サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

100125医療のヘルスプロモーション:メンタルヘルス

2010-01-25 23:22:15 | Weblog
本日開講の医療のヘルスプロモーション:メンタルヘルス医療でつかった資料です。

自殺者数3万人の状態が12年続いている現状を打破する戦略を考えましょう。

WHO流に、数値目標を立てて、総合的・包括的に、御上から地域ボランティアまで総出でゴール到達のアクションがはじまっています。

健康心理学の担い手がなすべきことは、自殺の前駆症状となっている精神病の対策でしょうか。

自殺者の30%が、鬱病を含む気分障害のあとの自殺敢行だった資料をみてください。薬物依存や統合失調症をあわせるとなんと60%。

こうした流の中で、自殺者の最も多い「働く男性」に的を絞れば、職場のメンタルヘルスケアこそが切り口かも。

早期発見(プリベンション、一次予防)、早期治療(インターベンション、二次予防)、職場復帰(リハビリ介入・三次予防)、そして自殺者家族・遺族への支援(ポストベンション)などが私たちの仕事でしょうか。

諸君!メンタルヘルス相談員となって、日本の自殺予備軍を救おうとはおもいませんか?

このような話をしたとおもいます。

来週はいよいよ最終回。これまでの総括をしたあと、試験を行います。

では。

2010/01/25・記







20100125研究法:実験計画法の資料

2010-01-25 04:00:28 | Weblog
本日(1月25日)開講の心理学研究法で使う資料です。

実験計画法について、お話します。

はじめて聞くときは、用語がやたらと難しく聞こえます。

しっかり言葉の意味を考えて、使えるようにしましょう。

心理学では、心の働きを行動とみたて、当該の行動を観察し、測定して数量化します。

こうした行動が、ある条件のもとではたくさん出現したり、大きくなったり、消えたりします。

実験を重ねて行くにつれて、どのような条件を設定したら当該行動がどうなるかがわかってきますよね。

実験するときに操作する環境条件の変数を、独立変数と呼びます。

測定する行動を従属変数。

これらの変数に影響するその他の変数は十分統制しておかなくてはなりません。

独立変数の操作と、従属変数の関係についての実験前の理解によって、便宜上実験は3つのタイプに分けることができます。

できたら、仮説を検証するための実験計画法をつかうのが合理的なんですが、関係性がみえない状態では、観察に留まります。

すべての実験は、たんなる観察と、仮説検証型実験の間にあります。

早々にこの資料をダウンロードしたかたも、授業後にダウンロードするかたも、じっくり一週間考えてみてください。

2010/01/25・記