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百日紅(ひゃくじつこう)

2016年06月24日 06時16分58秒 | 日記
真夏の花
サルスベリが
咲きだしています。


サルスベリの花は
何となく複雑そうな
顔をしています。


6つのV字形の萼の間から
長い軸が伸びており
その先に縮れた紙のような
花弁があります。


花の中心には
黄色い葯の
短い雄しべが
かたまっています。


その回りに
6本の釣り針の形をした
長い雄しべがとり囲んでいて
葯は下を向いています。


ツユクサは
3種類の雄しべを
持っていましたが
サルスベリは2種類の
雄しべを持っています。

短い雄しべの中から
太くて長いやはり
釣り針形の雌しべが
伸びていて同じように
柱頭も大きく曲がって
下向きになっています。


雄しべの葯も
雌しべの柱頭も
下向きなのはどうしてなのでしょう?


美しく目立つ花弁と
短い雄しべの花粉で
昆虫を呼びよせています。

蜜を吸っている間に
下向きの雄しべの花粉が
昆虫の背中につきます。

次訪れた花で背中が
下向きの雌しべに触れて
受粉しているのです。


明日はどうして百日紅と
呼ばれるのか考えてみたいと思います。