公開講座二講目の昨日10月3日はオープンキャンパスが開かれる中での開催となりました。
雨が降るとの予測は見事はずれ、快晴。
140名のかたが参加されました。
まず、くんえい短大の須河内貢先生は、発達心理学からみた乳幼児期の心の健康についてお話されました。
人は乳幼児期から、人の顔を注視・追随し、母親から父親、きょうだい、友達へと人との関係を深めていきます。
こうした乳幼児期から、心の健康を阻害する困難があるのが現代の子育て環境ではないかというようなお話を20分でまとめていただきました。
次に、神戸松蔭女子学院大学教授の土肥伊都子先生からは、友人関係から見える若者の心ー無邪気の裏の臆病ーと題して、いわゆる「やまあらしのジレンマ」問題を解説していただきました。
若者が他者・友人との間に棘をもち、近づこうとせず、さりとて離れようともしない「臆病」な心理。これが実は現代の社会がもたらしたものではないかという主題。
ケータイやネットワークなど現代の若者社会に固有の道具やツール、流行ファッションにも、そして結婚できない症候群・婚活問題などが面白く語られました。これもぴったり20分。すばらしい。
三番目は、福山大学講師の廣川空美先生から、壮年期の心の健康について「仕事のストレスと更年期症状」と題して、統計資料を閲覧しながらの熱弁。
学生であった若者が就職し、結婚し、子育ても終わろうとする40-50代の心の健康はやはり男の仕事ストレス・うつ・自殺問題。そして女性は更年期障害からくるうつ症状が重要との指摘。
男性にも更年期があることにも触れられました。先週の私も、服部先生も触れたあたりの問題にも対応してもらえてしかもぴったり20分。すばらしい。
最後は本学教授の久家義之先生の「おいて楽になる人・苦しくなる人」という漫談のようなお話。
老いを苦いものとしないためには、老人力、忘却力がいいですよというお話。
ご自身の体験話や、介護現場での事例から、わかりやすく会場のみなさんの雰囲気をつかんでいただきました。
以上4名のシンポジストの提案をうけ、15分の休憩期間中に得られた質問票を材料として、司会者の私が約45分の質疑応答ならびに討論を行いました。
その詳細は、定かに記憶していないのですが、なかなか興味あるもの。ビデオから活字におとして一冊の本にしてもおもしろいのではないかとおもいました。
質問のなかでお名前を書いていただいたもの3通ばかりピップアップ。
まず、某女性からの質問。女子高生が高齢者に対して暴言を吐いて自転車ですりぬけていったという体験から、こうした子どもを育てた大人はどうしたらいいものでしょうかというキー質問。
4名のシンポジストからそれぞれのご意見を頂戴したという次第。
いずれまとめたものをご紹介したいとおもいます。
終わってから、学長、副学長、公開講座委員長・副委員長と懇談のあと、土肥先生、廣川先生との懇親会を開催しました。
そこになんと、かつてのSIG101のメンバー、R&Kさんも参加。
6時前から9時すぎまで、楽しく語らいました。
先生方、これからも、宜しくお願いします!
2009/10/04・記
雨が降るとの予測は見事はずれ、快晴。
140名のかたが参加されました。
まず、くんえい短大の須河内貢先生は、発達心理学からみた乳幼児期の心の健康についてお話されました。
人は乳幼児期から、人の顔を注視・追随し、母親から父親、きょうだい、友達へと人との関係を深めていきます。
こうした乳幼児期から、心の健康を阻害する困難があるのが現代の子育て環境ではないかというようなお話を20分でまとめていただきました。
次に、神戸松蔭女子学院大学教授の土肥伊都子先生からは、友人関係から見える若者の心ー無邪気の裏の臆病ーと題して、いわゆる「やまあらしのジレンマ」問題を解説していただきました。
若者が他者・友人との間に棘をもち、近づこうとせず、さりとて離れようともしない「臆病」な心理。これが実は現代の社会がもたらしたものではないかという主題。
ケータイやネットワークなど現代の若者社会に固有の道具やツール、流行ファッションにも、そして結婚できない症候群・婚活問題などが面白く語られました。これもぴったり20分。すばらしい。
三番目は、福山大学講師の廣川空美先生から、壮年期の心の健康について「仕事のストレスと更年期症状」と題して、統計資料を閲覧しながらの熱弁。
学生であった若者が就職し、結婚し、子育ても終わろうとする40-50代の心の健康はやはり男の仕事ストレス・うつ・自殺問題。そして女性は更年期障害からくるうつ症状が重要との指摘。
男性にも更年期があることにも触れられました。先週の私も、服部先生も触れたあたりの問題にも対応してもらえてしかもぴったり20分。すばらしい。
最後は本学教授の久家義之先生の「おいて楽になる人・苦しくなる人」という漫談のようなお話。
老いを苦いものとしないためには、老人力、忘却力がいいですよというお話。
ご自身の体験話や、介護現場での事例から、わかりやすく会場のみなさんの雰囲気をつかんでいただきました。
以上4名のシンポジストの提案をうけ、15分の休憩期間中に得られた質問票を材料として、司会者の私が約45分の質疑応答ならびに討論を行いました。
その詳細は、定かに記憶していないのですが、なかなか興味あるもの。ビデオから活字におとして一冊の本にしてもおもしろいのではないかとおもいました。
質問のなかでお名前を書いていただいたもの3通ばかりピップアップ。
まず、某女性からの質問。女子高生が高齢者に対して暴言を吐いて自転車ですりぬけていったという体験から、こうした子どもを育てた大人はどうしたらいいものでしょうかというキー質問。
4名のシンポジストからそれぞれのご意見を頂戴したという次第。
いずれまとめたものをご紹介したいとおもいます。
終わってから、学長、副学長、公開講座委員長・副委員長と懇談のあと、土肥先生、廣川先生との懇親会を開催しました。
そこになんと、かつてのSIG101のメンバー、R&Kさんも参加。
6時前から9時すぎまで、楽しく語らいました。
先生方、これからも、宜しくお願いします!
2009/10/04・記