ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

【ふんばろうタイムズ】 No.15 / 2011.8.27発行

2011-08-28 23:24:05 | ふんばろうタイムズ
『ふんばろうタイムズ』は、プロジェクト内外の動向を主にふんばろう登録者の皆様へ向けてお伝えするWeb新聞です。

▽8.27付「ふんばろう」的トップニュース
◎9月5日、ふんばろう東日本支援プロジェクトチャリティイベントが行われます。
【日時】2011年9月25日(日)11:00 開場/11:30 開演 
【会場】リーガロイヤル東京 ロイヤルホール 
【主催】ふんばろう東日本支援プロジェクト
【料金】5,000円(消費税込)※前売、当日とも※全席自由
出演:西條剛央、土居裕子他
■お問合せ先:ふんばろう東日本支援プロジェクト(0570-06-4439)
参加希望者の方は
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dHRoa0NtTElqMlZWMjYtWjRPNXVkZFE6MA
から登録をお願いします。

◎9月4日、東京・大田区にて家電プロジェクト「被災地に家電を送ろう!」が行われます。
【日時】2011年9月4日(日) 10:00〜15:00
【会場】久が原東部八幡神社(大田区久が原二丁目18番)
※当日お越しになれない方は、9月4日(日)午前のみ宅配での送付も承ります(引き取りも受け付けてます)。
■お問合せ:北島大(080-4090-6801)
詳細:http://fumbaro.org/about/project/electric/event/collect/94-3.html

▽各班からの進捗情報!
各班の現在の動向をお知らせします。
◎ハンドメイド部から
ハンドメイド部は正式に「ハンドメイドプロジェクト」に移行しました。冬物に向けての準備も行っています。手芸・裁縫・手先が器用な方など、興味がある方は下記グルーブまで。同時に布地などの材料も受け付けております。
http://www.facebook.com/groups/fumbaro.handmade/
#リンク先を閲覧するにはFacebookへの登録が必要です。

◎ボランティア募集班から
「物資班-テレフォンフェスタ協力者」募集中です。
現在、ふんばろうでは1,300を超える避難所(宅)を支援していますが、これらの避難所も仮設住宅への移行や統廃合が進んでいます。そこで登録情報の更新の為、避難所の住所や支援が必要な物資詳細について確認を行う事となりました。こちらの活動は、被災者の方が希望の品物を得やすくなり希望していない品物が届くことを防ぐうえに、支援者にとっても「被災者に品物を送ったのに喜ばれない」ことを防ぐ大事な活動です。ぜひ積極的にご応募いただければと思います。土日のみ、という方でもかまいません。
詳細のお問い合わせは fjm2011hcm@gmail.com までお願い致します。

▽編集後記
いよいよ8月も終盤。9月に入ろうとしています。
お子様をお持ちの方は、夏休みの宿題もラストスパートなのではないでしょうか?
私も子供の頃は、ギリギリになって「月刊天気」を新聞で探していたような気がします(笑)。
季節は夏から秋へ、そして冬に向けて…。ふんばろうの各ブロジェクトも、それに伴った準備が着々と進められているようです。
今後も各ブロジェクト・各班の進捗をお知らせしていきます!
快晴から豪雨、さっきまで暑いと思ったら肌寒くなったり、日にち単位・時間単位で変化する気候に体調も崩しがちですが、みなさん十分お気をつけ下さい。
イズミカワ (@sora.izumiawka)
※次回第15号は9/3(土)発行予定です。

発行元:ふんばろうタイムズ編集部@メディア班

【ふんばろうタイムズ】 No.14 / 2011.8.20発行

2011-08-21 21:05:51 | ふんばろうタイムズ
『ふんばろうタイムズ』は、プロジェクト内外の動向を主にふんばろう登録者の皆様へ向けてお伝えするWeb新聞です。

▽8.20付「ふんばろう」的トップニュース
 8月19日、代表の西條氏からfacebookを通して今後の方針が伝えられました。
 『震災5ヶ月がすぎた今、ふんばろうでは他の団体では実行が難しい、本当の意味での被災者の自立につながる支援に注力していきたいため、常時臨戦モードから、長期戦モードに移行します。組織体制も、これまでの個々人のマンパワーに依存しすぎる体制から役割分担を徹底することで、「チーム」としてプロジェクトを運営していけるようにしていきます』
 具体的なところでは、今後は新規プロジェクトの立ち上げは慎重にし、facebook内においても、新しいグループを作る時は必ず西條氏の許可を取ること、 現在あるグループも、もし同じような目的を持ったものが複数ある場合には、必要に応じて整理・集約することなどが挙げられています。
 『個人のマンパワーよりチーム機能、そして臨機応変性に加えて計画性も備えた「体制」にしていき、被災者が自立した生活者になっていただくお手伝いをする“ふんばろう”であることを忘れないようにしましょう』とのことです。

※各班からの進捗情報!
▽臨床ケア班から
第3回合同ケア会が9月4日に行われます。予約は9月1日まで。
詳細:http://cureeastjapan.blog.shinobi.jp/

▽トラベル班から
「ふんばろう!ボランティアとスペシャリスト派遣で被災地を元気にする!」が行われます。次回は9月2日〜です。
http://ecc.knt.co.jp/tyoec/hisaichishien0819/

▽関西支部より
大阪・京都支部合同キックオフが20日に行われました。
http://on.fb.me/o6OQqN
神戸支部発足会が8月21日に行われます。
http://on.fb.me/qQ7b6Y

▽ボランティア募集班から
ボランティア募集#58「物資班-テレフォンフェスタ協力者」募集中です。現在、ふんばろうでは1,300を超える避難所(宅)を支援していますが、これらの避難所も仮設住宅への移行や統廃合が進んでいます。そこで登録情報の更新の為、避難所の住所や支援が必要な物資詳細について確認を行う事となりました。こちらの活動は、被災者の方が希望の品物を得やすくなり希望していない品物が届くことを防ぐうえに、支援者にとっても「被災者に品物を送ったのに喜ばれない」ことを防ぐ大事な活動です。ぜひ積極的にご応募いただければと思います。土日のみ、という方でも構いません。詳しくは下記スプレッドシートにまとめられています。
http://bit.ly/fumbarov
詳細のお問い合わせはFacebook内allグループ該当ドキュメントまたはメール までお願い致します。

▽西條氏&プロジェクトの媒体露出情報
8月10日(水)発売「casa BRUTUS」糸井重里氏が西條剛央の活動について紹介する記事が掲載されています。
※糸井重里×西條剛央×山田康人(宮城県庁の星)

編集後記:昨日から、落ち着かないお天気の東京です。
蒸し蒸ししたと思えば急に寒くなり…で、体調管理も大変だと思います。今週のトップニュースにもあったように、西條先生から、これからは長期戦に備えた活動に移行するという方針が伝えられました。
ふんばろうのみなさまも、日々すごい勢いで活動されていますが、自分のペースで、無理せず(業務的にできない方々も多いとは思いますが)体調など崩されませぬようお気をつけ下さい。
ふんばろう次号は8月27日、ということは、夏休み終盤!季節はもうすぐ秋なのですね。イズミカワ(@sora.izumikawa)

※次回第14号は8/27(土)発行予定です。
発行元:ふんばろうタイムズ編集部@メディア班

「山元町への恩返し」北海道から支援物資を届けるご婦人の話

2011-08-20 08:14:35 | 日記
 けさの目覚めはとても爽快!お盆を境に秋の訪れを感じさせる気温に落ち着き、久しぶりに暑苦しい夜から解放されました。「東北の夏」も終わりを告げようとしています。

 ふんばろう東日本支援プロジェクトではこの夏、約5000台以上の扇風機を避難所や個人避難宅などへ届けることができました。品薄状態が続いた扇風機。デンコードーさんから1500台の寄贈を受けたことも大きなトピックスでしたが、ふんばろうのホームページを介して寄せられた寄付金をもとに、ボランティアが全国各地の家電量販店をかけずり回りました。少量ずつ買い求めて送ってくれた方や4tトラックをチャーターして拠点へ運び込む「扇風機PJ」も立ち上がるなど、その動きは一気に加速しました。
 「少しでも早く避難者へ清涼を届けたい」という気持ちが、5000台以上の扇風機を届けることができたエネルギーになったのだと感じています。

 また、今回の取り組みでは女川町立病院(80台)などの公共施設へ届けることができたことも大きな成果だと思っています。これまでの活動を通じて「公共機関は行政から特別支援されているので別枠」という雰囲気が強かったのですが、品薄でどこからも取り寄せることができなかった扇風機を各病室に置きたいと決断した同病院の関係者は素晴らしいと思います。なにを優先させるか。入院されている方(避難者も少なくありません)の環境が改善するのであればボランティアへも物資支援を依頼する。面子などにこだわっている場合ではないのです。
 当然、ふんばろうは「必要な人へ」「必要な分だけ」の物資支援も活動のひとつなので、被災者に対してわけ隔てなくできる限りの支援を行っていこうと思っています。
* * *
 14日の日曜日、亘理郡亘理町と山元町の仮設住宅などを訪問してきたのですが、その時に出会ったご婦人の話を紹介します。

 多くの仮設住宅にはそのひと部屋に「集会所」が設けられていて、コミュニティースペースとして活用されているのですが、そのご婦人は何やら食器類などの支援物資を集会所に運び込んでいました。すべての配送を終えて、お盆期間中のみ立ち入りが解除になったJR常磐線坂元駅に出向いてみると、またそのご婦人と遭遇しました。「さっき仮設住宅にいらっしゃいましたよね」と声を掛けると、切々と山元町との関わりや思い出などを語ってくれました。

 「いまは北海道に住んでいるのですが、幼少の頃、山元町に住んでいて、毎日仙台へ通勤する父親の見送りに坂元駅に通うのが日課でした。四季を通じて浜辺からの風の変化を感じながら、山元町の人々の優しさに育てられたのです。もうこの地に知り合いはいませんが、何かできることはないかと避難所(仮設住宅)を回って、自宅にあるものや電化製品などを購入して届けています」。終始、言葉を詰まらせながらいろいろな話をうかがいました。

 自分にできることを「やる」。これがボランティアに最も大切なことだとあらためて感じました。(こせきかつや)
 
※坂元駅のいま

うだる夏、扇風機の要望はまだ続いています!

2011-08-15 09:30:08 | ふんばろうタイムズ
 私のような会社員ボランティアは週末しか活動できません。今回のお盆休み(夏休み)も嫁と娘を先に実家へ帰して、14日は宮城支部のボランティア6人と前出の国井伸寛さん(社会福祉法人椎の木会)にも手伝っていただき、亘理郡亘理、山元の両町の仮設住宅などをまわり、支援物資(扇風機)を届けてきました。急きょ予定を変更して、南相馬の避難所まで遠征してきました。休み返上でお手伝いいただいた宮城支部の皆さんお疲れさまでした。

 「暑いのにエアコンの室外機の音がしない」。亘理、山元町の仮設住宅を回って感じたのは、エアコンの室外機がほとんど回ってなくて、玄関から全ての窓を全開にしているところがほとんどでした。プレハブの仮設は想像以上の暑さです。私の家でも夏場の電気代は相当跳ね上がりますが、避難者の方も電気代などは自費なので、かなり無理をして節約されていることがうかがえました。その意味でも今年のようなうだる夏は扇風機がとても重宝されています。
 
※登米市南方イオン仮設住宅をフォローしていただいている大槻さん
 まだまだ扇風機の要望をいただいているすべての避難者にお届けできていません。1日でも早くこの酷暑の少しでも和らげる扇風機の支援をお願いします。
▽ふんばろう東日本支援プロジェクト寄付専用サイト
http://www.kauloco.com/ecwish/

お盆期間しか動けない支援者も少なくありません

2011-08-15 08:41:36 | 活動報告
 お盆期間中の帰省ラッシュ。かなり渋滞しているようですが、少々複雑な気持ちです。なぜなら、県外から支援物資を届けようとお盆休みを利用して被災地を訪れる方も少なくないからです。渋滞に巻き込まれていらいらしているドライバーさんの姿を想像するのですが「大目に見て…」と思います。

 東京の東久留米市で障がい福祉サービスをしている「社会福祉法人椎の木会・第二どんぐりの家」の施設長、国井伸寛さんは、13時間かけて支援物資を届けてくれました。
 
※写真左が国井さん
 「障害者自立支援法の改正など多忙な日々が続き、被災地支援ができないでいた。被災地では今後も支援が必要だと思う。自分に何ができるかを探していたところ、ふんばろう東日本支援プロジェクトの直接被災者へ支援する仕組みに共感した。お盆期間しか休めないので対応してもらえないか」という連絡を受けたのが10日のこと。

 2tトラックに満載された支援物資は中古の家電や洋服、車いすにスコップまで多種多様な日用生活品ばかり。家電などは障がいのある方々がメンテナンスをされたもので、どんぐりの家(店舗)やバザーで販売されているものを持ってきていただきました。

 「早く避難者へ届けたい」ということで、一部の家電製品をつながりのある石巻市の在宅避難世帯(伊藤さん)へ持っていきました。地域のまとめ役をされている伊藤さんはさっそく、近所の方々をまわって「ふんばろうの人が来たよ」とアナウンス。4世帯の方が集まり国井さんが持ってきた冷蔵庫やドライヤー、血圧計、体重計、トースターなどを適切に分配できました。
 
 伊藤さんのところを訪れると必ず「ごはん食べて行きなさい」と言われます。「次の約束がある」とお断りすると、「じゃ弁当持って行きなさい」と弁当にパン、飲み物などいただきました。
 「今度来る時はゆっくりしていってね」の言葉にただただ恐縮しながら、国井さんから「これで13時間の疲れも吹っ飛びました。また来ます」と言っていただいた時、これでまた支援の輪が広がったと感じた瞬間でした。(こせきかつや)