サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

心理学概論100524:学習1 資料

2010-05-23 22:53:05 | Weblog
明日の心理学概論で使う資料です。

明日から2週は3章「学習」を学びます。

学習の定義から話を興します。

学習を成立させる手続きを、条件づけ(conditioning)といいます。

明日はそのうち、古典的条件づけと呼ばれる、パブロフの条件反射を中心にお話します。

パブロフの研究室を一昨年訪れたときに撮影した貴重な昔の写真や、パブロフのお墓の写真などもおみせします。

パブロフの弟子の林髞先生の弟子の古武先生の弟子の宮田先生の弟子の私から、みなさんにパブロフの偉大な業績と人柄についてお話できればとおもいます。

また、私の卒業論文は瞳孔光反射の条件づけだったんですが、修士論文ではまばたき反射(眼瞼反射)をつかった実験システムを自作しました。そのあたりの話もさせてもらいます。

そして、人間の眼瞼条件づけの実験で、いったい何がどのように学習されるのかを考えてもらいたいとおもいます。

早々にこのブログをみた人は、資料を印刷してノートに貼り付けておいてください。

2010/05/23・記



100521脳波測定実習

2010-05-23 22:34:22 | Weblog
3年ゼミで、脳波の測定実習をおこないました。

中島君が被験者になってくれました。ごくろうさまでした。

国際脳波学会指定の10-20法にしたがって、Fz、Cz、およびPzに探査電極をペーストをつかって貼り付けました。

両耳(A1ーA2)連結で基準電極とし、これら3つの電極との間の電位差を増幅記録しました。

脳波計は21チャンネルあるんですが、そのうち3チャンネルをつかいました。

また、垂直EOG、水平EOG用電極を、左目の上下(眉より上方2cmと下眼瞼下方2cm)と両目の眼裂外側に両面テープをつかって貼り付けました。

また胸部から、心臓を挟むようにディスポーザブル電極を2つ装着して心電図を測定しました。

胸部にはチューブ式の呼吸ピックアップを装着。

アースは、左耳の後ろの骨の上で、ディスポーザブル電極で装着。

準備完了したあと、各チャンネルの装着具合をチェックしましたね。

時定数を変えたり、フィルターを入れたり、増幅率を変えましたね。

10分ほどして、すべてのチャンネルから綺麗な波形が得られたので実験を開始しました。

来週のゼミで、記録用紙をみながら、以下の説明をする予定です。

1 脳波の成分。α波。周波数を数えましょう。

2 開眼によるαブロッキングの観察。

3 過呼吸(1分でストップしましたね)による脳波の変化の観察。

4 睡眠教示後の脳波成分の変化の観察。ステージ2までは移行しましたね。

5 体動、奥歯かみ、まばたき、眼球運動、呼吸によるアーチファクトの確認。脳波記録が乱れましたね。

など。

クーラーが入っていないので、実験室は28℃。湿度も65%近くあったんじゃないでしょうか。

ふらふらになりましたが、みんな楽しそうでした。

生理心理学は、実験でいつだって確かめられる心理学です。

来週は睡眠脳波について、新生理心理学2巻をつかって学びましょう。

では。



医療のヘルスプロモーション100517

2010-05-23 22:28:06 | Weblog
先週の医療のヘルスプロモーションでは、グループワークを本格化。

12グループに分かれて、今年のWHO方針にしたがった世界禁煙デーに向けた啓発活動の一環として、ポスター作りをしてもらいましたね。

まず、女性の喫煙について考えてもらいました。ブレイン・ストーミングです。

各グループから、たばこを女性が吸うわけを1つにしぼってもらい、1分間プレゼンしてもらいましたね。

つぎに、女性をターゲットとした、吸ってない人は喫煙しない、吸ってる人は禁煙するようにしむけたポスターのキャッチコピーと、デザインを検討してもらい、A5の紙にデザインを描いて提出してもらいました。

この写真は授業終了直後の白板の様子。

明日はいよいよポスタカラーなどをつかったポスター作りです。

準備してきてくださいよ。

2010/05/23・記


生理心理学会in茨城大学

2010-05-23 22:14:13 | Weblog
先週の土日(5月15-16日)のことになりますが、茨城大学で開催された生理心理学会に参加してきました。

茨城県の県庁所在地である水戸は、黄門さんで有名。

前日14日のゼミを終えて新幹線に飛び乗り、品川で降りて上野まで山手線、上野から常磐線に乗り換え特急で水戸入りが10時。

電車はいずれもぎりぎりセーフというきわどい旅となりました。

夜の水戸駅を南に出て桜川手前で左折した水戸プリンスホテルへと向かいました。

なんとか辿り着き、持参の弁当でお腹を満たしてばたん。

翌朝、桜川沿いを散歩しました。きれいな町並みです。

タクシーで茨城大学へ。ポスターセッションをながめ、正午からの評議委員会に出席。

そこでとんだハプニング。理事に選任されてしまいました。

翌16日の総会後に開催された今年度第一回の理事会に出席し、新理事長の堀先生たちと顔併せ。

これからは学会のホームページを活かして、生理心理学会の情報を外に発信していかなくてはなりません。

私の専門は、本学のホームページにも出ているように、生理心理学と健康心理学。

からだの反応から、心の働きをのぞき見る科学。

授業でも後期開講の生理心理学をもっていますが、生理心理学の実験実習はありません。

なんとかやりたいなとおもいつつ、一大決心。

今年の3年ゼミでは生理心理の実験実習を取り入れます。で、先週21日のゼミでは脳波実習をしました。

また、2年開講のプレ演習では、生理反応の勉強をすることにしました。

からだから心をみる生理心理学。楽しみに。

今回の学会は、茨城大学の尾崎先生が大会長というので、ご専門の睡眠、脳波、障がい児の生理心理学などの企画が多かったですね。発表内容もこころなしか、そういったテーマが多かったようにおもいました。

来年の学会は高知大学で同時期に。

うちの大学院生諸君、発表覚悟でがんばってくださいよ。

2010/05/23・記