磯辺でもない
山の中で
なぜに磯の木?!


クロウメモドキの仲間は
なかなかユニークな
木が多い気がする。


ケンポナシ
クマヤナギ
ネコノチチなど
変わった名前が
多すぎる!


大阪に
戻りますので
コメント欄
閉じています。






ただ今お食事中 トビ

2022-08-29 06:23:05 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温 11.3℃  昨日の最高気温 21.6℃       
木曽町新開      午前6時の気温 11.5℃    今朝の天気 曇り



久しぶりに
諏訪湖岸を
歩いてきました。


こちらでも
鳥は夏枯れだろうと
予想はしていましたが
鳴き声すら
聞こえませんでした。


見かけるのは
カルガモだけ
暑い中
釜口水門を通り抜け
対岸まで歩きました。


唯一撮れた鳥が
トビでした
それもお食事中!


ひものような
長いものを
脚でつかみ
堤防上に
舞い降りました。


倍率を上げてのぞくと
ヘビ?ウナギ?
よく分かりませんが
とにかく長いものです。


鋭い嘴で
食べ始めます
脚でしっかり
押さえて
嘴で食いちぎります。


飲み込んだら
鋭い眼光で
辺りを見渡します。


誰にも
横取りさせないぞ!
そんな気迫が
感じられます。


写真を撮って
動画でも撮って
飽きずに眺めて
長い時間経ちました。


それでも
まだ食べ続けているので
こちらが根を上げ
歩き始めました。


かなりの距離
歩いて
Uターンして
その場所に
戻ってみました。


まだ
同じ所にいましたが
満足そうな顔を
していました。







三年とうげとヌルデ

2022-08-28 06:22:14 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 16.9℃  昨日の最高気温 23.8℃       
木曽町新開      午前6時の気温 17.0℃    今朝の天気 曇り

ある所に、三年とうげとよばれるとうげがありました。
あまり高くない、なだらかなとうげでした。 
春には、すみれ、たんぽぽ、ふでりんどう。とうげからふもとまでさきみだれました。
れんげつつじのさくころは、だれだってため息の出るほど、よいながめでした。
秋には、かえで、がまずみ、ぬるでの葉。とうげからふもとまで美しく色づきました。


これは
小学校3年
国語教材(光村図書)に
取り上げられている
『三年とうげ』の一部です。


転ぶと三年しか生きられないと言い伝えられていた「さんねん峠」で
思いがけず転んだおじいさんをトルトリという少年が
知恵を働かせて救い長生きさせるというお話です。


ぬるでの木のかげから
おもしろい歌が
聞こえてきましたなど
ヌルデの木が
効果的に
民話の中で
使われています。


そのヌルデの花が
今開田高原で
咲いています.。


ヌルデはウルシ科で
秋になると
カエデなどに先駆けて
黄葉します。


花は枝先に
白っぽい花を
円錐状に
咲かせています。


雌雄異株で
雄花雌花とも
萼片も花弁も5枚。


雄花は
花弁が反り返っているので
雄しべが
飛び出しているように
見えます。


雌花は
3裂した黄色い
柱頭が目立ちます。


また
子房がピンク色を
しているので美しく
遠目でも
雌株だと分かります。


突然
民話の話でしたが
写真を撮っていて
三年とうげの民話を
思い出しました。


フシノキ
カチノキ
お歯黒の話など
また別の機会に
譲りたいと思います。





スジグロチャバネセセリ なかなか綺麗な蝶

2022-08-27 06:17:59 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温 16.1℃  昨日の最高気温 25.6℃       
木曽町新開      午前6時の気温 16.5℃    今朝の天気 晴れ



晴れたら
開田高原で
捕虫網を
持った人を
よく見かける。


5月の連休の頃なら
ギフチョウ採集で
分かるのだが
夏のこの時期
何を採っているのだろう?


「何を採集されているのですか?」
出会った方に聞くと
口をそろえて
アカセセリ
とおっしゃっる。


もちろん
名前は知っているが
セセリは
どちらかと言うと
蛾に似た地味な蝶。


見つけても
「セセリかぁ?!」
いつもスルーしていた。


アカセセリ
と聞いて以来
セセリチョウを
見つけたら
注意深く眺めて
写真も
撮るようになった。


このセセリチョウ
スジグロチャバネセセリ
なかなか
スマートで美しい
チョウではないか?


調べてみると
各地で準絶滅危惧種に
指定される
珍しい蝶のようだ。


よく似た
ヘリグロチャバネセセり
(この蝶も準絶滅危惧種)
との区別点も
詳しく載っていた。


翅脈の形状から
スジグロチャバネセセリと
判断したが
間違っていたら
ご指摘ください。


これからは
セセリチョウも
区別差別せず
仲よくしたいと思う
アカセセリにも
出会ってみたい!




クマヤナギ 怖い名前の木です

2022-08-26 06:20:26 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 16.9℃  昨日の最高気温 24.7℃       
木曽町新開      午前6時の気温 17.5℃    今朝の天気 晴れ

先日は
クマと遭遇したことを
アップしましたが
今日もクマの話題。


開田高原を
歩いていると
この時期
赤黒い実が
目につきます。


クマヤナギ
何とも恐ろしい
名前がついています。


大きな木に
絡みつく
蔓植物です。


蔓が丈夫なので熊
葉がヤナギのようなので
熊柳だそうです
何だか少し
無理がありそうですね。


確かに蔓は
丈夫そうです
それもそのはず
雪国のかんじきに
使われたり
乗馬の鞭として
使われるとか。


珍しいことに
果実と同時に
小さな花が
見られます。


花は蕾の先が
少し開くだけで
まったく
目立ちません。


分厚そうな萼の内側に
申し訳なさそうな
花弁がのぞいています。


果実が熟すのに
丸一年かかるので
赤い果実と花が
同時に見られると
いう訳です。


クマヤナギの葉は
虫こぶだらけで
いかにも
汚い感じがします。


クマヤナギハフクロフシ
と言う虫こぶで
クマヤナギトガリキジラミ
と言う虫が
作るそうです
舌を噛みそう!(笑)


この実も
クマの大好物
ウワズミザクラのそばの
クマヤナギの実が
日ごとに減っていきます
多分クマが食べていると
思っています
クマが食べるヤナギで
クマヤナギ?!









 

カルピスジュースの餌台に

2022-08-25 06:26:44 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温 19.9℃  昨日の最高気温 29.0℃       
木曽町新開      午前6時の気温 20.0℃    今朝の天気 雨

今年も
カルピスで作った
虫用の餌台を
設置している。


目的は
オオムラサキを
呼ぶためなのだが
今年はまだ
見ていない。


この餌台に
やって来る
昆虫を紹介する。


まずは昆虫の王様
カブトムシ
毎日どこからともなく
やって来て
餌台を独占している。


立派な角を持つ雄と
か弱そうな雄の2頭が
ずっと
居座っている。


雄2頭は
居心地がいいのか
一週間程
泊まり込んでいる。


雌のカブトムシも
仲間に加わり
賑やかだ。


次は
緑色の宝石
アオカナブン。


エメラルドや
オパールに
例えられる
美しい甲虫。


数は多くないが
毎年
必ずやって来る
昔関西でも
たくさんいたのだが。


肝心のオオムラサキは
見ませんが
キベリタテハが
蝶では常連。


絶えず翅を
動かしているので
なかなか
静止した写真が撮れず
証拠写真だけ。


写真はないが
スミナガシ
ルリタテハも
時々見かける。


滞在する間に
オオムラサキの姿を
ぜひ見たいものだ。


本日
コメント欄
閉じています。






ナンバンハコベ 花期の長い花

2022-08-24 06:35:06 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 17.6℃  昨日の最高気温 24.9℃       
木曽町新開      午前6時の気温 18.0℃    今朝の天気 晴れ

ナンバンハコベ
何となく
異国情緒漂う
名前と風貌ですが
れっきとした
在来種です。


開田高原を
歩いていると
かなりの頻度で
見かけます。


茎は蔓状で
他の植物に
絡みつき
広がっていきます。


ナデシコ科で
蔓植物は
珍しいと思います。


蔓の根元では
大きな緑色の果実が
見られます。


先端にはまだ
たくさん蕾が
残っていて
花期は長いようです。


花は
先が大きく切れ込んだ
花弁が5枚あり
途中で外側に
急に反り返っています。




受粉が終わると
まとまっていた花が
広がって
何となく
だらしなく見えるのは
私だけか?


先日
よく似ていると
投稿した
シラタマソウ
綺麗に
草刈りされていました。





ウォーキング中 クマに遭遇!

2022-08-23 06:34:09 | 動物

開田高原アメダス   今朝の最低気温 18.5℃  昨日の最高気温 28.3℃       
木曽町新開      午前6時の気温 19.5℃    今朝の天気 曇り

散歩中
ウワミズザクラの木に
登っている
クマに遭遇しました。



(クマが上る前のウワミズザクラ)

先日
案内所の職員さんが
犬の散歩で
ウワミズザクラの
実を食べている
クマを目撃されていました。



(クマが上った後のウワミズザクラ)

その木は
枝が折られて
熊棚のようになって
熟した黒い実は
ほとんど
なくなっていました。


それ以来
その道を
毎日のように
歩いていて
昨日ようやく
出会えました。


目が合ったとたん
大慌てで後ずさりして
河原に
滑り落ちていきました。


その素早さに
カメラは
追いつきません。


しばらく
探しましたが
少し離れた草むらで
ミゾソバ?の葉を
盛んに食べている
クマを見つけました。


こちらに
気づいているのか
いないのか
大きな口を開け
夢中で食べています。


川沿いの農道から
クマまでの距離は
10mなかった
と思います。


もしこの道まで
上ってきたとしても
充分逃げられる
時間はあると思って
腰を据えて
動画を撮り始めました。


体が半分以上
隠れているせいか
安心して
草を食べているようです。


なかなか
クマの全身が見えず
移動して
撮影しても
逃げる気配は
ありません。


時々
草のすき間から
ひょうきんな顔が
のぞきます。


満足したのか
ゆっくり向きを変え
川の方に向かって
茂みの中に
消えていきました。


実は
この後にも
別のウワミズザクラに
上っているクマに
出会いました
同じクマかは
確認できません
一日二回出会うのは
初めてのことです。










オミナエシとオトコエシ

2022-08-22 06:24:24 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 17.6℃  昨日の最高気温 26.9℃       
木曽町新開      午前6時の気温 18.5℃    今朝の天気 晴れ


「元始女性は太陽であった」
これは女性解放運動の
先駆者平塚らいてうの
言葉です。


まさに
植物の世界でも
女性は太陽なのです。


女郎花は
広々とした草原で
明るい黄色い花を
咲かせています。


それに引き換え
男郎花は
どうでしょう?


薄暗い
じめじめした森蔭で
ひっそり地味な
白い花を
咲かせています。

(わざとアンダー目に撮っています。(笑))

何度となく
女郎花と男郎花を
ブログで
取り上げてきました。




いつもながら
秋の七草として
有名な女郎花に比べ
男郎花は
いかにも
地味すぎます。




この時期
森の中で
男郎花を見ると
その存在感を
ぜひ発揮してほしいと
願うばかりです。




唯一存在感が
あるとすれば
男郎花の果実は
女郎花にない
立派な翼を
持っていることでしょうか?


私は
男郎花を
いつも応援しています。