今月20日に表彰式が行われた「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」を前後して、さまざまなメディアで「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を取り上げていただきました。特に宮城県に本社を置くブロック紙・河北新報では活動内容の詳細まで取材してもらい、紙面を通じてまだ支援を必要としている方々の「相談したい」という気持ちに「受け皿はまだあるよ」―と伝えてくれたと思います。
▽ふんばろう東日本支援プロジェクトに栄冠
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141121_13017.html
▽逃げる勇気と備える力を 大川小教訓冊子に
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141106_15018.html
「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」授賞式へ参加したふんばろうの仲間からメッセージが届きました。
▽東北被災地復興支援3年間の想い
本日「ベスト・チーム・オブ・ザ・イヤー」優秀賞授賞式に代表と各プロジェクトのリーダーたちで登壇させていただき、これまで背中に背負っていたものからようやく解放された瞬間がありました。
無論、まだまだ復興支援は続きますが、義務をひたすら背負ってきたこれまでから大好きな東北のために、今後は本来の自身らしいカタチで貢献をしていけたらと思います。
ふんばろうは、本日をもってゆるやかに全ての演目を終了、解散。エンタメ(みんなの創造空間)プロジェクトはじめ、各プロジェクトはそれぞれ個々の団体として自立に向かいます。
本当に長くてあっという間の3年とちょっと。共に登壇くださったのは宮城在住で小学6年生から復興支援をご一家で続けられる中川さん親子、ふんばろう東日本支援プロジェクトの数あるプロジェクトリーダーをはじめとした、ふんばろうに関わってくださったすべての方たち。本当に有り難うございました。
120%のボランティア活動を続けることは、決して楽なことではありません。その中で何かをひっぱっていくという立場は9割が辛いことでもあります。あとの1割は、誰かのお役に立てたことへの心からの喜びとして全ての辛さを満たしてくれます。
ふんばろうで出会った方々は、そんな想いをきっと共有して利害関係の一切ない、各方面で大活躍する素敵な人たち。お一人お一人に対する敬意と、この活動を共に応援くださった全ての方に、心よりお礼を申し上げます。(秋葉よりえ)
◇
授賞式では次世代代表という大役を担い、スピーチした中川野乃香さん(大崎市立古川西中学校3年)からの感想文を紹介します。
西條剛央先生に「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」の表彰式にお招きいただいた時は、本当にびっくりしました。皆さんほどボランティアに参加できていないのに、こんな大切な表彰式に私が参加して良いのかな?と、返事に迷いました。
でも、「次世代の代表として参加してほしい」と言っていただいて、「そうか、今度は私たちの世代がボランティアに積極的に参加し、東北を復興していくんだ」と思い、授賞式に参加させていただくことを決意しました。
表彰式がはじまってステージに立った時はとても緊張して、足がガクガクしました。コメントを言わせていただいた時には緊張がピークに達し、頭が真っ白になって途中で言葉が出なくなってしまいました。でも、西條先生にとなりから優しく声をかけていただいて、自分がここにきたのは伝えたいメッセージがあるからだと思い出し、最後まで言い切ることができました。それは、震災が風化せず、たくさんの人に東北に足を運んでほしいということ。今度は私たちの世代が被災地を、日本を復興に導いていかなければならないということです。
※ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014審査委員長・齋藤孝氏(左)から花束を受け取る中川さん(中央)とそれを見守る西條さん
今回の経験は、これから高校受験という壁を乗り越えていく私にとって大きな力になりました。その目標に向かって、これから苦しい時や辛い時もこの日のことを思い出してがんばれると思います。
そして、今回の表彰式ではたくさんの人に出会うことができました。優しく「お疲れさま」「よくがんばったね」と声をかけてくれた人や、「進路相談にいつでも乗るからね」と言ってくれた方もいました。この方々が東日本大震災で被害を受けたところへボランティアとして通ってくれたのだと思い、あらためて“人の優しさ、ありがたさ”を実感しました。きっとみんなを笑顔にしてくれたのだろうな、元気をたくさん届けてくれたのだろうな…自分もそうなることができるかな、そうなりたいと思いました。
そのために、いま自分ができることを精一杯がんばって行こうと思います。高校合格の報告を皆さんに伝えたい、そして、これからもボランティア活動を続けて行きます。
本当に微力な自分ですが、これからもふんばろう宮城プロジェクトでたくさんのことを学びながらがんばって行きたいです。
また、期末試験中であったにもかかわらず授賞式に参加できたのは、学校の温かいご配慮があったからです。校長先生に「震災が風化したら子どもたちが救われない。しっかりがんばってくるように」と背中を押していただきました。本当に皆さんに支えられて、今回の授賞式に臨むことができました。
今回、私を表彰式に呼んでくれた西條先生をはじめ多くのみなさま、本当にありがとうございました。(中川野乃香)
◇
二人の文章を読み返すと「新たな誓い」を感じます。
まだまだ東日本大震災からの復旧・復興は、「道半ば」であって、今回の受賞はひとつの区切りとして筆者は冷静に受け止めています。できることを無理なく続けていく…。このスタンスを保ちながら被災地の第一線にいる私たちは活動を続けて行きます。(こせきかつや)
※ふんばろう東日本支援プロジェクトの各プロジェクトリーダー
▽ふんばろう東日本支援プロジェクトに栄冠
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141121_13017.html
▽逃げる勇気と備える力を 大川小教訓冊子に
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141106_15018.html
「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」授賞式へ参加したふんばろうの仲間からメッセージが届きました。
▽東北被災地復興支援3年間の想い
本日「ベスト・チーム・オブ・ザ・イヤー」優秀賞授賞式に代表と各プロジェクトのリーダーたちで登壇させていただき、これまで背中に背負っていたものからようやく解放された瞬間がありました。
無論、まだまだ復興支援は続きますが、義務をひたすら背負ってきたこれまでから大好きな東北のために、今後は本来の自身らしいカタチで貢献をしていけたらと思います。
ふんばろうは、本日をもってゆるやかに全ての演目を終了、解散。エンタメ(みんなの創造空間)プロジェクトはじめ、各プロジェクトはそれぞれ個々の団体として自立に向かいます。
本当に長くてあっという間の3年とちょっと。共に登壇くださったのは宮城在住で小学6年生から復興支援をご一家で続けられる中川さん親子、ふんばろう東日本支援プロジェクトの数あるプロジェクトリーダーをはじめとした、ふんばろうに関わってくださったすべての方たち。本当に有り難うございました。
120%のボランティア活動を続けることは、決して楽なことではありません。その中で何かをひっぱっていくという立場は9割が辛いことでもあります。あとの1割は、誰かのお役に立てたことへの心からの喜びとして全ての辛さを満たしてくれます。
ふんばろうで出会った方々は、そんな想いをきっと共有して利害関係の一切ない、各方面で大活躍する素敵な人たち。お一人お一人に対する敬意と、この活動を共に応援くださった全ての方に、心よりお礼を申し上げます。(秋葉よりえ)
◇
授賞式では次世代代表という大役を担い、スピーチした中川野乃香さん(大崎市立古川西中学校3年)からの感想文を紹介します。
西條剛央先生に「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」の表彰式にお招きいただいた時は、本当にびっくりしました。皆さんほどボランティアに参加できていないのに、こんな大切な表彰式に私が参加して良いのかな?と、返事に迷いました。
でも、「次世代の代表として参加してほしい」と言っていただいて、「そうか、今度は私たちの世代がボランティアに積極的に参加し、東北を復興していくんだ」と思い、授賞式に参加させていただくことを決意しました。
表彰式がはじまってステージに立った時はとても緊張して、足がガクガクしました。コメントを言わせていただいた時には緊張がピークに達し、頭が真っ白になって途中で言葉が出なくなってしまいました。でも、西條先生にとなりから優しく声をかけていただいて、自分がここにきたのは伝えたいメッセージがあるからだと思い出し、最後まで言い切ることができました。それは、震災が風化せず、たくさんの人に東北に足を運んでほしいということ。今度は私たちの世代が被災地を、日本を復興に導いていかなければならないということです。
※ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014審査委員長・齋藤孝氏(左)から花束を受け取る中川さん(中央)とそれを見守る西條さん
今回の経験は、これから高校受験という壁を乗り越えていく私にとって大きな力になりました。その目標に向かって、これから苦しい時や辛い時もこの日のことを思い出してがんばれると思います。
そして、今回の表彰式ではたくさんの人に出会うことができました。優しく「お疲れさま」「よくがんばったね」と声をかけてくれた人や、「進路相談にいつでも乗るからね」と言ってくれた方もいました。この方々が東日本大震災で被害を受けたところへボランティアとして通ってくれたのだと思い、あらためて“人の優しさ、ありがたさ”を実感しました。きっとみんなを笑顔にしてくれたのだろうな、元気をたくさん届けてくれたのだろうな…自分もそうなることができるかな、そうなりたいと思いました。
そのために、いま自分ができることを精一杯がんばって行こうと思います。高校合格の報告を皆さんに伝えたい、そして、これからもボランティア活動を続けて行きます。
本当に微力な自分ですが、これからもふんばろう宮城プロジェクトでたくさんのことを学びながらがんばって行きたいです。
また、期末試験中であったにもかかわらず授賞式に参加できたのは、学校の温かいご配慮があったからです。校長先生に「震災が風化したら子どもたちが救われない。しっかりがんばってくるように」と背中を押していただきました。本当に皆さんに支えられて、今回の授賞式に臨むことができました。
今回、私を表彰式に呼んでくれた西條先生をはじめ多くのみなさま、本当にありがとうございました。(中川野乃香)
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二人の文章を読み返すと「新たな誓い」を感じます。
まだまだ東日本大震災からの復旧・復興は、「道半ば」であって、今回の受賞はひとつの区切りとして筆者は冷静に受け止めています。できることを無理なく続けていく…。このスタンスを保ちながら被災地の第一線にいる私たちは活動を続けて行きます。(こせきかつや)
※ふんばろう東日本支援プロジェクトの各プロジェクトリーダー