ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

今こそ地域・年代・立場を超えた支援を/UCLA大生が志津川の子どもたちと交流

2013-04-02 21:17:56 | 活動報告
 まだまだ津波の爪痕が残る南三陸町へ3月27日、ふんばろうのボランティアとして志津川小・中学校グランド仮設住宅へ訪問してきました。

 昨年に引き続き行われた、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の大学院生と仮設住宅に住む子どもたちとの交流会。ふんばろう宮城のメンバーと共に、通訳ボランティアとして参加してきました。
 UCLA公共政策のジャパントリップは昨年、日本から同大学へ留学する佐藤将史さんたちが被災地の視察と現地の方々と接することを目的に企画されたツアーで、人と人とのご縁がきっかけとなりお手伝いすることになりました。今回は辻影太郎さんが第2弾のリーダーを務められました。

 言葉の壁などなんのその、サッカーやパズルなど、遊びにすぐに夢中になっている子どもたち。そのパワーに引き込まれて、気が付いたら一緒に遊びに集中する国籍さまざまな大人たち。

※将棋くずしに夢中!

※「マシュマロチャレンジ」というパスタ麺とマシュマロを使っていかに高く積み上げられるかというゲームに挑戦

 「通訳」という名ほどの役割を十分に果たせたとは言い難かった私ですが、学生たちがわかりやすい英語で話してくれたおかげで、コミュニケーションをとることができました。

 公共政策・社会福祉・都市計画を学ぶ大学院生。
 国籍も年代もさまざまでしたが、高等教育を受ける学生たちが被災地に関心を寄せてくれることに、ひとりの日本人としてとてもうれしく感じました。
 また、仮設住宅に住む子どもたちにとって少しでもリフレッシュの時間となってもらえたら・・・と祈りの気持ちも胸に、今回は立ち会わせていただきました。
 同行メンバーの一人は、パズルを通じて仲良くなり別れを惜しんでくれた小学生と住所を交換し、手紙を送り合う約束をしました。

※最後には、UCLAの学生さんから寄せ書きのTシャツとキャンパスマスコットであるクマのぬいぐるみを子どもたちへ贈られました

※全員で記念撮影


【追記】
 翌日の夜、仙台駅前のモスバーガーでなんとUCLAの学生さんと再会しました!

※驚きと喜びで思わず店内でパチリ(左から3番目が筆者)
 南三陸町から90キロ離れた地で再会することができたこの奇跡に、国を超えたご縁を感じた私でした。

 かくいう私も、千葉県市川市在住。

 南三陸町へは、東京在住の友人と共に今回初めて訪問しました。宮城県への訪問もまだ2回目ですが、ご縁を感じるこの土地へまた来ようと胸に誓いました。

 ふんばろう宮城プロジェクトでは、私のように宮城県以外に住んでいる人でも参加することができます。
 震災から2年が過ぎましたが、被災地では今後も継続的な支援が必要とされています。今こそ地域・年代・立場を超えて、「できることを、できる人から」の支援が求められています。
 支援とご縁の輪のますますの広がりを願い、帰路に着きました。(たかぎえみこ)

ふんばろう宮城プロジェクトに名称を変えて再スタート

2013-04-01 18:05:20 | お知らせ
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が発足して2年を迎える2013年3月31日、早稲田大学22号館(東京都新宿区)にて「ふんばろう1.0 総交流会」が行われました。
 会場には物資支援やさまざまな復興プロジェクトに携わったメンバー(サポーター)が約200人参加しました。

※早稲田大学の会議室には200人のメンバーが集まりました

 ふんばろうは4月から「ふんばろう2.0」として組織のカタチを変更します。過負荷状態の本部機能を最小限まで縮小し、現地のニーズにより小回りの利く対応をするために、これまで進めてきた各支部やプロジェクトの独立化をさらに一歩進めて、2013年度以降継続するプロジェクトについてはそれぞれ代表を立てて完全に独立した団体として活動することになります。
 宮城支部も「ふんばろう宮城プロジェクト」として、きょうから再スタートを切ることになりました。

※「被災者支援という目的を忘れることなく…」西條剛央代表

 被災三県の中でも被害の大きかった宮城県内には、まだまだ不自由な生活を余儀なくされている被災された方が少なくありません。ふんばろう宮城では、被災された方々の「衣食住」の『住』が確保され、応急仮設住宅と呼ばれる建物がなくなるまで活動を続けて行こうと思っています。
 他方、ボランティアの数も徐々に減っているのが現状です。ボランティアの人数を増やすことも大切ですが、現地で活動するほかの団体との連携・協業を図りながら、状況に応じて被災された方が1日でも早く自立した生活を営めるよう被災地の復旧・復興に力を注いでいきたいと思います。

※会場では被災地復興支援グッズの販売も行われました

 組織のカタチは変わりますが、今後とも「ふんばろう2.0」で活動を続けるプロジェクトへのご理解とご協力をお願いします。(こせきかつや)

▽ふんばろう宮城プロジェクトWallPaper
http://wallpaper.fumbaro.org/miyagi-new