サイコロジスト101

旧J&PホットラインSIG101opMr.髭が運営。
健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

PGS-101のご案内

2009-10-06 22:05:34 | Weblog
来る10月10日の午後1時より、たかつガーデンにてPGS研究会の第101回研究会を開催します。

当日は、服部祥子先生による講演と、PGSメンバーによる討論が企画されています。

ふるってご参加ください。

案内ビラを添付します。

2009/10/6・記


虚偽検出とは何か?中山先生3年ゼミに

2009-10-06 08:29:23 | Weblog
虚偽検出とは何か?・・・・

10月2日金曜日の3年次生ゼミに、関西国際大学の中山誠教授が参加してくださいました。

研究の打ち合わせでみえたついでに、3年次生のゼミで話をしてもらいました。

中山先生は、この3月まで静岡県警察本部の科学警察研究所で精神生理学的虚偽検出の専門官として奉職しておられました。

実は私の長い研究仲間。PPI研究の初期のことです。

1980年の英文論文と、1983年の日本語論文(心理学研究)の共著もあるくらいです。

Yamada, F., Yamasaki, K., Nakayama, M., & Miyata, Y. Distribution of eyeblink amplitude recorded by an electrode hookup : Re-examination. Perceptual and Motor Skills, 1980, 51, (1), 1283-1287.

山田冨美雄・中山 誠・宮田 洋 反射喚起と先行刺激抑制効果の独立性:ヒトの驚愕性瞬目反射を指標として.心理学研究, 1983, 53, (6), 383-386.

また、平伸二・中山誠・桐生正幸・足立浩平(編)「ウソ発見:犯人と記憶のかけらを探して」(北大路書房、2000年)では、分担執筆させてもらいましたよね。

で、今回は、ポリグラフ検査の実際をお話いただきました。

A新聞社支所爆破事件や某殺人事件の容疑者の実例の話など、臨場感あふれるお話を交えた生理心理学の応用実例を熱くかたってもらいました。

SCR(皮膚電気伝導反応)や、脈波、血圧、呼吸をみているだけで、どのように真犯人しか知り得ない事実を発見することができるのか、よく勉強できたはずです。

3年ゼミ生諸君は、新生理心理学2巻の中山先生執筆原稿には目を通していたようで、理解している様子ではありましたが、どうでしたか?

卒論を来年に見据えて、これから論文読みに励んでもらうのですが、まずはポリグラフ検査に興味をもった人は、最新の生理心理学と精神生理学の特集号をみなさいというお話でしたね。

今週のゼミでは、各人に、論文を1つ渡す予定です。楽しみにしておいてください。

ぜひがんばって読み進めてください>T君!!

写真はその後、PPI研究で卒論を書くAさんなど研究仲間と岸辺のそばたつで懇親会をした後の記念写真でした。

2009/10/06・記

心理学研究法2:医療心理学の研究法

2009-10-06 07:54:07 | Weblog
2009年10月5日「心理学研究法2回目」は、医療心理学という分野の研究法を概観しました。

添付のパワポスライドの1枚目に、授業スケジュールを掲載します。

来週から二週授業がありませんので、注意してください。

次回は10月26日となります。前日にベルリンから帰国します。ドイツの現状などもお話できるでしょう。

授業展開を楽しみにしておいてください。


今回の授業では、医療に生かすための心理学研究についてお話ししました。

医療心理士は医療現場で心理の専門家として働くわけですから、他の医療スタッフとうまくやっていくためには、心理学の専門知識だけでなく、幅広い知識と医療用語の理解、コミュニケーションスキルなどが求められます。

また、日々研鑽が求められます。研究者の態度と視点は常にもっておくべきなんですね。

ところで、医療心理士という用語について医療心理師とどうちがうんですかという質問があったのでお答えします。

医療心理師ということばは、2005年に議員立法で国会に提出される予定だった心理士法案での用語です。臨床心理士と医療心理師の2資格1法案のなかの医療心理師。

一方、医療心理士ということばは、日本心身医学会認定資格です。今年で認定試験は6回目となります。

心身医学会認定の医療心理士という資格については、

http://www.interq.or.jp/japan/shinshin/

を参考にしてください。

現在90名の認定資格をもった医療心理士が実際に活躍されています。

本学出身者の、めざす資格の1つに入れたいとおもっています。

この春に出版された「医療心理学を学ぶ人のために」(世界思想社)などを参考にしてください。

2009/10/06・記