ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

被災者がいつの間にか生活弱者へ・・・/ふんばろう宮城PJ第7回定期総会開催

2019-06-24 16:31:55 | 活動報告
 いしのまき復興マラソンが華々しく開催された6月23日、ふんばろう宮城プロジェクトの第7回定期総会が河北仙販ビル(仙台市青葉区)で開催されました。総会には5人のメンバーが集まり2018年度の活動報告、会計報告、会計監査報告を承認、2019年度の活動方針を確認しました。

 冒頭、挨拶した小関勝也代表は「東日本大震災から8年3カ月が経過した。当初、ふんばろう宮城PJ発足の際に『宮城県内から応急仮設住宅が無くなり、被災者の衣食住の“住”がしっかり整備されるまで活動していこう』という方針を掲げた。災害公営住宅の建設もほぼ100%整備されたが、被災者を取り巻く問題が多様化しているとの報道を目にすることも少なくない。もしかすると、これまで私たちが触れ合ってきた被災された方々はポジティブな心を持った人がほとんどだったのかもしれない―と考えることがある。被災者がいつの間にか生活弱者というカテゴリーに入れられてしまっているのではないだろうかと…。ふんばろうの真骨頂である『必要としている人へ、必要なものを、必要な分だけ届ける』という本質を忘れず、自分たちにできることに取り組んでいこう」と語りました。また、小関代表は「昨年の総会で『2018年度中に解散の段取りを進める』としていたが、私の力不足でその課題を前に進めることができなかった」と陳謝しました。

 2019年度の活動方針では、参加したメンバーからさまざまな意見が出されました。備忘録として以下に列記します。
・2018年度の活動を踏襲しながら適時に対応する。
・ふんばろう宮城プロジェクトの解散は2020年3月末日を目標とする。
・2020年3月11日に解散式(活動の総括)を実施したい。
・ふんばろう宮城プロジェクトとしての総括をしっかり行い、冊子もしくはビデオで残す。
・支援者からの寄託金は東日本大震災の教訓を後世につなぐ活動をしている個人・団体を選定して委ねる。
・プロジェクトとしては解散するが“コアメンバー”の交流は継続する。

 ふんばろう宮城プロジェクトとしての活動は、今年度で最後となります。

 活動に携わったメンバーの誰しもが「自分はふんばった」とは言いません。でも、「自分以外の人たちのために、これだけふんばれるのだ」という思いは伝わってきます。来年の「3.11」までにしっかり幕引きを行ってまいります。引き続き、ご理解とご協力をお願いします。
代表 小関勝也





【追記】
総会後、懇親会でのワンショット。小5の時から活動に参加してくれている中川野乃香さんも今年、二十歳に。とても心地よい時間を過ごせました。



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