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百日紅と名づけられたわけは?

2016年06月25日 06時16分40秒 | 日記
百日紅と言う名前は
百日も長い間
花が咲き続けることから
つけられた名前です。


ではどうして百日間も
咲き続けるのでしょう?

実は
同じ花が百日咲き続ける
わけではありません。


咲き終わった枝先に
新しい花が次々咲いていくので
長い間咲いているように
見えるのです。




「朝顔や 釣瓶とられて もらひ水」
の俳句で有名な
加賀千代女は百日紅を
「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」
と詠んでいます。
まさに次々と咲いていく様子を
うまく詠んだ俳句だと思います。

もうひとつ長く咲いている
秘密があります。

サルスベリの花は
V字形に裂けた萼の間から
花弁が伸びています。


雄しべや雌しべの役割が
終わった花でも
花弁は散らずに残っています。
V字形に裂けた萼が閉じて
花弁を挟んでいるため
花弁が落ちずに
長い間残るのです。






真夏の炎天下
元気に咲き続けるサルスベリを
見上げたら
この事をぜひ思い出してください。