C組の様子です。
図工室には20年近く使用している道具が幾つかあります。
私が雙葉に着任する前からありました。もしかすると30年以上前からあるのかもしれません。
昔の道具は手入れをしていたらほとんど故障しない印象があります。
この中では陶芸窯が新しい部類になります。8~9年でしょうか。
昔からある道具は存在感があります。
今回の下描きは線ではなく、色の塊で捉えて描いていきます。
まずは大雑把に肌、制服、髪の毛、道具に分けて描きました。
動きのある表現ができました。
色で捉えさせると重なりや隙間の気づきや理解がスムーズです。
ノコギリのモデルの人たちは角材をこんなに切り刻めるようになっていました!
節の部分が固いことにも気づいていました。
A組の様子です。
実際に使っているところをスケッチしました。
場所によっては譲り合いながら活動しないと描けないような場所もありました。
どんな絵が仕上がるか楽しみです。
A組の様子です。
真っ白だった「まめMeのもと」に色をつける活動です。
お花紙で着色していきました。
お花紙のような繊維のある、薄い紙の特徴を体験しながら活動しました。
顔の部分を最初にオレンジ色の紙で着色しました。
薄橙色を使わないことに疑問を感じていました。
「なんだか日焼けした人みたい…」
なんだか不満そうです。
これには理由があります。
この後、薄橙色を貼り付けていくのですが、薄めの色は透けるため白地だと覆った部分が分かりにくく、濃い色だと肌の色に影響が大きいからです。
先生が言うのだからちゃんとやらなくちゃ…みたいな雰囲気で作業が進みました。
ようやく薄橙色に着色していきました。
安心したようです。
「先生、オレンジ色が消えません!」
お花紙がぬれているため、下のオレンジ色が透けて出てきました。
糊で溶いた水を含んだお花紙は乾くと最後に張り付けた色が強く出ます。
溶くものを変えるとまた違った効果があります。
今回は、乾いた後とぬれている状態の色の違いを知るために必要な体験でした。
「へたくそな作品」はありません。
「思い通りにならなかった作品」は存在します。
思い通りにするためには素材の特徴を知ること、体験を重ねることが重要です。
思い通りにならなかったことは、第三者にはとても魅力的なことがあります。
そのことに気づくには素直な気持ちでの交流が必要です。
B組の様子です。
体験したことをもとに絵にしていきました。
刷毛を使ってえがきました。
モデルを立ててえがいているグループもありました。
体験の時は人気のあったプレス機ですが、えがく人は少なめでした。