山行年月日:2017年3月27日(月)、晴時々曇り、12℃
参加者:G.G.とKさん
歩行距離:約8.2 km/所要時間:5:10(昼食、休憩などを含む)
コースタイム:
犬山野外活動センター駐車場8:50→9:25桃山→10:30川平分岐→10:40鉱山跡→11:05天神
→11:30第五展望台→11:55西山休憩舎12:30→14:00駐車場
GPSトラック:駐車場から時計回りに周回した。
なお、始めの500m位はGPSのスイッチを入れ忘れたのでトラックが欠落している。
(1目盛:約300m)
GPSトラック標高図:
4ヶの小ピークは標高差数十mであるが、石ころ道、急勾配で遊歩道とは言い難い。
山行リポート:
■今日は最近、登山道具一式を購入した、知人のKさんの初登山の記録である。
■「桃山ルート」から登り始める。川平分岐までは展望のないヤブツバキが点在する雑木林を登る。最初に案内したのがマンガン採掘坑跡である。謂れ書きの看板がないので鉱山の歴史などの仔細は不明であるが興味深い遺構である。
■天神山頂で暫し眺望する。左手に明王山から猿啄城へ続く尾根、正面には高賀山方面が望まれるが見慣れた景色である。
■次は第四展望台に登るも眺望は平凡で特記なし。次に第五展望台に登る。正面は足が竦むような断崖絶壁で木曽川を眼下に坂祝から美濃太田の町並みが一望でき、丁度、高山線の列車が走りジオラマを見るようであった。
■東方は雲がかかり、ハッキリと同定できたのは恵那山だけであるが、気持ちいい眺めである。
■予定の時刻に西山休憩舎に着き、昼食にする。気温は12℃であるが、風があり体感温度は可也寒い。今日の弁当は保温用にホッカイロを底に貼り付けたコンビニのオムスビセットである。稍々、量が少ないようであるが後期高齢者の小生には丁度よく、お陰様で今日も気持ちよく完食でき感謝である。
■下山は筆者がお気に入りの「せせらぎコース」を辿る。薄暗い沢沿いに紫色のショウジョウバカマが沢山咲いていて春の到来を告げていたのが嬉しい。
■「せせらぎコース」は沢沿いの杉林の中の変哲ない地道でこれといった目立つものはないが、里山の原風景的の趣きがあり、せせらぎの囁きを聞きながら歩を進めるのは仲々にロマンチックである。
■途中、一箇所で道端にそら豆の鞘のような長さ10cm強の鞘が散乱していた。付近を探すと直径10mm位の平べったい実が落ちていた。何の木の実か分からなかったので帰宅後にネットで調査し藤の実であるのを突き止めた。あの華やかな藤の花の最後がこんなに無粋な姿とは思いもしなかった。
因みに、物理学者の寺田寅彦の随筆に藤の実に言及したものがあり、そこでは、実が5間も飛んだと書かれていた。なお、鞘が割れる時はぱちぱちと音がし、その時に実が飛び散るようである。
■途中から沢沿いにアオキが沢山自生していて、何れも色鮮やかな赤い実を付け、薄暗い沢沿いの道に彩りを添えているのが印象的であった。
■Kさんにとって、5時間余の山行を無事に終えられたことは大きな自信になったことと思う。今後は更に、数回のトレーニング山行をこなし、脚力を鍛えれば私達のサークルの仲間と一緒の山行にデビューする日も間近であろう。
雑感:
■今回はKさんの初登山であるので、歩行はスローペースにしたが、筆者の後を多少、遅れ気味ではあるが、しっかりと付いて来られたのでテスト山行は合格である。
■コースは遊歩道と銘打たれているが、登山道は標識も含め、その名の様には完全に整備されていないので舐めてはいけない。地図、GPSなどを持ち、登山靴を履くのが望ましい。
■変哲ない里山であるが、それが特色といえる。色々な風景、樹木、花などと出会えて、退屈しない山行が期待できよう。
■今回もスマホとGPS専用機とのトラックデータの比較をしてみた。スマホの記録間隔を20秒に設定した結果、両者のデータは良く一致し有意差は認められなかった。
なお、距離データは差があり、スマホの方が約1km長めであった。距離データの差は実用上問題はないが多少気になる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます