「日々進歩を願って!」mariさんの
リクエストにお応えして
ヘクソカズラを取り上げます。
名前はとても気の毒ですが
とても可愛い花をつけます。
花の回りは白いフリルのようで
中心部は紅紫色していて
緑の中でよく目立ちます。
花を上からのぞくと
長い毛が密生していて
よく見えませんが
白い糸状のものがのぞいています。
花の断面を見ると
内側も紅紫色で
基部の小さい子房から
ひょろ長く伸びた2本の花柱が
目立ちます。
のぞいていた白いものは
花柱でした。
雄しべは4~5本ありますが
花糸は短くどこから出ているか
確認できません。
花のつくりを解説した本には
萼に花外蜜腺があると
記述されていますが
ルーペで見てもこれだと
確証は持てませんでした。
ヘクソカズラあれこれ
臭いニオイは
メルカプタンという
ガスだそうです。
葉や茎ががちぎられたりして
細胞が傷つくと
独特のにおいをまき散らします。
葉を食べたり
茎の汁を吸ったりする虫を
寄せ付けないためなのです。
花の中心が
お灸のあとに似ているため
「ヤイトバナ」とか
花の形が
早乙女がかぶる笠に似ているため
「サオトメカズラ」
「サオトメバナ」
と呼ばれます。
万葉集(巻16)では
高宮王(たかみやのおおきみ)が
ざふけふに
延(は)ひおほとれる
屎葛(クソカズラ)
絶ゆることなく
宮仕へせむ(ざふけふ=サイカチと言われています)
と詠われ
ヘクソカズラは「クソカズラ」として
知られていたようです。
リクエストにお応えして
ヘクソカズラを取り上げます。
名前はとても気の毒ですが
とても可愛い花をつけます。
花の回りは白いフリルのようで
中心部は紅紫色していて
緑の中でよく目立ちます。
花を上からのぞくと
長い毛が密生していて
よく見えませんが
白い糸状のものがのぞいています。
花の断面を見ると
内側も紅紫色で
基部の小さい子房から
ひょろ長く伸びた2本の花柱が
目立ちます。
のぞいていた白いものは
花柱でした。
雄しべは4~5本ありますが
花糸は短くどこから出ているか
確認できません。
花のつくりを解説した本には
萼に花外蜜腺があると
記述されていますが
ルーペで見てもこれだと
確証は持てませんでした。
ヘクソカズラあれこれ
臭いニオイは
メルカプタンという
ガスだそうです。
葉や茎ががちぎられたりして
細胞が傷つくと
独特のにおいをまき散らします。
葉を食べたり
茎の汁を吸ったりする虫を
寄せ付けないためなのです。
花の中心が
お灸のあとに似ているため
「ヤイトバナ」とか
花の形が
早乙女がかぶる笠に似ているため
「サオトメカズラ」
「サオトメバナ」
と呼ばれます。
万葉集(巻16)では
高宮王(たかみやのおおきみ)が
ざふけふに
延(は)ひおほとれる
屎葛(クソカズラ)
絶ゆることなく
宮仕へせむ(ざふけふ=サイカチと言われています)
と詠われ
ヘクソカズラは「クソカズラ」として
知られていたようです。