G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

快哉!カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞

2017-10-10 | エッセイ

 10月5日に英国人のカズオ・イシグロのノーベル文学賞の受賞を新聞で知り、その快挙に心からの快哉を禁じ得ませんでした。
 昨今の日本では、大義なき解散・総選挙を間近にして2新党が生まれ政局は混沌とし、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に晒されるなど、将に内憂外患で国難の時だとメディアが大騒ぎをしています。
私達はこのような世情にウンザリし、不安になっている折、突然、飛び込んできたのがこのビッグ ニュースです。これを機に、蔓延している沈滞ムードを払拭し、久しく忘れていた日本人としての矜持、自信を取り戻したいものです。
 カズオ・イシグロ氏は英国籍の作家であり、従って、日本人の作家が受賞したのではない点は多少、残念です。
然し、ご両親は日本人で、5歳まで長崎で生まれ育った後に英国に移住して、英国籍を取得し英国作家になられた出自を思えば、DNA的には紛れもなく日本人であり、日本の伝統・文化の影響も少なからず受けたと考えられます。
 ですから、心情的には日本人が受賞したと思える(思いたい)ので、同胞として心底、この快挙を素直に喜びたいものです。
 余談ですが、6日に近所の大型書店に行き、記念にカズオ・イシグロの作品を何か買おうとしましたが、どの作品も既に払底してしまっていたのには驚きました。私のように考える人が多くいる証拠でしょうか。
 下の写真は今朝、我が家の玄関脇に一輪、咲いた清楚で、美しい芙蓉の花で、今回の受賞を祝いでいるようです。


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