ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

大川伝承の会「語り部ガイド」へ市教委が参加

2019-12-20 18:30:35 | 日記
 12月15日。今回で28回目となる大川伝承の会「語り部ガイド」へ小5の娘と参加してきました。私は4回目で娘も2回目の参加となります。

 「今回は取材陣が多いなぁ」と思っていたら、宮城県と石巻市の教育委員会の委員9名が参加するとのこと。

 東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校の児童23人の遺族が、市と県に約23億円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は10月11日までに石巻市と宮城県の上告を退ける決定をしており、市と県に約14億3600万円の支払いを命じた二審・仙台高裁判決が確定しています。

 「命の大切さ」、「助けられなかった命、助かるはずだった命」と向き合うことの大切さを何度も何度も学びました。


 ぜひ、この活動を続けていってほしい。そう願うばかりです。


 「日ごろの備えを怠らない」。学校防災教育に生かしてほしいと思います。


 この時期の大川・釜谷地区は厳しい寒さ。それでも250人の方が県内外から参加していることの意味を、小さな命が教えてくれたことを大人は大切にしていかなければならないと思います。


新たな社会活動モデルを作った影響力が評価

2014-11-07 22:55:15 | 日記
 ほめてもらうためにやっているわけではないけれど、自分たちの活動が後から後から評価されることって、やはりうれしいものです。
 東日本大震災から3年半が経った今年9月末、その活動に終止符を打ったふんばろう東日本支援プロジェクトが「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」を受賞しました。
 今年6月にも世界で最も歴史あるデジタルメディアのコンペティション・ゴールデン・ニカ賞(最優秀賞)を授かったばかりなので、国内外のふんばろうメンバーも“ビックリ”しています。
 元代表の西條剛央さんは今回の受賞に際し、「『ふんばろう東日本支援プロジェクト』がベストチーム・オブ・ザ・イヤーを受賞しましたが、『ふんばろう東日本支援プロジェクト』というのは“記号”です。そこが本質的なことではなく、実際は東日本の支援活動にかかわったすべての人たちでの受賞と思っています。これは『ふんばろう東日本支援プロジェクト』が、というより、まさに東日本の支援活動にかかわった全員によるチームでの受賞と思っています(Twitterで僕をフォローしてくださった方やFacebookでの友達も含め)」と述べています。

 
 プロジェクト発足時から携わってきた仲間としてとてもうれしく思います。
 「ふんばろう宮城プロジェクト」は昨年4月から本部から独立して活動を継続していますが、「必要な支援を、必要な分だけ」という気持ちを忘れずに、支援活動を続けている団体とも連携を図りながら被災された方と向き合ってまいりたいと思っています。行政や企業がやれないことをサポートする活動をこれからも続けて行こうと考えています。

【西條剛央よりお知らせ】
 ふんばろう東日本支援プロジェクトが「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」を受賞しました。
http://team-work.jp/2014/fumbaro.html
 ベストチーム・オブ・ザ・イヤーは、国内外を問わず、社会・経済的に優れた実績を残した製品やサービスを生み出した“チーム”に賞を贈るアワードです。「チームが生み出した実績」「組織力」「チーム内外の満足度」の3要素を総合的に評価し、受賞チームを決定します。過去「オリンピックの誘致委員会」「探査機はやぶさ」「スーパーコンピューター京」のチームなどが受賞しています。
 ふんばろう東日本支援プロジェクトは「震災復興というたった1つの目的をもとに、日本最大級のボランティア母体に成長。SNSを媒介して、日本人が持つ助け合いの精神をつなぎ、現地を支援し続けています。新たな社会活動モデルを作った影響力を評価しました。」との理由で受賞。
 今年は、ふんばろうを含め3チームの受賞が決まったということです。そして、11/26の受賞式でグランプリが発表されるそうです。
 ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014のサイトで「ふんばろう東日本支援プロジェクト」をご紹介いただいています。
http://team-work.jp/2014/fumbaro.html
 「なぜ10万人がリーダーに頼らず自律的に動けたのか?──未曾有のボランティアチーム『ふんばろう東日本支援プロジェクト』の挑戦」と、すんごい題名がつけられてます(笑)。 が、内容的にはその通りで、境界がないふんばろうという市民意思機能の特徴がよくまとめられている良記事と思います。ぜひご一読いただければと思います。
 記事の中でも、《今回「ふんばろう東日本支援プロジェクト」がベストチーム・オブ・ザ・イヤーを受賞しましたが、『ふんばろう東日本支援プロジェクト』というのは“記号”です。そこが本質的なことではなく、実際は東日本の支援活動にかかわったすべての人達での受賞と思っています。》と言っているように、これは「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が、というより、まさに東日本の支援活動にかかわった全員によるチームでの受賞と思っています(Twitterで僕をフォローしてくださった方やFacebookでの友達も含め)。
 実際、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」に入っていなくても、協力してくださっているたくさんのキーマンがいてのふんばろうなんです。
 僕は立ち位置的に一番よくみえていると思ってもいるのですが、それと同時に、僕が知らないところでもどれだけ多くの人が協力してくださって成り立ったのか、わからないぐらいいろいろな人がいろいろなところで協力してくださったプロジェクトだったのだと思います。
  運営事務局によれば《この記事の「応援するボタン」も勘案して、アワード当日に「最優秀チーム」を発表いたします。また、公式アカウント等で受賞した旨の拡散をいただければ幸甚です。応援するボタンでたくさんの方に読まれるといいなと思っております。》とのことです。
 ここまできたら、被災しながら立ち上がったみなさん、支援してくださったみなさんの誇りにかけても、グランプリを勝ち取りたいものです。
 それは東北のみなさんへの、忘れていないよ、というメッセージにもなると思いますし、また全国のみなさんが思い出すきっかけにもなると思います。
 こちらのふんばろう紹介ページに「応援するボタン」があります。グランプリはこの総数も勘案して決められるとのことです!ぜひfacebookで「いいね!」していただいたり、Twitterでリンクを共有していただいたりして、ご協力ください。
http://team-work.jp/2014/fumbaro.html
 活動に協力してくださったみなさんへの感謝の気持ちを伝える場として、また活動を継続していくプロジェクトの後押しになるという意味で、さらに仕組みや考え方を広めていき、未来の命を救うことにつなげられれば、それはとても意味のあることと思っています。

まだまだ通過点でしかない

2014-03-11 07:47:43 | 日記
 東日本大震災から3年を迎えます。

 「被災地・被災者の方々はいま、何を求めているのか」 これは被災地へ思いを馳せる方であれば常に頭の中にあるテーマです。 私たち、ふんばろう宮城プロジェクト(ふんばろう東日本支援プロジェクト)は2012年3月末でいわゆる個人を対象とした物資支援を終了し、その後もさまざまなプロジェクトが誕生し、必要性がなくなったプロジェクトは発展的解消をしながら現在に至っています。

 3年を経過すると支援の押し付けにならないように遠慮がちな被災者の気持ちを察知しなくてはと自分に問いかけながら地道に活動を続けています。
 広義で言えばこれからのボランティアは生業や地域づくり、メンタルヘルスなどの継続的な活動へとシフトしているわけですが、多くのメディアでも報じられている通り「これからの支援はより専門的」になってきていると感じています。それではその道のプロ集団でなければ不要なのか?といえば、そうではないと思っています。

 人の集まるところ、さまざまな考えもあるし向かおうとしているところも違います。これは役割の問題だと思っています。行政の役割、企業の役割、その両者が担おうとしないことをやるのがボランティアだと考えています。そして、専門性の高いメンタルヘルスや学習支援などの取り組み以外にも不自由をされている課題って、結構あるものです。

 いま、さまざまな課題を被災者自らが考え、解決していこうとしています。サポート役が多数いることで余計な歪みが生じるのではないかとも思います。「寄り添う」ということは、課題を改善してやることではなく、自分たちで考え、選んだことをサポートすることなのではないかなと。専門家から言われた通りにやることが結果として正しいのかもしれないけれど、あてがわれた生活って楽しいのかなと思うわけです。人は金太郎飴ではないのですから。

 マスメディアでは「震災から3年」というテーマで被災地の今を伝えています。3年という月日をひとつの区切りとして報じているメディアも少なくありませんが、まだまだ通過点でしかありません。自分たちにできること、続けていこうと思います。(こせきかつや)

記保護された犬猫の里親募集のお知らせ

2014-01-09 10:45:57 | 日記
 あけましておめでとうございます。
 明後日で東日本大震災から2年10カ月。今年は災害公営住宅の竣工、入居がはじまります。生活者としての基盤となる「衣食住」の住の部分が少しだけ(公的整備として)動き出す年となります。
 引き続き、必要な支援を必要な分だけ迅速に対応していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
* * *
▽ふんばろう動物班の地道な活動
  震災以降、仮設住宅での生活を余儀なくされ、それまで家族の一員として生活をともにしていた犬猫を手放さざるをえない被災者も少なくありません。
その小さな命を守ろうと各地で動物たちをボランティアで支える保護主さんの献身的な活動をサポートしているのが、ふんばろう動物班(井上志保代表)です。
http://wallpaper.fumbaro.org/animal

 ふんばろう動物班では1月18日(土)、仙台市内で保護されている犬猫の里親として協力してくれる方の募集・譲渡会を以下の内容で行います。今回は猫30匹、犬3匹を予定。ボランティアスタッフが親切丁寧にご相談に応じますので、ぜひご来場ください。


▽ふんばろう動物班保護宅 合同譲渡会

日時:2014年1月18日(土) 12:00〜16:00(入場無料)
場所:PARM-CITY131 ANNEX 多目的ホール(3F)
    仙台市青葉区一番町3丁目5-1(土屋不動産ビル)
http://www.tsuchiya-estate.com/20_palmcity/access/access_map.html
※JR仙台駅から徒歩10分です。
※周辺駐車場は混雑が予想されますので、お越しの際はなるべく電車・バスをご利用ください。
※イベント内容の詳細はコチラから↓
http://wallpaper.fumbaro.org/animal/evt20140118

ボランティアが抱える問題点や課題をともに考える/JCN現地会議のご案内

2013-08-17 15:34:08 | 日記
 ふんばろう宮城プロジェクトの活動にもいろいろとご教示を受けている東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)事務局の池座さんから、宮城県内で支援活動を行っているボランティアなどが抱える問題点や課題をともに考える「第7回現地会議」の案内がありました。
 志を同じくする団体の責任者などへお知らせいただき、ぜひ参加していただければと存じます。
***
「第7回 現地会議 in 宮城」開催のお知らせ
 JCNでは、8月23日(金)、宮城県南三陸町ホテル観洋にて「第7回 現地会議 in 宮城」を開催いたします。

 JCNでは、被災地・被災者を支援している民間団体等の連携を促し、支援活動を続けるうえで抱える問題や課題を共に考える場「現地会議」を、被災3県にて定期的に開催しています。

 第7回にあたる本会は、東北・東北外の被災地における地域と一体となった長期的な支援活動「復興まちづくり」の取組みをご紹介し東北の地で支援活動に従事する関係者が、来る状況や課題を想像しながら活動を展開するためのヒントを持ち帰っていただくこと地域づくりに取り組む関係者と顔の見える関係をつくることを目的とします。
 宮城県を支援する多くのみなさまの参加をお待ちしております。

開催概要(予定)
【タイトル】
第7回 現地会議 in 宮城 『復興まちづくりを考える』
−人が集まり、つながり、元気になる地域づくり−

【日時】
2013年8月23日(金)12:00〜16:00(予定)※開場11:30
(会場の関係上、時間が変則となっております。ご注意ください。)

【会場】
南三陸ホテル観洋 多目的ホール「クイーンエリザベス」
http://www.mkanyo.jp/access/
http://www.m-kankou.jp/access/
(宮城県本吉郡南三陸町黒崎99−17)

【開催目的】
復興支援活動は「地域づくり」や「まちづくり」といった中長期的な地域資源
づくりの段階に移行しています。被災地域と全国の地域づくりに取り組むステ
ークホルダーをお呼びし、これから直面する状況や課題、またそれを乗り越えるための、知恵や経験を学びます。

【ご参加いただきたい方々】
・宮城県で活動しているボランティア団体・住民グループのみなさま
・復興支援に取り組んでいる団体・企業のご担当者のみなさま
・行政機関・社会福祉協議会の職員のみなさま
・その他、支援活動に関心のある全国の支援団体のみなさま

【お申し込み】
▼申込フォームからお申込みください。※おひとりずつお申し込みください。
http://www.jpn-civil.net/contact/genchi_kaigi_miyagi/form.html

【その他】
・当日は、マスコミ等の取材があります。
・一部の時間帯に限り、Ustreamによる動画配信を予定しています。
※会場の回線状況により音声のみの配信となる場合があります。
 ご了承ください。

【お問合せ先】
東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
事務局:池座・岡坂
Tel. 03-3277-3636 or 090-6305-5942
メール: chiiki@jpn-civil.net
http://www.jpn-civil.net/