サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

湊小学校避難所(1)阿部先生訪問

2011-07-18 06:02:17 | Weblog
車で南下。

一路湊小学校へ。

途中、川を越える橋があるのですが、このあたりの風景がすごい。

ほとんどの家の1階が一掃され空洞になっています。まるで祠。人が住んでいる家もまばらに。

橋を越え、湊小学校へ。広い運動場の向こうに避難所となっている校舎入り口。

右横にテント。左に仮設の風呂。

小澤先生に教えて頂いた、湊荘(幼稚園つき公民館)の前館長(3月末まで)の阿部先生にお会いしたいと入り口の人にお聞きしたら、すぐ初老の男性が来られました。

阿部先生は、3月11日の地震直後、津波を予感して、全児童を湊荘から湊小学校に移動させ、100名を超える児童の命を救ったという先生。

また、津波が湊小を襲い、建物が流れあがってくる風景を2階の窓から見下ろしているとき、隣の屋根におばあさんがみえたのだとか。とっさに窓ガラスを割り、鉄の柵をはずしておばあさんの手にひっかけ、すくい上げたとのこと。

写真の窓の手前に置いてある徹柵がそのときつかわれたもの。

いずれ、東日本大震災が落ち着き、記録が残されることになったとき、阿部先生の偉業は必ずや掲載されるとおもいました。

2011/07/18・記

石巻市役所を訪ねました

2011-07-18 05:50:49 | Weblog
湊小学校in住吉中学校を出て移動した先は、カーナビの指図にしたがって市役所。

JRの線路を渡った瞬間から、風景がころっとかわります。

周りの建物の壊れ方がすごい。

津波で相当な被害があったとみえて、1階が空洞となった家の軒先がいくつも。

まだ人が住んでいるところもあり、空の家もあり。

道路が怖い。信号がつかないので、ガードマンか警察管が手旗で指図してくれます。

小さな角では、どんな車が飛び出してくるかわからないので怖い。

で、市役所らしきところに出たのですが、何もない。

車を降り、石段をあがり、建物をぐるりとみまわしました。

隣の消防署に出て、人に聞いてみると、これは旧市役所とか。今は石巻駅前のピンクの建物に移っていますとか。

急遽駅に戻り、ピンクの建物をみつけました。

小澤先生からうかがっていた教育委員会へ。関係者以外の入場お断りの駐車場に入れてもらい、5F教委へ。

日曜日なので誰もいないかと思っていたら、閉まったシャッターの奥に人影が。

太田指導主事はいませんか?と訪ねたら、今野課長補佐が扉を開けて招いて頂きました。

太田先生に携帯で連絡をとっていただき、直接話すことができました。

湊小学校の今後はどうなるのかとか、石巻市内の学校で、被災児童に対するストレスマネジメント教育を提案したいこと。今回はまずは挨拶にきたことなどなど。

次回ゆっくりお話に参りますといって電話を切り、今野課長補佐としばし会談。

現湊小学校は廃校になるのか、校舎はどこに造るのか、体育祭はいつごろどのようにするのかなどなど。

日曜日にもかかわらず、丁寧に対応いただきました。

2011/07/18・記


1年1組の教室

2011-07-18 05:47:42 | Weblog
教室には黒板がつきものです。

1年1組の教室の黒板の上に、斜めに大きな鏡がしつらえてありました。

一番前の子どもなら、教室全部が見渡せるようなつくりです。

私と鈴木くんとでみあげてみました。

子どもたちの教室風景が少し想像できました。

壁にはさまざまな絵や、張り紙が。そして窓の外には朝顔が。

小学校が中学校の中にあるという違和感は、この部屋の中では消え去りました。

2011/07/18・記

湊小学校in住吉中学校

2011-07-18 05:40:56 | Weblog
湊小学校児童は毎朝バスで川を越え、JRをまたいで北上し、この住吉中学校に登校します。

子どもたちの教室をみせてもらうことになりました。

1年1組の教室の入り口前です。

中学校の校舎の中に、「湊小学校1年1組」って、なんだかへんな感じがしました。

1階の奥でしたが、中学の風景の中に1年生。

平日の学校内の景色や騒音を想像するのですが、なかなかイメージできない。

2011/07/18・記

石巻市立住吉中学訪問

2011-07-18 05:04:59 | Weblog
2011年7月17日午後14時10分頃でしょうか、住吉中学校を訪問。

小澤先生たちの「さくらサポート」チームの一員としてネームカードをつけ、中学のぐるりを一周。

正門入ったところに車をとめ、避難所となっている体育館入り口の女性職員にお話を伺いました。

彼女の名前は聞き損ねたのですが、3名の市役所臨時職員が避難所の入り口に常にいるとのこと。

ポカリの差し入れは喜んで受け入れていただきました。

まだ4-50名の避難者のかたがいらっしゃるとのこと。

湊小学校の児童がつかっている教室をみせてほしいというと、教頭先生がいらっしゃるとのことで教員室に。

斉藤教頭と立ち話。

中学校は津波被害はなかったとのこと。

湊小学校のために教室を提供していますとのこと。

体育館は避難所になっている加減で使えないけれど、運動場は使えるので湊小学校の児童も体育はやっているそう。

運動場は広く、阪神淡路大震災のときの印象とはずいぶんちがいます。

教訓は生かされていました。運動不足が懸念されたのですが、これならなんとかなります。

とはいえ、震災当初は運動場は駐車場のようにもなっていたとのこと。

教室もみせていただくことになりました。

2011/07/18・記



イオンで買い物

2011-07-18 04:56:30 | Weblog
2011年7月17日13時ジャスト。

石巻市街地に入りました。

大きな建物がいくつか。その一つは、イオンモール。

駐車場がいっぱい。お、げんきなんだ!といい感じになりました。

太陽直下の屋上駐車場に車を止め、イオン内部に。

食品街でまず買ったのは避難所への差し入れ。

小澤先生に教えられたとおり、生野菜ジュースなどもみたのですが、熱中症予防の必要物を。

そう、ポカリスウェットの粉末。それに、熱中予防と書かれた機能性飲料粉末。

人は満杯。元気そのもの

そしていよいよ食堂へ。家族連れで賑やかなこと。

私は天ぷらそばを、鈴木君は親子丼を平らげました。

いや、うまかった。

2011/07/18・記



なんと札幌ナンバー

2011-07-18 04:39:26 | Weblog
借りられた車はなんと札幌ナンバー。

保有していた車のほとんどが水没して廃車になったため、近辺からの支援でいろんなナンバーが。

道産子として石巻まで移動することに。

ここで各種の不安が。

石巻で昼ご飯たべられるんだろうか?

いざというときのためにと、おにぎりとお茶を購入。

日照りの強さと、仮設店舗内の暑さから、「熱さまシート」を大量に。

虫除けスプレーも購入。これは蚊除けだったので、蝿除けには効果なく失敗でした。

車は走り出すとクーラーも効き、快適。

有料道路(仙台東部道路、三陸自動車道?)は仙台空港から鳴瀬奥松島本線料金所まで(1500円)。

そのあとは無料の道路を快適に過ごし、石巻河南インターで降りることになりました。

2011/07/18・記




仙台空港は何とか動いている

2011-07-18 04:23:39 | Weblog
2011/07/17午前10時45分すぎの仙台空港。

3月11日の地震、そしてその後の津波で水没した仙台空港。

伊丹からの定期便がなく、未だに臨時便というので、再開後の姿をいろいろ想像してはいたのですが、相当なダメージ。

施設内はほとんどがパネルで囲われた状態で、トイレは仮設のまま。

レンタカーの常設デスクがないのでうろうろ。

日産レンタカーの方が、予約客を出迎えにきていたので声をかけました。

数百メートル先の同仙台空港店に出迎えの車で移動。

なんとか移動手段が確保されました。

2011/07/18・記

石巻に行ってきます

2011-07-17 04:26:56 | Weblog
石巻は今、とても暑いそうです。

さくらサポートの小澤先生とここ数日電話でお話しました。

まだまだ避難所生活は続いているようです。

小澤先生たちが関わっておられる小学校は、避難者の生活の場となっていて、近くの中学校を間借りして開校しています。

この暑い最中にクーラーもない教室での生活はどのようなものなのでしょう。

まずはとりあえず、何かできることからはじめてみようということで、意を決して今日これから石巻に行ってきます。

飛行機の便はなんとか予約がとれました。

ANA 1461 伊丹8時45分発で10時に仙台空港に到着します。

仙台空港といえば、津波で冠水し、復旧に相当時間がかかったところ。未だに伊丹仙台間は臨時便のみの運行です。

院生の鈴木君を連れて行ってきます。

たぶん、レンタカーを借りて、午前中に石巻着。その足で、中学校、小学校を訪問する予定。

市役所内の教育委員会にも訪問し、今後の対応についてお話を聞かせて頂こうとおもっています。

宿舎は、ホテル・ルートイン石巻。

18日の帰りの便が満員で、結局ANA1464 仙台12時25分発で伊丹13時45分着をかろうじて予約。

24時間しか滞在できないという制約のもと、小澤先生に紹介していただいた方を中心に訪問してきます。

火曜日の授業では、旅の話もいくつかすることができるでしょう。

明日の夜、ホテルから報告が送ることができればよいとしましょう。

なお写真は、石巻の地図。小澤先生の指先あたりが訪問する小学校。

2011/07/17・記





蜘蛛の一夜城

2011-07-15 09:50:58 | Weblog
ここ数日、自宅玄関から門扉までの間に蜘蛛の巣が張っていらいら。

昨日などは、早朝から箒をつかって掃除。

そして今朝。

写真のような見事な蜘蛛の巣が張られていました。

立派な大きさの巣。

太陽に映えて美しい輝きの中心に、偉そうな身姿の蜘蛛が一匹。

箒は取り出したものの、さすがに壊すのは気が引けました。

おかげで、蜘蛛の巣をくぐって門扉まで移動しなくてはならなくなりました。

蜘蛛が自力で作った一夜城。明日までおいておこうとおもった暑い朝。

2011/07/15・記

広重先生と共同研究!

2011-07-15 09:43:02 | Weblog
睡眠研究のなかで、うたたね、まどろみなど入眠期研究を専門とされてきた生理心理学者、広重先生が来校。

目的は、アクティグラフをつかったサーカディアンリズムの共同研究をしましょうというもの。

まずはその、アクティグラフをお借りし、体験してみることに。

本学7階の臨床生理心理学実験室で3時間ほど、レクチャーをしていただいた後、PCでデータを読み取る操作を試みました。

アクティグラフとは、腕時計のようなもので、その中に3Dの加速度センサーが入っていて、活動量を細かく測定してくれるもの。

10Hz でサンプリングしたものを、一分ごとの積分値らしきものに集積したデータが、USBを介してPCに転送するというもの。

簡単に活動量から概日リズムがみれそうなので、これはぜひ働く人のストレス研究や、夜勤を含む交代制勤務に向く人、向かない人の研究に応用できそう。

そのほか、肢体不自由な人の不規則な運動も測定できそうです。

活用するぞ!と意気込んだ私です。

2011/07/15・記


叔父の二五回忌

2011-07-14 08:01:31 | Weblog
2011年7月10日

叔父の敏一が亡くなって25年。

二五回忌法要を京都のお寺でおこないました。

従兄弟が主催、叔母が後見。

がんでなくなる直前、私に叔母を頼むで~と手を握った感覚を忘れることはできません。

もうあれから四半世紀。

叔父が亡くなった年齢に近づきつつある自分の健康をおもう日曜日でした。

従兄弟の娘さん麗ちゃんとfacebook友達にもなれました。

2011/07/14・記

メンタルヘルス研修をしてきました

2011-07-14 07:56:46 | Weblog
2011年7月11日(月)

神戸にある某重工業でメンタルヘルス研修会をおこないました。

対象は25歳以下の工場従業員約100名。

いつになくわいわい、にぎやかで元気な若者相手の研修。

「メンタルヘルスにはなんら問題ありません」と豪語する人。

「研修もいいけど、時間があれば腕を磨きたい」という若者。

「交代制勤務それ自体がストレスです」という若手。

こういってはなんですが、中高年対象のメンタルヘルス研修はよくやってきたのですが、若者相手は数えるほど。

若者に合った研修プログラムも今後必要になってくるでしょうね。

ストレスマネジメント教育の一つのタイプがまた生まれそうです。

2011/07/14・記