木曽Now

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嫌われものですが

2016年06月15日 06時16分15秒 | 日記
川沿いの植栽の間に
白い花が転々と見えています。




近づいて見ると
茎や葉の裏に鋭いトゲをもつ
「ワルナスビ」です。


北アメリカ原産で
日本には古くから
畑の雑草として
入ってきています。

花弁は5裂しており
ナスビの花とよく似ています。


黄色いバナナのような
雄しべが5本あり
その先の小さな穴から
長期間花粉を
出し続けます。


花が上向きに咲いていても
花粉が雨に濡れにくい
構造です。

雌しべは
バナナのような雄しべより
長くつき出し
花粉を受け取りやすく
なっています。(長花柱花ちょう かちゅう か)


ところが
たくさん花を調べていると
雌しべが目立たない花もあるのです。(短花柱花たん かちゅう か)






これも自家受粉を防ぐ
工夫だと思います。


kazuyoo60様をはじめ
たくさんの園芸好きの方の
迷惑になっている
植物だと思います。
ワルナスビになりかわり
お詫びいたします。(笑)

親のいないカルガモの雛 その後

2016年06月13日 06時18分32秒 | 散歩道の鳥たち
木曽からもどって
川沿いの散歩道で
カルガモの親子
親のいないカルガモの雛を
探していましたが
見つかりませんでした。
その代わり奇妙なものを発見!



ブロックを3個重ねた家?
カラス避けの目玉模様?

ご近所の方が
天敵から雛を守るために
お孫さんとでも作ったのでしょうか?
そうだと勝手に想像し
散歩の距離を延ばして
探していました。


いました!
今朝発見しました。







8羽いたのが5羽に
減っていましたが
近所の方や通行人の方に見守られて
無事育っていました。

やんちゃ坊主らしく
なかなか5羽同時に
モデルにはなってくれません。

親と一緒にいた雛は
無事巣だったそうです。
よかったですね!


もうひとつ
嫌な物を見つけたました。

やっぱり仕事第一なのですね!?

6月3日頃のカルガモの様子← クリック

最近見かけなくなりましたが・・・

2016年06月12日 06時33分04秒 | 日記




夏の代表的な花カンナ。
昔は公園など至るところで
見かけました。
最近とんと見かけなくなりました。

散歩道の公園で
細々と咲いていますので
今日はカンナの花を
のぞかせてもらいます。


花を横から眺めますと
根元に小さな萼が見えます。
とすると5枚ある黄色の花弁と
小さな萼の間にある
3枚のロケットみたいな形のものは・・・?


花の中を見ると
真ん中に細長いヘラ状のものがあります。
これは間違いなく雌しべ。






すぐ横に花粉を出している
葯がありました。
でも一番内側5枚目の花弁に
くっついています。
5枚目の花弁が雄しべなのです。
そしたら残り4枚は何?
謎がますます深まります。


図鑑でカンナの花のつくりを
調べました。
カンナについては
記載されていませんでしたが
花カンナの原種ダンドクについて
記述がありました。

「小さな目立たない3枚の萼
目立たない花弁が3枚。
花弁状に変化した雄しべのうち
内側の1枚に葯があり花粉を出す。

つぼみの間
葯は花柱にピッタリくっついており
開花時
花柱にベッタリと花粉がつくこと有。(要約)」


謎が解けました!!

5枚ある花弁は
雄しべが変化したものだったのです。
外側の4枚は葯が退化していたのです。

まったく目立たないロケット形のものが
本物の花弁だなんて
植物は不思議です。

どこから来てどこへ帰るの?

2016年06月11日 06時10分57秒 | 散歩道の鳥たち

最近ひんぱんに
目にするようになりました。
シラサギ
アオサギにまじって
潜水して魚を捕食します。








カワウは群れで行動するのかと
思っていましたが
いつも一匹です。

どこからやって来て
どこへ帰るのでしょう?

何年か前
堺市(大阪府)のため池のまわりで
カワウの糞害(悪臭)がひどいと言う
ニュースを見ましたが・・・。

「琵琶湖で一番腕のよい漁師」
と異名をとるカワウです。
さすがにシラサギも
アオサギも真っ青です。

琵琶湖の竹生島(長浜市)では
カワウの糞により樹木が枯れて
崖崩れが起き
宝巌寺に被害が出たり
漁業被害で困っていると聞きます。

滋賀県は被害を防ぐため
雛を育てている親鳥を
エアライフルで撃ち殺す対策をとっているとか。

増えすぎたカワウに
責任があるのでしょうか?


長瀬川のカワウが
魚を捕る様子を見ていると
魚は追いかけ回されるだけで
隠れるところも
逃げ込むところもないのです。
川には草木の繁みも
岩かげもありません。




上流の大和川(奈良県~大阪府)の水質がよくなり
魚が増えたただけでなく
カワウが魚を捕食しやすいように
そして数が増えるように
人間が環境を変えてきたのではないのでしょうか?

どこに雌しべと雄しべが・・・。

2016年06月10日 06時30分32秒 | 日記
恥ずかしい話ですが
長い間アヤメの雌しべと雄しべが
どこにあるか知りませんでした。

花を横から見ると
9枚の花弁から
できているように見えます。


一番下で垂れ下がっているのが
外花被片で3枚あります。
その根元に
網目(文目)模様があり
アヤメの名前の由来です。


一番上で垂直に立っている
3枚は内花被片です。


雌しべと雄しべは
どこにあるのでしょう?

網目模様に覆い被さるようにしているのが
雌しべの花柱で
やはり3枚あります。
普通の花の花柱は棒状なのですが
アヤメは花弁状です。


花柱をめくると裏側に
ギザギザした白っぽい部分が
雌しべの柱頭です。
そして雄しべが寄り添うように
ひっついています。
葯の下側から
花粉が出ます。







網目模様は
蜜の場所を示す
蜜標(みつひょう)なのです。

蜜標を目あてに
花にもぐり込んできた虫の背中は
最初に柱頭に触れます。
他の花の花粉がついていたら
受粉します。

蜜までたどり着いて
花から出るとき
雄しべの葯に触れて
背中に花粉をつけて
次の花に飛んでいきます。

少しでも
自家受粉を減らす
工夫をしています。

(木曽にて撮影)


たんぽぽのちえ Part 2

2016年06月09日 06時40分51秒 | 日記
このころになると、それまでたおれていた花のじくが、
またおき上がります。
そうして、せのびをするように、ぐんぐんのびていきます。

なぜ、こんなことをするのでしょう。
それは、せいを高くするほうが、
わた毛に風がよくあたって、
たねをとおくまでとばすことができるからです。


よく晴れて、風のある日には、
わた毛のらっかさんは、いっぱいにひらいて、
とおくまでとんでいきます。













でも、しめりけの多い日や、雨ふりの日には、
わた毛のらっかさんは、すぼんでしまいます。
それは、わた毛がしめって、おもくなると、
たねをとおくまでとばすことができないからです。


このように、たんぽぽは、
いろいろなちえをはたらかせています。
そうして、、あちらこちらにたねをちらして、
新しいなかまをふやしていくのです。

ーおしまいー


「たんぽぽのちえ」のおまけです。

カナダでは
たんぽぽを使った
約束があるそうです。

「日が暮れて
もっと遊びたいと思ったら
たんぽぽの綿毛を吹きなさい
一息で全部吹き飛ばせたら
もう少し遊んでいいよ」
「吹き飛ばせなかったら
すぐ帰ってらっしゃい!」
と言う約束です。

私が胸一杯吸い込んだ息を
思いきり吹いた結果です!

残念ながら
残ってしまいました。

一方通行の風が
いくら強く吹いても
必ず何個か残ります。

違う向きの風を受けて
違う方向に種を飛ばすため
たんぽぽの綿毛は
球形をしていたのです。




たんぽぽのちえ Part1

2016年06月08日 06時36分25秒 | 日記
たんぽぽのちえ 植村 利夫 文(光村図書こくご2年上より)

春になると、たんぽぽの
黄色いきれいな花がさきます。




2、3日たつと、その花はしぼんで、
だんだんくろっぽい色にかわっていきます。

そうして、たんぽぽの花の
じくはぐったりとじめんにたおれてしまいます。







けれども、たんぽぽは、かれてしまったのではありません。
花とじくをしずかに休ませて、たねに、たくさんのえいようを
おくっているのです。
こうして、たんぽぽは、たねをどんどん太らせるのです。

やがて、花はすっかりかれて、
そのあとに、白いわた毛ができてきます。



このわた毛の一つ一つは、ひろがると、
ちょうどらっかさんのようになります。
たんぽぽは、このわた毛についているたねを、
ふわふわととばすのです。
ーつづくー


昨夜遅く無事大阪に着きました。


アルタイルが彦星です。

2016年06月07日 08時01分00秒 | 星・星座
開田高原アメダス  最低気温 12℃
木曽町新開  午前8時の気温 14℃  天気 曇り

先日七夕のおり姫星
ベガを紹介しました。
こと座のベガ ← クリック

今日は彦星(牽牛星)を
紹介します。

夏の星座で
一番明るいベガの
南東方向にある
1等星が彦星
アルタイルです。




ちょうど天の川を
はさむように
二つの1等星は
輝いています。




三横綱の揃い踏み(ベガ・アルタイル・デネブ) ← クリック


梅雨の晴れ間に
夏の大三角を
探してみてください。

天の川が見えない都会でも
大三角の三つの1等星は
見ることができます。

ベガとアルタイルの間に
天の川が流れ
その流れに
大きな翼を広げて
白鳥が飛んでいます。


今日の昼から帰阪します。
来月はゆっくりできるようにします。
ありがとうございました。
木曽からでした。

朴葉(ほうば)巻とハルゼミ

2016年06月06日 08時18分25秒 | 昆虫
開田高原アメダス  最低気温 4.0℃
木曽町新開  午前8時の気温 15℃  天気 晴れ


木曽町で
ハルゼミの鳴く声が
聞こえるようになると
和菓子屋さん
道の駅などで
「ほうばまき」の幟(のぼり)を
目にするようになります。

砂糖を入れて
練った米粉に
餡を入れほうの葉に包み
蒸してあります。



柏餅と違うところは
輪生状のほうの葉を
ばらばらにせず
葉柄ごと利用しています。

買うときは
希望の個数を切って
販売してくれます。

木曽地方で
月遅れの6月の端午の節句に
各家庭で昔から
作られてきた
お祝いのお菓子だそうです。




本来樹木は
ホオノキと書きますが
木曽では古くから
「ほうばまき」と呼ばれていますので
すべて「ほうば」と記しました。

1ヶ月ぶりに
緑のトンネルになった
開田高原の雑木林を
ハルゼミの声を
聞きながら歩きました。
遠くでカッコウの鳴き声も
聞こえました。





こと座は小さい星座ですが

2016年06月04日 23時12分21秒 | 星・星座
開田高原アメダス  最低気温 9.1℃
木曽町新開  午前8時の気温 12℃ 天気 曇り

火星やさそり座が
南の空で見つかったら
頭の上少し東寄りに
明るい星が輝いています。

2016.5.4午前1時01分撮影

こと座の1等星ベガです。
夏の星座で
最も明るい星なのですが
今は火星の明るさには勝てません。

子どものころ
七夕の夜に
おり姫と彦星を
探した方も
多いのではないでしょうか?

こと座のベガは
おり姫星なのです。

7月7日は梅雨の真っ最中
それにおり姫星も彦星も
まだ頭の上まで
昇ってきていません。
やはり七夕祭りは
旧暦が似合うと思います。 


2014.10.28午後10時18分撮影(かなりアップで撮っています)




こと座のベガは
夏の大三角からでも
見つけることができます。

三横綱の揃い踏み(夏の大三角) ←クリック

さそり座の明るい火星です

2016年06月04日 09時30分58秒 | 星・星座
開田高原アメダス  最低気温 2.7℃
木曽町新開  午前8時の気温 14℃

昨夜
遅く木曽に
着きました。

天気予報によると
これから先
天気がよくありません。

疲れていましたが
カメラを取り出し
明るい火星に
レンズを向けました。

6月4日0時48分撮影



5月13日1時25分撮影


5月31日
地球に最接近した
火星です。

5月13日の火星の場所と
比べて見ると
ずいぶん東へ移動しています。

大昔の人は
星座の中をうろうろ惑(まど)う星ということで
「惑星」と名づけたのです。

カルガモ親子 その後のその後

2016年06月03日 06時17分11秒 | 散歩道の鳥たち

最近見かけなくなったので
下流の方まで
散歩の距離をのばしました。

久しぶりの対面です。
ずいぶん大きくなりました。
でもまだ親はしっかり
見守っています。



翌日は
さらに下流で見つけました。





もうこれだけ大きくなれば
6羽とも大丈夫でしょうね。

5月19日頃の親子←クリック

5月24日頃の親子←クリック



ところが先日から大騒ぎ!
人だかりができています。
8羽の赤ちゃんが
泳いでいるのです。
親は見当たりません。

マクドと泳ぐ雛。


人が集まっていてもこわがりません。


怖い顔をした
カワウがニアミス。
人だかりに驚いたカワウの方が
飛び去りました。

皆さんの話を総合すると
近くの池で
親が育児放棄した
雛10羽を見つけ
この川に放したそうです。
一日で2羽不明。
現在8羽が成育中だとか。

親に何があったのでしょう?
育児放棄は
人間社会だけのことでは
なかったのです。




とても興味深い花です

2016年06月02日 06時12分19秒 | 日記

ツユクサは道端や空き地で
普通に見られる花です。
ところがよく花を見ると
なかなか興味深いことが分かります。


花は半円の編笠のような形をした
苞葉の中に入っています。


青い花弁が2枚あるだけのように見えますが
下側に小さい無色の花弁があり
合計3枚あります。




雄しべは6本あります。
奥の3本は鮮やかな黄色で
「π」(パイ)の字のような形をしていますが
花粉を出している様子はありません。

前の方に突き出ている2本の雄しべは
いつもたくさん花粉を出しています。
2本の雄しべの間に
同じ長さの雌しべがありますが
あまり目立ちません。

あと1本の雄しべは
「人」と言う字の形をしていて
ちょうど中間の位置にあります。
花粉は出ています。

お昼頃になると
突き出た雄しべと雌しべは
吹き戻しのようにクルクル巻き戻り
花弁もしおれて萼の中に収まります。


苞葉を開いてみると
咲き終わった花
これから咲く花の蕾
咲き終わって子房が膨らんでいる花が
きちんとはみ出さないように入っています。




どうして雄しべが
三種類もあるのでしょう?

花が咲くときだけ顔を出し
蕾も咲き終わった花も
苞葉の中にしまわれるのは
どうしてでしょう?

興味はつきません・・・。

この花何の花?

2016年06月01日 06時24分05秒 | 日記

散歩の途中
ツツジの植え込みに
白い花が咲いています。

この花何だろう?
蔓に咲いているように
見えるけど・・・

蔓状のものを
引き出してみると
オリズルランです。

昔はどこの家にも
ぶら下がっていたような
気がします。
うちの家にも
確かありました。




蔓に見えたのは
ランナーです。
先っぽに小さな株が
ついています。

以前の植物分類では
ユリ科。
と言うことは
細い花弁状のものが
外花被片。
少し太い目のものが
内花被片。
ということだろう。


花が終わると
ランナーの先に
小さな折り鶴のような
株ができます。
これを植えると
どんどん増えるようです。

どうしてこんなところに
オリズルランが?

野生のはずはないので
きっとここで
オリズルランが植わっていた
植木鉢の土を捨てたのだろう!

自分なりに納得して
散歩を終えました。