C組の様子です。
板紙(黄ボール紙)をまずは糸のこ盤で切りました。
なにしろ鋸の刃がすごい勢いで動くものですから音や振動だけでも
迫力があります。油断すると大怪我してしまいます。
安全で正しい使い方を学んだあと、自分たちで切断していきました。
5年生では家庭科で似た構造のミシンの使い方を学習しているので要
領が分かればスイスイと扱っていました。だんだん笑顔も出てきました。
板紙を切断した後は並べてどんな形にするか考えます。
『何か』を作るわけではありませんのでその時の直感や感覚で配置を
決めました。自分の感覚で「いい!」と思える形を探してあれこれ動か
しました。
板紙は構成されてオリジナルのカンバスになりました。
そこへ自分で探してきた材料をボンドで貼り付けていきました。
材料の凹凸を規則性やリズム、バランスや勢いなど自分なりのテーマ
で貼り付けていきます。
構成によってはその時点でとても美しかったりおもしろかったりするもの
も出てきました。
「うーん、これ液体粘土で白くしてしまうのもったいないなー。」
という声も聞こえてきました。
「先生、何のために液体粘土で白くするのですか?」
と質問が出てきました。
材料の色味も美しいのですがこの題材では表面の凹凸に着目して欲
しいねらいがあります。白くした凹凸のカンバスにどんな色彩で構成し
ていくかも大事な要素です。
液体粘土を塗る作業もいつもの平らな画用紙と違うのでたいへんです!
このカンバスたちは凹凸がけっこう大きいのでいつも使ってきた乾燥棚
には高さが足りません。そこで登場したのが…
フィルムケースです!フィルムケースで段をつくり重ねています。
デジタルカメラが主流を占め、今の子どもたちはこれが何なのかどう使
うモノなのか、そしてこの中に何が入っていたのか知らない人が多かっ
たようです。
真っ白になったカンバスは色を着けられる日を待っているかのようでし
た。まだ上下左右が分からないので作者の人、間違っていたらごめん
なさいね。