ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

毎年このコンサート楽しみにしてるの~/催事への移動支援は続く

2017-06-28 09:17:57 | 活動報告
 今年も前年に引き続き、6月25日(日)に名取市文化会館で行われた名取交響吹奏楽団の「第33回定期演奏会」に来場される、名取市内のプレハブ仮設住宅で生活する皆さんへの送迎支援を行いました(名取市ミナトタクシーさん御協力です)。

 この取り組みは、名取市を拠点に活動を行っている名取交響吹奏楽団(団長・折笠昭吉さん)から、「定期演奏会へ仮設住宅に住む方々を招待したいが、特にご高齢の方々の移動手段の確保が難しい。一緒に支援活動を行ってもらえないか」との依頼に応えてのもので、今回が三回目の支援となります。
 名取交響吹奏楽団は全国的にも名の知れた楽団。全日本吹奏楽コンクールでは昨年まで4回連続して金賞を受賞するなど、全国の吹奏楽愛好者にも親しまれる名門楽団です。地域貢献活動にも熱心に取り組んでおられ、会場内には(おそらく)楽団員さんから指導を受けたであろう地元の中高生や、慰問演奏等で音楽を耳にされてファンになったお年寄りなど、幅広い年代層の方々が1300人収容の会場を埋め尽くしました。
 
 今回はタクシーでの移動補助を求められる方が大幅に減りましたが、2カ所の仮設住宅からタクシーに分乗された4名の方々の送迎を行いました。会場へのアテンドをしがてらお話をお聞きしたところ、「この楽団上手だかんねー」、「毎年このコンサート楽しみにしてるのー」とおっしゃっておりました。プレハブ仮設住宅暮らしが長期間に及んでいる方々の大切な息抜きの場になっているのだな、と感じた次第です。

 地味な支援活動ではありますが、今後も要請があれば続けたい活動のひとつです。(橋本信行)

▽第33回定期演奏会が終了しました/名取交響吹奏楽団 Website
http://n-kyo.upper.jp/top/category/info