サイコロジスト101

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101022生理心理学:虚偽検出

2010-01-24 20:05:35 | Weblog
1月22日金曜日開講の生理心理学「虚偽検出」で使った資料です。

取調室の中で、容疑者がどのように自白を迫られるのか。

ちょうどこの日、尋問室での赤裸々な様子を録音したテープが話題になっていましたね。

科学操作の結果から、DNA鑑定の結果を証拠として、知識のない人に自白を迫る刑事・検事。

犯人ではなくても、証拠がある、科学的根拠のある証拠があると何日も言い続けられたら、気の弱い人でなくても自白してしまう瞬間があるかもしれません。

さて、科学的証拠能力って、いったいどの程度のものなのでしょうね。DNA鑑定は日進月歩の進歩をしています。足利事件当時の技術など今から見れば古くさい代物だったというのが今日の話題です。

では、精神生理学的虚偽検出の科学的証拠能力はどの程度なのでしょう。

このような今日的話題を知るためにも、生理心理学の分野では日々新しい技術が開発されています。

ここ20年ほどのあいだに、精神生理学的虚偽検出研究はずいぶんと進歩しました。

日本の若きポリグラファーの努力の成果です。

GKTという技法が中心テーマでした。

犯人しか知り得ない事実に関する記憶の断片を、質問しながらSRRや呼吸を測定するわけです。

ポリグラフ検査と呼ばれていますが、たんに嘘をついたときの緊張を波形からみるというTV番組でよくやる見せ物のような他愛ないものでないことはわかってもらえましたね。

来週はこれまでの授業の振り返りをします。せは。

2010/01/24・記