木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ギフチョウ 蛹化始めました

2019-06-30 08:01:26 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温  17.0℃     昨日の最高気温  23.7℃
木曽町新開      午前8時の気温  19.0℃     今朝の天気    強い雨(大雨警報発令中)

昨日の木曽は
昼前から雨が
降り始め
昼からは本降りの
雨になりました。


昨夜からは
断続的に強い雨が
降り続いています。



大阪に連れて帰っていた
ギフチョウの飼育ケースを
また木曽まで
運んできました。

(2019,5,7撮影)

大阪を発つ前日から
蛹化を始めていた子たち
車の振動で
帯糸が切れないかと
心配しましたが
植木鉢のかけらに
しっかりくっついています。


あと1頭をのぞいて
すべて蛹化したことに
なります。


幼虫の孵化から
蛹になるまで
約22日かかりました。


これから来年の
4月末まで
約10か月蛹で
過ごすことになります。


昨年(2018.6.15)
ギフチョウ最後の脱皮を
撮影できましたので
再掲しておきます。















ヤブガラシ 嫌われ者

2019-06-29 08:01:40 | 日記

開田高原アメダス   今朝の最低気温  15.3℃     昨日の最高気温  21.6℃
木曽町新開      午前8時の気温  18.0℃     今朝の天気    曇り

G20開催の大阪をあとに
木曽にやってきました。


昨夜遅く
到着したので
大阪で撮影した植物を
アップします。



植物の好きな方は
ヤブガラシと
聞くだけで
嫌い!
と言われるでしょう!


繁殖力の強い
つる植物で
マントのように
覆いかぶさり
藪をも枯らすと言うのが
名前の由来。


散歩道の公園では
アベリアの植え込みに
ヤブガラシが
絡みついている。


夏の雑草の代表格
嫌われ者
いや嫌われ植物なのだが
じっくり見てみると
花が実に美しい。


3種類の花が
咲いているのが
お分かりだろうか?


オレンジ色の花と
ピンク色の花。


どちらも
角のような
雌しべが一本
真ん中に立っている。


しかしよく見ると
オレンジ色の花にも
2種類の花がある。


数は少ないが
花盤のまわりに
4本の雄しべが
立ち並ぶ花だ。


3種類の花が
あるのではなく
一つの花が
成熟しながら
変化しているのだ。


咲き始めの花は
花盤がオレンジ色で
4本の雄しべがある。


時間の経過とともに
雄しべや花弁が落ち
オレンジの台に乗った
ロウソクのような
花盤だけの花になる。


初めの花より
たくさんの蜜を
出しているようだ。


その後
花盤はピンク色になるが
まだ蜜を出し続けている。


人間にとって
ヤブガラシは
目の敵なのだが
虫たちにとって
これほどありがたい
植物はない。


虫は雄しべ雌しべを
かき分けて
花の奥まで
潜り込む必要はない。




蜜のありかを
探すどころか
さあどうぞと
言わんばかりに
テーブルの上に
ご馳走が並んでいる。


花の上を移動しながら
満腹になるまで蜜を
楽しめる。


虫の目線になると
植物の見方も
少しだ変わるかも
しれませんね。










コムラサキ

2019-06-28 07:44:33 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  23.2℃   昨日の最高気温  26.1℃   天気  曇り
開田高原アメダス  今朝の最低気温  16.4℃   昨日の最高気温  19.1℃

公園で
コムラサキの花が
咲いています。


枝の根元から
先に向かって
花が咲き上っていきます。



3mmほどの
小さい花ですが
よく見ると
とても美しいです。


雄しべと雌しべは
4裂した花冠より
飛び出しています。


それに
黄色でよく目立つ葯は
雌しべの柱頭から
顔をそむけるように
外を向いているのが
面白いです。


この時期の
コムラサキの花と
秋の実を見るのが
楽しみでもあります。


花色と秋の果実の色が
似ている植物も
めずらしいですね。



梅雨入りしたとたん
雨ばかりで
うんざりします。


大阪はG20で
大変なことになっています?!








アオメアブ 今年も出会えました

2019-06-27 07:40:10 | 昆虫など

大阪アメダス    今朝の最低気温  24.5℃   昨日の最高気温  30.3℃   天気  雨
開田高原アメダス  今朝の最低気温  14.5℃   昨日の最高気温  24.5℃

大阪は昨日ようやく
梅雨入りしました。



公園の草原で
今年もアオメアブに
出会えました。


多分この辺りでは
小さな昆虫を狩る
名ハンターでしょう。


素早く飛ぶ昆虫を
空中で捕獲する
太くて長い脚。


背中がこぶのように
盛り上がって見える
胸部の筋肉は
高い空中戦の
能力が分かります。


アオメアブは
髭もじゃの顔に
ついている口で
捕まえた昆虫の体液を
草などにとまって
ゆっくり吸い取ります。


緑と赤に輝く大きな目が
とても綺麗ですが
この目で近くを
通った獲物を認識し
急襲するのでしょう。


逃げられないように
少しずつカメラを
近づけてシャッターを
切りました。


更にアップで
美しい複眼を
狙ったとたん
目にもとまらぬ速さで
飛び去られました。










アメリカオニアザミその後 日本版柳絮舞う

2019-06-26 07:57:29 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  22.0℃   昨日の最高気温  31.5℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   7.0℃   昨日の最高気温  24.1℃
(開田高原の最低気温7.0℃は今日の国内最低でした)


アメリカオニアザミが
そろそろ綿毛を
飛ばす頃だろうと
近所の空き地に
行ってみました。


この写真
何だか分かりますか?


すごいことになっています!


空き地は雑草に
覆われているのですが
そのすき間と言うすき間に
アメリカオニアザミの
大きな綿毛が
入り込んで
一面雪景色みたいです。


まだ小さい蕾も
残っていますが
ほとんどの花が
綿毛になって
草の間に入り込んでいます。


写真で雰囲気を
伝えるのは
難しいのですが
この暑い最中
背中がぞくぞくとする
光景です。


強い風が吹くと
一斉に綿毛が
舞い上がり
大きな綿毛が
飛んで行きます。


中国北京では春
柳絮(りゅうじょ)と呼ばれる
柳の綿毛が大量に
舞うそうですが
まるで日本版
柳絮のようです。


中国では
春の訪れを告げる
風物詩で幻想的なのだが
吸い込むと呼吸器に
障害を起こしたり
地上に積もったものは
燃えやすくて
火災の危険があると言う。


日本のアメリカオニアザミの綿毛が
何か災いをもたらさなければ
いいのですが・・・。




タチアオイ 梅雨を知らせる花が

2019-06-25 07:47:32 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  19.7℃   昨日の最高気温  28.5℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   8.2℃   昨日の最高気温  17.8℃

梅雨入りと
梅雨明けを
知らせる花と言われる
タチアオイ。

(2018.5.28撮影)

梅雨入りの頃
花が咲き始め
てっぺんまで
花が咲くと
梅雨が明けると
言われています。

(2018.5.28撮影)

そのため
別名が「梅雨葵(つゆあおい)」。


さすがの梅雨葵も
最近の気候には
混乱しているようです。


近畿地方は
まだ梅雨入りさえ
していません。


それなのに
タチアオイは
たくさん果実を
つけています。


割れた果実を
上からのぞいてみると
円形にきれいに
種子が並んでいます。


どこか
バームクーヘンにも
似ています。


いつでも
旅立つ準備は
できているようです。


種子のまわりには
翼があり
まるでホタテ貝!


強い風が吹けば
遠くまで
飛ばされるのでしょう。


大阪の梅雨入りは
木曜日くらいに
なりそうです。


一番遅い梅雨入りの
記録を更新しそうです。







ランタナも蜜源植物です

2019-06-24 07:42:28 | 昆虫など

大阪アメダス    今朝の最低気温  20.1℃   昨日の最高気温  26.6℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  13.4℃   昨日の最高気温  22.8℃

先日
ヒメイワダレソウを
紹介しましたが
散歩コースの公園で
蜜源植物と言えば
ランタナを
外すわけには
いきません。


春先から秋遅くまで
花が咲き続け
昆虫たちの
貴重な蜜源に
なっています。


この日も
カメラを用意して
待っていると次々
蝶がやってきます。


一番頻繁に
やってくるのは
アゲハチョウです。


せわしなく翅を
動かしながら
いつでも
飛び立てる態勢で
口吻を伸ばしています。


その合間に
モンシロチョウや
キチョウも
やってきます。


この子たちは
完全に翅を休め
安心して
蜜を吸っています。


すぐそばまでカメラを
近づけない限り
逃げることはありません。


羽音がして
カメラから
目を離すと
クマバチが
やってきて
肥満体?の体を
ぶら下げて
吸蜜します。


クマバチが
やってくると
蝶はピタリと
来なくなります。


クマバチが去ってひと段落
ランタナの茂みをのぞくと
ツマグロヒョウモンが
ランデブーの最中でした。


そーうとカメラを
近づけて数カット撮影し
邪魔しないように
その場を離れました。



ヒイラギ 今年は豊作です

2019-06-23 07:48:01 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  20.8℃   昨日の最高気温  31.3℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  10.2℃   昨日の最高気温  21.6℃


我が家に
亡き母が残してくれた
小さなヒイラギの
木が一本あります。


大昔私が
山から引いてきたものを
母が植えたものです。


母が亡くなって丸4年
何とか枯らすことなく
育っています。


ヒイラギの
雌花の写真が
撮りたくて
ご近所を探しまわり
結局我が家の木が
雌株だと分かった話は
ブログ「ヒイラギ雌株 灯台下暗し」
以前書きました。


今年は
木曽にヒイラギの種を
蒔こうと思ったので
花が咲いた時
ご近所の雄花を
1輪いただいて
人工授粉をしました。


するとどうでしょう!
今年はヒイラギの
果実が大豊作。


小さい木が
弱ってしまわないかと
心配になるほど
たくさんの果実が
できています。


人工授粉
恐るべしです。


散歩道にある
ヒイラギナンテンにも果実が
たくさんできていましたので
比べて見ました。




ヒイラギの果実も
中の種子も
ずいぶんと
大きいことが
分かりました。



ツルバキア 便利な世の中です

2019-06-22 07:51:06 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  22.7℃   昨日の最高気温  30.9℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  11.8℃   昨日の最高気温  25.0℃

散歩道の公園で
見たことのある花に
出会った。


カタカナの花名は
出てこないが
確か別名〇〇フタモジ
だったような気がする。


二文字と言う花名が
どこか印象に
残っている。


アガパンサスを
小型にしたような花で
色合いもそっくりだ。


違うとすれば
蕊がアガパンサスのように
突き出していない。


それにスイセンのように
副花冠があるのが
特徴だ。


葉をちぎって見ると
ニラのような
独特の匂いがする。


写真を数枚撮るのも
もどかしく
家に帰り
『フタモジ』で
検索をかけてみた。


ビンゴ!
フタモジは
ニラの女房詞
次は
『フタモジ ニラ』で検索
瑠璃二文字は花の名前です
と出てきた。


古代にネギのことを
「岐(き)」と一文字で
書いたので
ヒトモジ。


ニラは「爾良(にら)」と
二文字で書いたので
フタモジと
呼ばれたそうである。


したがって
ルリフタモジは
瑠璃色をしたニラ
と言うことになる。


カタカナの花名は
ツルバキアだった
ツルバキア・ビオラセア。


ツルバキアも
ルリフタモジの由来も
完全に忘れていた。


〇〇フタモジだけでも
頭の片隅に
残っていたのは
我ながらあっぱれだ!


つくづく
便利な世の中に
なったことを
実感する。


ちなみに
ツルバキアは
南アフリカ原産
沖縄では
オキナワハナニラと
呼ばれているそうだ。


そう言えば
ハナニラの花にも
よく似ている。





ヒメイワダレソウ ほどほどが一番

2019-06-21 07:50:16 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  23.4℃   昨日の最高気温  31.2℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   8.6℃   昨日の最高気温  24.5℃

散歩道の終点
Uターンする公園で
絨毯のように咲く
花が目立つている。


地面を這いながら
小さな白っぽい花を
たくさん咲かせている。


花の形は
ランタナの花に
よく似ている
ヒメイワダレソウだ。

(ランタナにとまるモンシロチョウ)

それもそのはず
どちらも
クマツヅラ科の花。


ひとつの花ではなく
いくつかの花が集まり
まわりから
中央部に向けて
咲き進む。


花の中央部分には
黄色やピンクの部分もあり
よく見ると可愛い花だ。


グランドカバー植物として
販売もされているが
陽当たりの良い庭など
植えると広がりすぎて
始末に悪いそうだ。


この公園では
人に踏まれるせいか
それほど生育場所を
広げていない。


何ごとも
過ぎると嫌われる
ほどほどが一番だ。