前にも書いたけど
実家は県道沿いで商売をしていたこともあり
とびこみのセールスなんかも本当に多くて。
母子家庭で子供3人。
お金がなかったのは本当だと思っていたんだけど…
私にかけるお金はないんだけど
ミシンに20万とか。たまに母が使うお金の単位は高額だった。
一番心配したのは、スピリチュアル系。
幸せになるシールとか。
夫婦仲は良かったから、突然最愛の人を亡くした悲しみは
計り知れないものだと思ってはいたんだけど。
私の学校の行事には激怒するくせに
『いたこ』に話を聞きに行く…とかでお店を休むことはOKだった。
結婚してアメリカに住んでいた頃に
送ってもらった荷物の中に何やら変な文字を書いた紙が。
これは何だ?!と聞いたら
お守りだという。
ある日ハンコ屋さんがセールスに来て、幸運になれるハンコを買って
その人に書いてもらった文字なんだそう。
絶対に幸運が舞い降りるというから、いやいや
そんな胡散臭い人が書いた文字なんかで幸せになれるのなら
この世界、戦争なんて起こらないと思うけど?
何を言ってるの!!!そのお守りのおかげであんたがアメリカで無事に過ごせるんでしょう!!!
これは、何を言ってもダメだ。
私の分のハンコも作ってくれたという。
金額を聞いたら、1本10万円。家族全員の分を作ったと言う。
(40万円?!)
自分のハンコならとっくに持ってる。
(結婚して名字が変わった時に)
10万円なんて、絶対に騙されてるって!!!
そんなわけないでしょ!!運気が上がるんだから!!と、話は聞いてくれず。
今さら10万円のハンコを買ってくれるなら
結婚した時に、現金で5万円のお祝いをもらえた方が嬉しかったけど。
(結局、お祝いは何もなかったし)
で、帰国した後に渡されたけど
母に目を覚まして欲しい私は、そのハンコは受け取らずに返しました。
アキレス腱の傷があまり気にならなくなった
双子が年長の頃に
私宛に何やら確認の書類が届いた。
なんと、母は、私が返したハンコを使い
私が契約したことにして、受け取りを母にして
子ども達に学資保険をかけていた。
私のサインは母が代筆したみたいで…
これは、犯罪になるんじゃないの?
母の言い訳は
今まで(お金がなくて)私達にお金をかけてこられなかったから
貯金と思えばいいし、
郵便局員が親戚だから、変なことにはならないし…
なんだそれ?
お金は自分で払うんだからいいでしょう?と譲らない。
確かにそうなんだけど
私の名前のハンコで、私のふりしてサインをする、その行為がどうなのよ!
と言ったところで、母が納得する訳もなく…
満期になったら、お祝いを送れるし!の一点張り。
『生命保険』じゃなくて『学資保険』だから、いいのか?
そうじゃないよね~
本当に、毎回毎回、がっかりさせられることばかりで。
怖いのは
お金にだらしない妹の借金関連で、私のフリしていないかどうか。
母が『(私が)お姉ちゃんなんだから、何とかしてくれるでしょ』という
昔っからの変わらない考え方で。
もちろん、何かあったら、徹底的に闘うつもりでいたけど
今のところ大丈夫そうだけどって、
普通、こんなことしないよね…
結局、学資保険がどうなったのかは分かりません。
(満期になったからお祝い~なんてなかったし)
お金を出したのも受け取るのも母だし。
大きくお祝いをもらえた記憶はない。
そもそも、娘達にもケチだった。
誕生日のプレゼントは、お金がかからないものというから
毎回本にしてもらい、でも小学校を卒業すると同時に終了。
誕生日おめでとうもなし。
さすがに、やりすぎかと思ったのか
珍しく娘達の入学用のランドセルは買ってあげたいという。
なのでなるべく安い、でも軽くてちゃんと6年持つランドセルを
あちこちで探して。
イオンのランドセルをクーポン使って買って、2つで52000円。
で、52000円もらいました。
1人3万円包んでこれで買って!ではない。
うちの実家はすっごく貧乏だったから…と娘達に言い聞かせ
(お金がなかったのは本当だけど)
夏に遊びに行けるだけでも楽しいね!という雰囲気を作り
おばあちゃんはお金ないのに、ランドセルは買ってくれたね~と母を持ち上げ…
実家から遠いところに住んで、手助けは一切なかったけど
関わる時間が少ない分、母の仮面もはがれることもなく
娘達は田舎大好きに育って、これはこれで良かったのかなぁって今でも思っています。
でもやっぱり、改めて思い直しても
ハンコとサインの偽造は許せないかなぁ…