ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

UCLA大学院生が農地再生ボランティアで汗流す

2014-04-07 22:15:56 | 活動報告
 今年で3度目となる米国カリフォルニア大学(UCLA)公共政策大学院の学生らによる「ジャパントリップ」の活動に協力(つなぎ役として)させていただきました。

 一昨年は南三陸町での物資支援(ODAとの協業)を手伝い、昨年は同町の志津川小・中学校仮設団地で小学生たちとの懇親をテーマに取り組んできました。毎回30人を超す多国籍の大学院生はそれぞれのミッションに対し、真面目に取り組んでくれました。

 さて、今年はどんな企画を立てようか?
 三代目?としてUCLAへ留学している山崎直毅さん、工藤香奈さんと年明けからメールでのやり取りをしてきました。震災から3年が経過し、「何が必要とされていて、何ができるか」と活動の目的を探る彼らの真摯な姿勢はとても素晴らしいものでした。私からの提案は①仮設住宅で手仕事をしているお母さんたちと一緒にものづくりのワークショップへ参加②農地開墾などで汗を流してみる―。彼らの選択は②でした。

 さっそく、受け入れ先との調整に奔走しました。宮城入りする3月27~28日のうち、27日は南三陸町と石巻市を訪問する予定で宿泊は仙台市内となることから、市内で「汗を流す」活動(受け入れ団体)を模索。市内若林区で農地再生(復旧)に取り組むリルーツ(代表・広瀬剛史さん)へ相談しました。「イレギュラーな参加だけれど受け入れてもらえないか?」とわたし。「歓迎します。ただし、天災型ボランティア保険は加入してください」と広瀬さん。
 事前に28人のボラ保険の手続きを仙台市社会福祉協議会で済ませ、いざ若林区七郷地区へ。 

  
 写真を見てもらえればその雰囲気は察していただけると思います。泥と汗にまみれ作業する院生たちの真剣さが伝わってきました。
 
 約3時間の作業を終えて耕した土地にはひまわりの種がまかれる予定だとか。初夏の頃には大輪のひまわり畑が人々の目の保養になることでしょう。お疲れさまでした。(こせきかつや)
▽リルーツさんのブログより
http://reroots.blog.shinobi.jp/Entry/1812/

流出した思いでの写真を持ち主のもとへ/おもいでかえる第5回展示会

2014-04-07 17:45:53 | イベント告知
 おもに津波被害を受けた若林、宮城野両区で見つけられた写真を洗浄して、持ち主へ返す活動をされている「おもいでかえる」さんの展示会が仙台市宮城野区にある出花体育館で開催されています。16日まで。

 今回で5回目の展示会となりますが、大量の写真を洗浄し、管理されたものを展示する活動に頭の下がる思いです。
 筆者もこれまで三度うかがって被災した父方の実家(若林区井戸地区)の手がかりを探していました。そうしたら今回、叔父と叔母の写真を見つけ出すことができました。「津波で何もかにも無くしてしまった」と塞ぎ込んでいる叔母の喜ぶ顔が目に浮かびます。

 今回の提示会もさまざまなメディアに取り上げられているものの、まだまだ伝えなければならない方も多いと思います。若林、宮城野両区の沿岸部に住んでいた知人、同級生を見つけて届けることもできます。私の父親も「あす行ってみる」と張り切っていました。

 ぜひ多くの皆さんに思い出の写真を見つけてもらいたいと思います。(こせきかつや)
http://www.omoide-kaeru.com/
http://ameblo.jp/omoide-kaeru/