ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

【連携・協業】マルイグループ「アーススマイルプロジェクト」in女川町

2013-02-19 07:54:27 | 活動報告
 津波で横倒しになった鉄骨の建物がまざまざしく残る女川町へ行ってきました。震災前は大漁旗がなびいていた女川湾界隈は地盤沈下したエリアを約5メートルかさ上げする計画ですが、「この一帯をかさ上げする土砂はどこから持ってくるのだろう…」と想像を絶します。

 今回の活動は、2月16、17の両日、同町の女川第二小学校体育館で開催された「第60回被災地秋冬物提供イベント・女川町」のお手伝いをしてきました(宮城支部メンバーは17日のみ手伝い)。
 このプロジェクトは、大手衣料品販売店・株式会社丸井(本社東京・青井浩社長)がファッションを通じて世の中のお役に立つために環境保全活動や社会貢献活動をお客様と一緒に少しずつアクションしていく社会貢献活動「アーススマイルプロジェクト」の一環として、東日本大震災の被災地などへ衣料品の支援をするプロジェクト。全国のマルイグループ各店舗が顧客から募った新品もしくは新品に近い衣料品を無償で提供する活動で、これまで59回開催(前回は山元町)されています。今回は女川町商工会衣料品組合との共済により1品100円で販売され、収益金は地元商店会などの復興に役立てられるとのことです。

※2日間で述べ800人の方が来場されました
 ボランティアは衣料品の搬送・陳列や来場者をサポートする側にまわりました。また、お茶のサービス、子ども向けのクジ引きに加え、ふんばろうのエンターテイメント班のメンバーによる生バンド演奏も披露され会場を盛り上げました。

※東京から駆けつけてくれた石黒丈さん

※河北新報社営業部のご尽力によりミスタードーナッツ(塩竈店)の提供もいただきました

※お手伝いいただいた皆さん・お疲れさまでした
 被災三県に「OIOIデパート」はありません。でもマルイグループがとても身近にある衣料品販売店のように感じます。震災から60回もマルイグループの従業員の皆さんがボランティアとして被災地を訪れ、被災された方とコミュニケーションを取られているからなおさらです。

 もうすぐ震災から2年が経とうとしています。支援のカタチも無償から有償へと被災された方が自立に向かっていくプロセスをしっかり視野に入れた支援活動、継続した被災者サポートが求められてます。
 復興支援に取り組むボランティア、企業の連携・協業は今後とも必要になってくると思います。ともに力を合わせて“広く、深く”活動していきたいものです。(こせきかつや)

ボランティアフォーラムへ参加してきました!

2013-02-12 14:51:54 | 活動報告
 「持続的な復興の力へ〜ボランティアの新たな役割を考える〜」をテーマに平成24年度のボランティアフォーラム(仙台市ボランティアセンター・仙台社会福祉協議会主催)が2月2日、せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)で開催されました。

※オープニングは宮城三女OG合唱団による「復興の力に。感謝とともに贈る歌声」が披露されました。

(以下、河北新報2月4日付から引用)
 東日本大震災から丸2年を迎えるのを前に、今後のボランティア活動の役割や被災者支援の在り方を考える「ボランティアフォーラム」(仙台市ボランティアセンター主催)が2日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークであった。
 市内で活動した個人や企業の関係者約240人が「持続的な復興への力へ」と題し、中長期的な支援活動に向けた課題を話し合った。
 東北大ボランティア支援室を担当する大学院法学研究科の米村滋人准教授は講演で「学生ボランティアを利用できれば成果は大きいが、学生の参加意欲は高くない。大学側がきちんとした形で供給する仕組みが必要だ」と提案した。
 パネル討論もあり、被災地で親を亡くした子どもたちのケアに取り組む仙台グリーフケア研究会の佐藤利憲理事(仙台青葉学院短大講師)は「中長期的な支援者は自分の限界をよく理解し、よき相談者を持つことが大切だ」と強調した。(引用終わり)

 
 ふんばろう宮城支部も実行委員会から事前にご案内をいただき、活動内容を報告するパネル掲示やパンフレット配布をさせていただきました。また、第3部「ボランティア団体の活動紹介(リレートーク)」で筆者が登壇し、活動報告をさせていただきました。
 筆者発言の要旨は「今回のフォーラムの趣旨は学生ボランティアを含めた継続的なボランティア数の確保だと思うが、ボランティアの数が減っていく潮流は変えようがないと感じている。そうであるなら、既存のボランティア団体がもっと他団体と連携・協業をして被災された方の支援にまわることも大切なのではないか。きょう報告されている団体の活動内容を見せていただいたが、同じような支援を別々に行っているところが多いように感じる。ボランティアの数を増やすことが目的ではなく、被災された方のサポートをすることが目的であるなら、ボランティア団体の横のつながりを増やして、より広く、深く被災地支援ができると思う」。


 ふんばろう宮城支部では、被災地の復旧・復興支援を目的に活動している団体との連携を今後とも図っていこうと考えています。ふんばろうの得意分野はネット上でのネットワークによる情報集約とマッチング、それに地元メンバーのフットワークです。
 志を同じくする皆さん、今後とも手を携えて連携をしてまいりましょう。(こせきかつや)

▽平成24年ボランティアフォーラム第2〜3部(ユーストリーム)
http://www.ustream.tv/recorded/28976498#/recorded/28977568