「世帯数の少ない仮設団地にはあまりボランティアが来てくれない」。
高齢者が多い団地ではネットなどを活用した(支援を求める)情報発信も行えないため、ボランティアとの接点も希薄になっているところも少なくありません。これはみなし仮設住宅に一時避難されている方にも言えることです。
気仙沼市本吉の旧小泉中学校仮設住宅(21世帯)は、傾斜の厳しい高台の上に建設された団地で、高齢の方にとっては登り降りが相当厳しいと感じました。加えて食料品や生活用品を買い求める商店も徒歩で行けるような距離ではなく、車がないと日常の生活にも困るようなところでした。
今回うかがった目的は、同仮設にご両親が避難されている方から「高齢者の多い仮設なのだがマッサージなどの支援を受けられないか?」という問い合わせに応えるもので、ふんばろう東日本支援プロジェクトに登録する約3,500人のメンバーへ協力要請をしたところ、関東圏に住むマッサージ施術師のグループ(横田初見さんら5人)が手をあげてくれました。
私たち宮城支部メンバーもあたたまってもらいたいと、手作りのおしるこを提供させていただきました。おしるこの担当は小学校に通う橋本ヒロちゃん。こしらえ方のコツをつかんだヒロちゃんは皆をうならせる絶品の田舎しるこを作ってくれました。
「健康な体は自分で作るもの」とは横田さん。運動不足や腰痛持ちの方が多いと事前のヒアリングの際にうかがっていたので、とても広いとは言えない集会所にマットレス3枚を敷き詰めて、代るがわる丁寧に揉みほぐしとコリを解消するアドバイスをされていました。最後は外に出て全員で体操です。ボランティアの3名が呼吸法や全身運動など毎日少しの時間でも続けてもらいたいボディケア体操が伝授されました。
昼食は仮設住宅に住まわれる有志の方々から、いも煮汁とおにぎりを振舞っていただきました。これぞ「おかぁさんの味」とボランティアメンバーは舌鼓を打ちました。
また、当日はふんばろうの緑でつながるプロジェクト(リーダ−:井手博之さん)もプランター20台を持ち込み、住民の皆さんとパンジーなどを植栽されました。ふんばろうも50以上のプロジェクトが活動していますが、同じ仮設住宅で出くわすとは・・・。これもなにかのご縁なのでしょう。
今回、筆者は2回目の訪問となりましたが、小さな仮設団地へ継続して訪問することの必要性をあらためて感じました。「心と体のケア」に引き続き取り組んでいきたいと思います。押しつけではなく、かゆいところに手が届く支援を目指して。(こせきかつや)
高齢者が多い団地ではネットなどを活用した(支援を求める)情報発信も行えないため、ボランティアとの接点も希薄になっているところも少なくありません。これはみなし仮設住宅に一時避難されている方にも言えることです。
気仙沼市本吉の旧小泉中学校仮設住宅(21世帯)は、傾斜の厳しい高台の上に建設された団地で、高齢の方にとっては登り降りが相当厳しいと感じました。加えて食料品や生活用品を買い求める商店も徒歩で行けるような距離ではなく、車がないと日常の生活にも困るようなところでした。
今回うかがった目的は、同仮設にご両親が避難されている方から「高齢者の多い仮設なのだがマッサージなどの支援を受けられないか?」という問い合わせに応えるもので、ふんばろう東日本支援プロジェクトに登録する約3,500人のメンバーへ協力要請をしたところ、関東圏に住むマッサージ施術師のグループ(横田初見さんら5人)が手をあげてくれました。
私たち宮城支部メンバーもあたたまってもらいたいと、手作りのおしるこを提供させていただきました。おしるこの担当は小学校に通う橋本ヒロちゃん。こしらえ方のコツをつかんだヒロちゃんは皆をうならせる絶品の田舎しるこを作ってくれました。
「健康な体は自分で作るもの」とは横田さん。運動不足や腰痛持ちの方が多いと事前のヒアリングの際にうかがっていたので、とても広いとは言えない集会所にマットレス3枚を敷き詰めて、代るがわる丁寧に揉みほぐしとコリを解消するアドバイスをされていました。最後は外に出て全員で体操です。ボランティアの3名が呼吸法や全身運動など毎日少しの時間でも続けてもらいたいボディケア体操が伝授されました。
昼食は仮設住宅に住まわれる有志の方々から、いも煮汁とおにぎりを振舞っていただきました。これぞ「おかぁさんの味」とボランティアメンバーは舌鼓を打ちました。
また、当日はふんばろうの緑でつながるプロジェクト(リーダ−:井手博之さん)もプランター20台を持ち込み、住民の皆さんとパンジーなどを植栽されました。ふんばろうも50以上のプロジェクトが活動していますが、同じ仮設住宅で出くわすとは・・・。これもなにかのご縁なのでしょう。
今回、筆者は2回目の訪問となりましたが、小さな仮設団地へ継続して訪問することの必要性をあらためて感じました。「心と体のケア」に引き続き取り組んでいきたいと思います。押しつけではなく、かゆいところに手が届く支援を目指して。(こせきかつや)