G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

山での口福

2016-12-20 | エッセイ

最近、登山の新しい喜びを見付けました。それは昼食の時です。
従来の昼食はコンビニの握り飯でしたが、歳のせいか、はたまた日頃、美味なるものに慣れ親しんでいるせいか、冷たい握り飯は侘びしく、味気なく、ただエネルギーチャージのため仕方なしに食っている有様でした。ストーブを持参し湯を沸かし熱々のインスタントラーメを試みたこともありましたが矢張り満たされた気分になりませんでした。
 思い付いて、握り飯をコンビニの幕の内弁当に変えたところ、吃驚する程の旨さです。
コンビニで売っている400~500円位の幕の内弁当ですが冷たくても気になりません。
山ではご馳走に変身し、何時でも気持ちよく完食です。

 好天時ならば、数時間のアルバイトで山の頂きに着き、旨い空気のもと、良い景色をながめながら、気心の知れた山仲間と一緒に、空きっ腹で、まったりとご馳走を頂くのは将に至福の時です。口福の時です。
 登山には人、夫々の喜びがあるでしょう。今の私の場合は、最高の喜びは、昼食です。
山で美味しく、ご飯を頂くためには、山に登る体力・気力と、食事を旨く食べられる丈夫な胃袋と、喜びを喜びとして感じる感受性と、登山する暇と、なにがしかのお金が必要です。
 これだけの条件を満たしている人、特に後期高齢者は将に果報者です。ご先祖、家族、山友、登山道の整備者、山の神様等に感謝しなければ罰が当たります。

 


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