ふんばろう宮城プロジェクトの母体でもある「ふんばろう東日本支援プロジェクト」(代表 西條剛央さん)が6月2日、世界で最も歴史あるデジタルメディアのコンペティション・ゴールデン・ニカ賞(最優秀賞)を獲得しました。
http://www.aec.at/prix/en/gewinner/...
http://www.aec.at/prix/en/gewinner/#digitalcommunities
Prix ArsElectronicaとは、オーストリアにある文化機関「アルスエレクトロニカ」が主催する国際コンペティションで、「アート・テクノロジー・社会」をテーマに、社会を動かすイノベーティブなアイデアや取り組みを世界各地から選出し奨励することを目的としたものです。その最高賞であるゴールデン・ニカ賞は「コンピューター界のオスカー」とも呼ばれているそうです。
日本でのゴールデン・ニカ賞(最優秀賞)の受賞者には、坂本龍一さんが1996年にinteractive musicの部門で受賞するなど何人かの受賞者がおりますが、コミュニティ部門でのゴールデン・ニカは今回が初受賞とのことです(他の部門をあわせても日本での最優秀賞受賞は7年ぶりとのこと)。
現地で活動している「ふんばろうメンバー」はあまり実感がないのですが、仲間が評価されることはうれしいことです。以下に西條代表からのメッセージを引用します。
* * *
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は明確な境界をもたない市民意思機能です。
この受賞は、無償のボランティアとして昼夜を問わず運営を支えてくれた数多くのスタッフや、自ら被災したにもかかわらず立ち上がった現地のボランティア、定期的にご寄付いただいているサポータークラブの皆様、協力してくださった企業や団体の皆様の御尽力はもちろんのこと、サイトやAmazon、ECサイトを通して物資や家電を送ってくださった皆様、TwitterやFacebookで情報を広めてくださった皆様、温かく見守ってくださった皆様、陰ながら協力してくださった皆様、また真摯に改善点を指摘してくださった皆様も含め、協力してくださったすべての方々のおかげに他なりません。
あの日から3年以上が経過した今、みなさま全員とこうした栄誉と喜びをわかちあえることをとても嬉しく思っています。
そして、だからこそ原点に戻ることの大切さも感じています。
先日、74名の子ども達の命が失われた大川小学校のご遺族でもあり、スマートサバイバープロジェクトという防災教育の新たなプロジェクトで一緒に活動している佐藤敏郎さんが、韓国の沈没事故のご遺族に向けて手紙を書かれました。
そして、そこには、次のように書いてありました。
「あの子たちの犠牲が無駄になるかどうか、それが問われているのは生きている私たちです。小さな命たちを未来のために意味のあるものにしたい、それが、三年かかってようやく見つけた私にとってのかすかな光です。」(http://japan.hani.co.kr/arti/politics/17501.html)
震災をただの悲惨な出来事で終わらせてしまうのか、そこに新たな意味を見出せるのかは、僕らのこれからの行動にかかっているのだと思います。
あらためて震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、新たな意味が生まれてくれることを願わずにはいられません。
これからは震災の教訓を未来に活かすべく防災教育なども含めて、「目指すべき未来」に向かってみなさんと一緒に歩みを進めて行ければと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
2014年6月3日、ふんばろう東日本支援プロジェクト代表・西條剛央
※以下にリンクされている記事はアルスエレクトロニカにて発表されたプレスリリース用の文章 http://www.aec.at/prix/en/gewinner/#digitalcommunities を和訳したものです。ぜひご覧ください。
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」
構造構成主義とSNSを用いた危機的状況に即応する自律型クラウドソーシングモデル http://fumbaro.org/prix-arselectronica.html
* * *
ちょっとプレイバックw
※最初はこんなことからはじめてました(岡田小学校避難所にて)
※デンコードー様から「被災者へ届けてほしい」と1,500台の扇風機を寄付していただきました(2011年6月)
※河北新報にも紙面で取りあげていただきました。
※ふんばろうは登録制ではなく、集う仲間の志によってすんごいネットワークができました。ネットを通じて世界規模に・・・
※こんなに素晴らしい仲間との出会いを大切にこれからも活動を続けています(2013年9月・石巻市渡波にて)
(こせきかつや)
http://www.aec.at/prix/en/gewinner/...
http://www.aec.at/prix/en/gewinner/#digitalcommunities
Prix ArsElectronicaとは、オーストリアにある文化機関「アルスエレクトロニカ」が主催する国際コンペティションで、「アート・テクノロジー・社会」をテーマに、社会を動かすイノベーティブなアイデアや取り組みを世界各地から選出し奨励することを目的としたものです。その最高賞であるゴールデン・ニカ賞は「コンピューター界のオスカー」とも呼ばれているそうです。
日本でのゴールデン・ニカ賞(最優秀賞)の受賞者には、坂本龍一さんが1996年にinteractive musicの部門で受賞するなど何人かの受賞者がおりますが、コミュニティ部門でのゴールデン・ニカは今回が初受賞とのことです(他の部門をあわせても日本での最優秀賞受賞は7年ぶりとのこと)。
現地で活動している「ふんばろうメンバー」はあまり実感がないのですが、仲間が評価されることはうれしいことです。以下に西條代表からのメッセージを引用します。
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「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は明確な境界をもたない市民意思機能です。
この受賞は、無償のボランティアとして昼夜を問わず運営を支えてくれた数多くのスタッフや、自ら被災したにもかかわらず立ち上がった現地のボランティア、定期的にご寄付いただいているサポータークラブの皆様、協力してくださった企業や団体の皆様の御尽力はもちろんのこと、サイトやAmazon、ECサイトを通して物資や家電を送ってくださった皆様、TwitterやFacebookで情報を広めてくださった皆様、温かく見守ってくださった皆様、陰ながら協力してくださった皆様、また真摯に改善点を指摘してくださった皆様も含め、協力してくださったすべての方々のおかげに他なりません。
あの日から3年以上が経過した今、みなさま全員とこうした栄誉と喜びをわかちあえることをとても嬉しく思っています。
そして、だからこそ原点に戻ることの大切さも感じています。
先日、74名の子ども達の命が失われた大川小学校のご遺族でもあり、スマートサバイバープロジェクトという防災教育の新たなプロジェクトで一緒に活動している佐藤敏郎さんが、韓国の沈没事故のご遺族に向けて手紙を書かれました。
そして、そこには、次のように書いてありました。
「あの子たちの犠牲が無駄になるかどうか、それが問われているのは生きている私たちです。小さな命たちを未来のために意味のあるものにしたい、それが、三年かかってようやく見つけた私にとってのかすかな光です。」(http://japan.hani.co.kr/arti/politics/17501.html)
震災をただの悲惨な出来事で終わらせてしまうのか、そこに新たな意味を見出せるのかは、僕らのこれからの行動にかかっているのだと思います。
あらためて震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、新たな意味が生まれてくれることを願わずにはいられません。
これからは震災の教訓を未来に活かすべく防災教育なども含めて、「目指すべき未来」に向かってみなさんと一緒に歩みを進めて行ければと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
2014年6月3日、ふんばろう東日本支援プロジェクト代表・西條剛央
※以下にリンクされている記事はアルスエレクトロニカにて発表されたプレスリリース用の文章 http://www.aec.at/prix/en/gewinner/#digitalcommunities を和訳したものです。ぜひご覧ください。
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」
構造構成主義とSNSを用いた危機的状況に即応する自律型クラウドソーシングモデル http://fumbaro.org/prix-arselectronica.html
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ちょっとプレイバックw
※最初はこんなことからはじめてました(岡田小学校避難所にて)
※デンコードー様から「被災者へ届けてほしい」と1,500台の扇風機を寄付していただきました(2011年6月)
※河北新報にも紙面で取りあげていただきました。
※ふんばろうは登録制ではなく、集う仲間の志によってすんごいネットワークができました。ネットを通じて世界規模に・・・
※こんなに素晴らしい仲間との出会いを大切にこれからも活動を続けています(2013年9月・石巻市渡波にて)
(こせきかつや)