♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

フランシス・アイルズ

2010-03-23 | Tue:推理小説と私
ウイリアム・アイリッシュに代わる、私が熱狂的に読みたく
なる推理作家を模索中に、フランシス・アイルズの『犯行以前』を
“ミステリ史上で要となる作品”、“かつてないほど殺人が
素晴らしく描けている”と紹介されており、読みたくなった。

日本では創元推理文庫より何故か『レディに捧げる殺人物語』との
邦題で読むことができる。早速、図書館で蔵書検索をかけ、そのものが
あったので、読んでみた。

原題は"Before the fact"なので、『犯行以前』というのが直訳に
なるのだが、読んでみると『レディに・・・』という全く違った
タイトルもわからんではない。・・・私も人を愛したら、やっぱり
最後は主人公と同じ行動をとるだろうな。似たようなことを
以前の恋人にも言ったものだ。

フランシス・アイルズ作の『殺意』も読んでみた。なるほど、
なかなか犯罪者の思考や心理がよく書けていて面白い。
犯罪心理小説というジャンルが確立されたのも頷ける。

ところが、アイルズの作品はあまり日本には入ってきていない
らしい。この間、急に図書館に行きたくなり、慌てて数少ない
アイルズの作品を検索し、『断崖』は読んでいないので、予約を
入れた。

借りてきて、さぁ読もうとしたら、それは『犯行以前』と同じだった。
つい原題をチェックするのを忘れてしまっていた。Before the fact
だったのだ。

図書館で本を実際に手に取って借りようかどうしようか選定していた
時代が懐かしい・・・(^_^;)

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