ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

【ふんばろうタイムズ】 No.38 / 2012.5.28発行

2012-05-30 22:48:45 | ふんばろうタイムズ
『ふんばろうタイムズ』は、プロジェクト内外の動向をふんばろうボランティア・メンバーへ向けてお伝えするWeb新聞です。

▽トップニュース 5/28付
◎5月27日(日)、西條氏が、日テレの「真相報道 バンキシャ!」に、ゲストコメンテーターとして出演致しました!
◎福島支部より、「ふくしま避難者の集い in 早稲田」第2回スタッフ募集のお知らせです。 6月3日に開かれる「ふくしま避難者の集い」で、交流会の告知、当日の会場設営、案内、受付、お世話係、キッズコーナーなどのスタッフを募集しています。
https://www.facebook.com/groups/146589268744944/permalink/326165844120618/
◎サンドバッグpjより、東京でのワークショップのお知らせです。 お時間ある方、ぜひご参加ください。 6月9日10日 10時〜17時、 6月16日17日 10時〜17時
https://www.facebook.com/groups/146589268744944/permalink/326169854120217/

▽今週のカレンダー 5月28日(土)付
前回まで「今週のWeb-up」としてお知らせしていたこのコーナー、今回からは「ふんばろうカレンダー」の内容も加えた新着情報としてお知らせします。
【関連イベント】和央ようかさんのライブでミシンPJ物販 5月30日(水) NHKホール
https://www.facebook.com/groups/146589268744944/permalink/313035178767018/
【WS】漁業支援サンドバッグ作りワークショップ in 山口 5月30日(水) 10:00〜16:00
http://wallpaper.fumbaro.org/fishery/fishery/c1298m
場所:山口県周南市城ヶ丘2丁目1-9 ビーム・クリエイション内 ぺぶる編集室
TEL&FAX:0834-34-8872/当日連絡先:090-6404-3576 (松原)
【ツアー】さわや書店さん対談視聴&宮古活動ツアー 6月2日(土) 11:00 〜 6月3日(日) 17:00
https://www.facebook.com/events/378410435529774/
【イベント】盛岡さわや書店フェザン店主催 戸羽太 陸前高田市長×西條代表 講演会+対談。6月2日(土)13:00 盛岡駅ビルフェザン本館1F 出会いの広場
http://moriburo2012.blog.fc2.com/blog-entry-36.html
【ラジオ】ニッポン放送「渡邉美樹 5年後の夢を語ろう!」に西條代表ゲスト出演(録音・後編)6月2日(土)15:00〜15:30
http://www.1242.com/program/yume5/
【イベント】第2回ふくしま避難者の集い in 早稲田 6月3日(日)10:00〜18:00
https://www.facebook.com/events/263574243740020/
【WS】漁業支援サンドバッグ作りワークショップ in 東京
http://wallpaper.fumbaro.org/fishery/fishery/c1298m
6月 9日(土) 7号館-218 6月10日(日) 9号館-303、304 2室 6月16日(土) 9号館-303、304 2室 6月17日(日) 9号館-303、304 2室 各日10:00〜17:00 場所:東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学内 <東京会場:サンドバッグプロジェクト主催>
【WS】漁業支援サンドバッグ作りワークショップ in 大阪 6月9日(土)・17日(日) 10:00〜17:00
http://wallpaper.fumbaro.org/fishery/fishery/c1298m
場所:大阪市平野区瓜破3丁目3番67号 株式会社日鐘 技能開発センター「平野校」 TEL: 072-654-4800/当日連絡先: 090-2283-2561(前田) <大阪会場:ふんばろう東日本・大阪支部主催>
【関連イベント】『時の響き』
6月10日(日) 13:00〜20:00 場所 炎の博記念堂(大ホール及びホワイエ)(佐賀県西松浦郡有田町)
http://www.honoo-arita.com/
【限定イベント】練馬区立田柄中学校で西條代表による授業と意見交換会 6月13日(水) 13:30-15:00 授業 15:15-15:55意見交換会 練馬区立田柄中学校 ※ふんばろうメンバー限定約10名参加できます

▽編集後記:今号ですが、私が私用でとてもバタバタしておりまして、大幅に遅れてしまいました。 楽しみにして下さっているみなさま(いらっしゃるのかっ?!(笑))すみませんでした! ふんばろう設立初期のころからあったカレンダーですが、用途に応じて何度かマイナーチェンジなどもしてきたのですが、この度、少し新しくなり見やすくなりました。
コチラhttp://fumbaro-times.blogspot.jp/p/blog-page.html
それに伴って、タイムズでも今週の日程をお知らせすることになりました。 facebookのallグループだけでは追えないことや、知らなかった各部署などの動きも大変分かりやすくなっていますので、ぜひご活用下さい! (facebook:@sora.izumikawa)

◇ボランティア募集情報(Yahoo!の「ボランティア情報ホットライン」より)
http://shinsai.yahoo.co.jp/volunteer_db/search/?p=%A4%D5%A4%F3%A4%D0%A4%ED%A4%A6%C5%EC%C6%FC%CB%DC
◇次回第39号は6/9(土)発行予定です。
発行元:ふんばろうタイムズ編集部

公開セミナー「気持ちを確かめ合う会話法」を開催します

2012-05-29 06:01:54 | イベント告知
 震災で家族を失った被災者の心の痛手は計り知れません。震災発生から1年3カ月、前を向いて歩みだしている被災者と接する際に、何げなく交わす言葉はとても大切です。相手の気持ちを確かめ合いながら会話を通じたコミュニケーションを一緒に考えてみませんか。

 ふんばろう東日本支援プロジェクト宮城支部では、被災者と接する機会が多いボランティアスタッフの皆さんに役立つ、会話を通じたコミュニケーションを学ぶ公開セミナーを6月17日、13時30分から河北新報社別館5階ホールで開催します。参加無料(事前エントリーなしでも参加できます)。
 講師は対話法研究所の浅野良雄所長です。ぜひ多くの方に受講いただければと思っています。
【資料・桐生タイムスの記事より】
http://www.kiryutimes.co.jp/news/2012/0123/1201232.html

※会場には駐車場がございません。
※セミナー終了後、16時から「ふんばろう宮城支部第8回ミーティング」も行います。関心のある方はぜひご参加ください(その後懇親会あり)。

現場力が大切—双方向性ない一方通行の情報発信とマッチングを求める声

2012-05-22 07:47:02 | 活動報告
 東日本大震災から1年2カ月が経過し、「被災地支援のボランティアも減少する」と言われていますが、「何かをしたいのだけれど、自分のできることが探せない」という方も少なくありません。いわゆる支援者もしくはボランティアをしたいという方と現場(被災地および被災者のニーズ)をつなぐマッチングが、実はあまり機能していないと感じています。

 ふんばろう宮城支部でもたいしたことをやれてはいないのですが、先週は2つのケースでマッチングをすることができました

▽冷凍ストッカー支援をツイッターで呼びかけたケース
 石巻市新山浜(牡鹿半島の端に位置しています)の阿部さんは、銀鮭の養殖業と小さな民宿を営んでいる根っからの漁師さん。ふんばろうメンバーがリサーチし、業務用の冷凍ストッカーの支援要請を受けました。
 何度かヒアリングをして、船は残ったものの車3台、漁具などがすべて流されてしまったことや昨年9月に起きた台風15号で山間からの鉄砲水で高台にある家(民宿)も大きな被害に遭い冷凍ストッカーもその際に破損してしまったことなどを把握しました。さっそく冷凍ストッカーの支援を決めましたが、400Lクラスの冷凍ストッカーは安いものではありません。「支援してくれる方がいるかな…」と内心で思いながらツイッターなどのソーシャルメディアで募ったところ、2人の方から支援のお申し出がありました。
 神奈川在住の音楽家の方は、自ら開いたチャリティーコンサートで集めた義援金を送ってくれました。「どこか被災された方へ支援を考えていたところ、西條剛央さんのツイートを見て支援したいと思います」と。山口県の綾城美佳さんは「私も同じ商売人、困ったときはお互いさま」と大口の支援金を振り込んでいただきました。

 地元経済の復興も必要と、地元の業務用家電店から冷凍ストッカーを購入し、ふんばろうのボランティアスタッフが直接、阿部さんのお宅まで届けました。なんと片道2時間30分…。配送に使ったトラックも共生地域創造財団さまから無償で貸していただきました。

 このケースでは被災された方の要望を、メディアを使って発信(プッシュ)し、個々人をつなぐことができたケースです。新山浜の漁業復興のスピードを少しでもあげることができたと思います。

▽リンパマッサージのボランティアをしたいが…支援先を紹介
 「20日に南三陸町へ行くのだが、どこかの仮設住宅でリンパマッサージのボランティアをしたい」とふんばろう宮城支部へ問い合わせをいただいたのがその1週間前の13日。仙台国際ハーフマラソンの手旗配りをしていた時でした。
 話をうかがうと、所属している(マッサージ系の)協会の活動ということではなく、有志3人が南三陸町で仮設受託などを訪問することを企画したものの、受け入れ先を紹介してくれるところが見つからない…。ということで、ふんばろう宮城支部へ問い合わせをされたとのこと。連絡をくれた星野友子さんは「どこに連絡したらいいのかを探し、さらに連絡した数カ所からはご返答がなく、結果、直前にふんばろう宮城支部へお手数をかけることになりました。現地の状況、皆様のご多忙を考えますと、ご返答がないのも当然と思うのですが全国で『現地で活動したいのだが、どこに連絡するのが適当なのか分からない又は断られる』ため、東北のことがずっと気になっているが、何もできないというジレンマを感じている人も多いのでは、と感じます」というメッセージをくれました。
 結果的に南三陸町の鈴木豊和さん(志津川中仮設)にご尽力をいただき、仮設団地集会所でのマッサージボランティアが実現しました。

 今回のボランティアに参加された方からは、「マッサージを受けてくださった方が、他の皆さまに声をかけて宣伝してくださったり、『暖かかった』『スッキリした』『また来てね』などの暖かいお言葉や差し入れまで頂戴して、私どもの方がたくさんの物をいただきました」との連絡を受けました。

 このケースは「支援したい」と思っているボランティアの目的とやれることを受信(プルダウン)、整理して、受け入れ先をリサーチして段取り(現地の方の理解と協力が必須)まで対応したものです。よく、「ボランティアの押しつけ」が話題になりますが、それはマッチングが上手に機能していないからだと思います。

 「被災地には行けないけれど何かできることがあれば」、「現地で何かしたい」という方をいま以上にマッチングさせることができれば、復興、自立、心のケアなどの支援につながります。ネット上では「情報ボランティア」なるものが多数発信されていますが、ネットの強みである双方向性がなく、一方通行の情報発信がほとんどのように感じます。
 といって、ふんばろう東日本支援プロジェクトもボランティアメンバーのネットワークをつなぎながらでも、人や団体、支援物資を被災者とつなぐのもそう簡単なことではありません。すべての問い合わせに対応できないこともご理解ください。
 今回のような2つのケースに代表される「プッシュ型」と「プルダウン型」を地道にそして丁寧に対応していくことを心掛けていきたいと思います。(こせきかつや)

被災された方の手しごとグッズ販売してきました!

2012-05-15 04:34:51 | 活動報告
(久しぶりのブログ更新となりました)

 布ぞうりにエコたわし、ご当地色を出したさまざまな携帯ストラップ…。被災者が自ら立ち上がり、手仕事で製作したさまざまなアイディアグッズがブランド化され、販路拡大に挑戦しています。
 ふんばろうでは自立支援、仮設団地内のコミュニケーションづくりを推進していこうと、復興支援グッズを預かりイベント会場で販売するなどの応援をしています。

 「2012仙台国際ハーフマラソン大会」のプレイベントとして11、12の両日、仙台市勾当台公園市民広場で開催された「2012杜の都ハーフEXPO」で、布ぞうりストラップ(南三陸町・ふっくら会)、小原木たこストラップ(気仙沼)、エコたわし等(亘理町・亘理町AKB)、FUGURO(亘理町・WATALIS)の販売を行いました。今回は河北新報社にご協力をいただき、同社のブースの一角をお借りして、ボランティアスタッフ延べ10人が販売活動に取り組みました。実績は“完売”とはいきませんでしたが、2日間で約10万円を売り上げることができました。
 
 「2012杜の都ハーフEXPO」には、大会へ出場する方々の参加賞引換所も設けられており、県外からの参加者にその多くを購入していただきました。「復興の状況はどうですか」、「昨年はボランティアで2回ほど石巻へ入りました」など、被災地の状況を気遣ってくださる方や大会後にボランティア活動をするという方もいらっしゃいました。
 復興に向かう道のりもそういう方々に支えられているのだなぁと感慨を深くする反面、(来場された)地元の方は少々冷めムードという印象を持ちました。もしかすると内側にいる人たちから風化が進んでいるようにも感じます。つらいことを早く忘れたいと思っているのかもしれませんが…。(こせきかつや)

【お知らせ】仮設工房が5月末(予定)にオープンします!
 被災された方が手仕事で作られた商品をインターネットで販売する支援にも取り組むことになりました。今月末の開店予定です。復興・自立支援を目的にその土地の商品を多く取り入れていく予定です。引き続き、ご協力をお願いします。
 
Yahoo!JAPAN「仮設工房」(準備中)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/kasetsu-koubou/