ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

来年も続きます真実さんクリスマスプロジェクト

2020-12-23 07:50:03 | 活動報告
昨年とは打って変わって宮城県内もあたり一面雪景色。
雪深い地域の方には申し訳ありませんが、雪もまた日本の四季を感じさせてくれる必須アイテム。でも寒いですねぇ・・・

年末に近づくと熊谷真実サンタがやってきます。
そうです。女優の熊谷真実さんが毎年、宮城の子どもたちへクリスマスプレゼントを贈ってくれます。
12月21日に南三陸町へ行ってきました。2011年12月から続いているこのプロジェクトも10回目で、延べ2000人以上の子どもたちへクリスマス菓子を届けています。
筆者は真実さんから託されたプレゼントを現場のニーズをうかがいながら届けているのですが、真実さん自身も3度、現地に足を運んで直接プレゼントを手渡ししてくれました。

今年は南三陸町にあるあさひ幼稚園と南三陸町立志津川保育所、仙台市で活動する宮城野子ども食堂の3施設へクリスマス菓子約300個を届けました。

あさひ幼稚園の園児はいつも元気いっぱい!

志津川保育所ではコロナ感染予防のため代表のお二人に受け取ってもらいました。

宮城野子ども食堂(代表の高橋悦子さん)では12月25日に子どもたちへお渡しいただけることになりました。

今回もいろいろな方の連係プレーがあって、新たに宮城野子ども食堂さんとつながることができました。みんなの気持ちがひとつになってつながっていく。「必要なものを必要な人へ必要な分だけ届ける」という、ふんばろう宮城プロジェクトの思いは続いていると感じています。
じつは先月、真実さんへメールで「(10回目なので)今回でひとつの区切りとしてはどうかと思っています。真実さんのお気持ち次第ですが、どうでしょう」と送ったところ、「小関さんがもう大変だからやめましょうと言うまでやりましょう」という返信がw
やめましょうと言わないことを知っていて・・・。そうですね。勝手に区切っちゃいけないと恥じ入りました。
来年もこのプロジェクトは続きますよ!
(こせきかつや)
▽南三陸町の最近

復興記念公園は整備され、さんさん商店街に架かる橋を通ると往来がだいぶ楽になりました。

南三陸町防災対策庁舎はさび止めが施され、以前のように身近に感じられます。

今年もサンタがやってきた/熊谷真実さんの支援は続く

2019-12-20 17:35:18 | 活動報告
 12月19日。きょうは休みをいただいて、久しぶりに南三陸町へ行ってきました。

 熊谷真実さんから託されたクリスマスプレゼントを子どもたちに届けるため。

 その前に先日、一部解放された南三陸町震災復興記念公園を見学。志津川の町がぐるっと見渡せる高台にあって、旧防災庁舎を包み込むように公園の整備が進められていました。

 東日本大震災が起きた2011年から、ずっと被災地の子どもたちに支援をくださっている熊谷真実さん。今年も真実さんから託されたクリスマスプレゼントを南三陸町の町立志津川保育園とあさひ幼稚園の子どもたちに届けてきました。


 みんな元気いっぱいでした!

 「これ、真実さんに渡してください」とクリスマスカードを預かりました。一生懸命に書いたんだろうなぁ・・・ 

 また、来年も来るね

被災者がいつの間にか生活弱者へ・・・/ふんばろう宮城PJ第7回定期総会開催

2019-06-24 16:31:55 | 活動報告
 いしのまき復興マラソンが華々しく開催された6月23日、ふんばろう宮城プロジェクトの第7回定期総会が河北仙販ビル(仙台市青葉区)で開催されました。総会には5人のメンバーが集まり2018年度の活動報告、会計報告、会計監査報告を承認、2019年度の活動方針を確認しました。

 冒頭、挨拶した小関勝也代表は「東日本大震災から8年3カ月が経過した。当初、ふんばろう宮城PJ発足の際に『宮城県内から応急仮設住宅が無くなり、被災者の衣食住の“住”がしっかり整備されるまで活動していこう』という方針を掲げた。災害公営住宅の建設もほぼ100%整備されたが、被災者を取り巻く問題が多様化しているとの報道を目にすることも少なくない。もしかすると、これまで私たちが触れ合ってきた被災された方々はポジティブな心を持った人がほとんどだったのかもしれない―と考えることがある。被災者がいつの間にか生活弱者というカテゴリーに入れられてしまっているのではないだろうかと…。ふんばろうの真骨頂である『必要としている人へ、必要なものを、必要な分だけ届ける』という本質を忘れず、自分たちにできることに取り組んでいこう」と語りました。また、小関代表は「昨年の総会で『2018年度中に解散の段取りを進める』としていたが、私の力不足でその課題を前に進めることができなかった」と陳謝しました。

 2019年度の活動方針では、参加したメンバーからさまざまな意見が出されました。備忘録として以下に列記します。
・2018年度の活動を踏襲しながら適時に対応する。
・ふんばろう宮城プロジェクトの解散は2020年3月末日を目標とする。
・2020年3月11日に解散式(活動の総括)を実施したい。
・ふんばろう宮城プロジェクトとしての総括をしっかり行い、冊子もしくはビデオで残す。
・支援者からの寄託金は東日本大震災の教訓を後世につなぐ活動をしている個人・団体を選定して委ねる。
・プロジェクトとしては解散するが“コアメンバー”の交流は継続する。

 ふんばろう宮城プロジェクトとしての活動は、今年度で最後となります。

 活動に携わったメンバーの誰しもが「自分はふんばった」とは言いません。でも、「自分以外の人たちのために、これだけふんばれるのだ」という思いは伝わってきます。来年の「3.11」までにしっかり幕引きを行ってまいります。引き続き、ご理解とご協力をお願いします。
代表 小関勝也





【追記】
総会後、懇親会でのワンショット。小5の時から活動に参加してくれている中川野乃香さんも今年、二十歳に。とても心地よい時間を過ごせました。



8年目の「3.11」 てるてる坊主のふんばりに感謝 

2019-03-11 22:04:58 | 活動報告
 東日本大震災から8年。
 毎年3月11日に活動をしようと決めているわけでもないのですが、この8年間は申し合わせることもなく自然にメンバーが集まり、被災地で活動する方々と共に行動しています。この4年間は「なとり復興プロジェクト」と「Hope for project」の復興イベントで汗を流すボランティアの皆さんへの炊き出しなどを行ってきました。
 今年は仙台市の震災遺構「旧荒浜小学校」で開催された「Hope for project2019」でお手伝いをさせていただきました。


 年度末の平日ということもありボランティアの数も少なめでしたが、豚汁を振舞ったり、バルーンリリースの風船へエアーを注入したり「大人の部活」気分で、学生ボランティアの方々と談笑しながら「雨よ、早くやんでくれ~」と祈りました。


 2時46分には旧荒浜小学校へ来場していた方々全員で校舎から臨む深沼海水浴場に向かって黙とう。プログラムでは同時刻にバルーンリリースをするのですが、雨は一向にやみません。
 暴風警報が発令されるなか、バルーンリリースが危ぶまれましたが、なんと夕方4時過ぎに雨がすっかりやんで、虹のアーチが見られるほど晴れてきました。てるてる坊主がふんばってくれたのかな。思い出に残る8年目の「3.11」となりました。


支援者からの襷(たすき)をつなげる/熊谷真実さんからの贈り物

2019-02-16 11:33:24 | 活動報告
 東日本大震災から7年11カ月。約半年ぶりに訪れた南三陸町はかさ上げ工事が急ピッチで進み、GPSでは感知できない新しい道路が張り巡らされていました。
 今回のミッションは同町にあるあさひ幼稚園と南三陸町立志津川保育所の園児たちへバレンタインデーのチョコレートを届けること。

 毎年、師走に入ると女優・熊谷真実さんから連絡が入ります。「今年もクリスマスの子どもたちへプレゼントを贈りたいのでお願いできますか?」。しかし、昨年末は筆者の実母が急逝したこともあって対応が遅れてしまいクリスマスプレゼントを届けることができませんでした。真実さんから「それではバレンタインのチョコを!」という提案があり、真実さん自身が手配してくれた六花亭のチョコを南三陸町立保育所(85人)、あさひ幼稚園(40人)へ届けてきました。
 真実さんは2011年12月から被災地の子どもたちへの「クリスマスプレゼント」を贈られていて、私たちふんばろう宮城プロジェクトが贈り先の調整などを担っています。

 町立志津川保育所は昨年3月、新しい場所へ移転されました。高台の住宅地に建設された施設は駐車スペースも多く、使い勝手が良い印象を受けました。あさひ幼稚園では一人ひとりの園児にハイタッチをしながらチョコを手渡しました。帰り際も雪が舞うなか、表のテラスに出てきてくれて「ありがとう~」とずっと手を振ってくれました。筆者は年甲斐もなく溢れでる涙をおさえるのに大変でした。
 真実さん 今年のクリスマスにまた、ご一緒しましょう。
※熊谷真実公式ブログ「熊谷さん家」


 南三陸町防災対策庁舎は雪に包まれていました。周辺のかさ上げ作業が進み、献花台まで向かえず遠くから手を合わせることとなりました。

 震災から8年を迎えようとしていますが、自分たちができることを無理せずに続けていきたいと思います。(こせきかつや)