サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

OHS&桜美林合同コンパ

2009-09-09 01:43:10 | Weblog
健康心理学会22回大会初日の夜、ちょっとしたできごとが。

大阪人間科学大学で健康心理学を専攻する院生たちと、桜美林大学大学院の健康心理学専攻生たちとが合同コンパを開催しました。

もちろん教員(私、石川、長田)も、懇親会を早々に切り上げて参加しました。

私が桜美林の集中講義をさせていただいていることもあって、合同開催となった次第ですが、なかなか意気揚々。

東西2大学間で健康心理学の実践研究を共同でという下地作りとなりました。

早稲田大の竹中先生、近畿医療福祉大の堤先生も飛び入り参加。

いや、健康心理学の未来は明るい!!


2009/09/09・記





もう一つのシンポ

2009-09-09 01:31:25 | Weblog
第22回健康心理学会大会2日目の9月8日、午前10時からは大会運営準備委員会企画のシンポが開催されました。

テーマは健康心理学における介入・実践・教育プログラム。

たいそうなテーマなんですが、要は、禁煙・ストレス、メタボ、いじめなどの現代的健康関連問題への具体的実践的アプローチの紹介となりました。

山田冨美雄「禁煙支援のためのストレスマネジメント教育プログラム」

今田純雄 「食行動と生活習慣改善:過食性肥満に焦点をあてて」

竹中晃二 「健康行動変容ー生活習慣病予防における実践健康心理学研究の勧めー」

安藤美華代 「青少年の情緒的および行動上の問題を予防する心理教育的プログラム”サクセスフル・セルフ”

とそれぞれ20分で話するようにと事前に取り決めしていたのですが、私が2分ほどオーバーしたのを皮切りに、それぞれ5分から10分程度オーバー。

4つのとりくみ、それぞれが1つのシンポになるべきテーマなだけに、少々食傷気味のシンポとなりました。

私はなぜかこのシンポで疲れ果てました。

健康心理学は実践科学であり、健康作りのための具体の実践プログラムの開発と評価こそが正当な評価を受ける研究なんだと実感した次第です。

では。

2009/09/09・記

健心22会員企画シンポ「健康心理士は外国人医療職者のメンタルヘルス向上に何ができるか」

2009-09-09 01:14:28 | Weblog
第22回日本健康心理学会は、2009年9月7/8両日にわたって早稲田大学国際会議場にて開催されました。

主催校となった玉川大学のみなさん、ご苦労様でした。

私は前日の理事会から参加しておりましたが、健康心理学会は社団法人化されることになりました。

また、健康心理学を学ぶ学生を育てている大学間の連絡協議会を作ることにしました。

声かけ人としては、私が事務局となり、大阪人間科学大学健康心理学科、桜美林大学大学院健康心理学コース、文化女子大学応用健康心理学科などを中心に全国展開する予定。

今後密なる連絡をとりあって、合同でコアカリキュラムを考えたり、共同で大がかりなコホート調査をおこなったり、施設利用の共有化を行ったりしてはという案が出ました。

ぜひ前向きに考えていきたいところです。

初日12:45からは、私と桜美林の石川利江先生企画の会員企画シンポ「健康心理士は外国人医療職者のメンタルヘルス向上に何ができるか」が開催されました。

この写真は、同シンポの討論を行っている場面。

話題提供 
 山田冨美雄(大阪人間科学大学)
  インドネシア・フィリピンナース候補を対象としたメンタルヘルス介入事業
      ・
 石川利江(桜美林大学)
  インドネシア・フィリピン看護師・介護士候補生に対するメンタルヘルス支援の試み:東京・横浜について

指定討論
 竹中晃二(早稲田大学)
  外国人医療保健指導者を対象とした健康心理学的支援の研修
       ・
 田中共子(岡山大学)
  異文化滞在者の健康教育に「文化」の要素をどう組み込むか
  ---適応支援の心理教育モデルからの示唆---

とそれぞれ20分の限られた時間で身のある討論を行いました。

この様子は近々ヘルスサイコロジスト用原稿としてまとめます。

参加者は50名ほどだったでしょうか。インドネシア、フィリピンから看護師・介護士候補として日本の病院で勤めるためにやってきた方々のメンタルヘルスの維持向上は、健康心理士の得意とする仕事だと宣言させていただきました。

また、

1 外国人看護師候補にとって、日本の介護士・看護師国家試験問題は相当難しい

2 一般的な医療現場のストレス、早期離職問題について

3 一般的な異文化ストレス、過労、過労死、過労自殺等メンタルヘルスについて

4 海外との摩擦、今後の外交関係への影響について

5 健康心理士の職能・専門性として捉えたい

などの問題について意見交換がなされました。

いや、深い問題です。

2009/09/09・記