G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

妙法ヶ岳(667m) ~山旅のフィナーレは真紅のモミジ~

2018-11-16 | 山行

山行年月日:2018年11月11日(日)、無風・快晴
参加者:G.G.他11名
アクセス:各務原7:00→(一般道)→8:15「谷汲文化会館」駐車場P、走行距離≒37 km(片道)
沿面距離≒11.5 km/所要時間≒6:00(昼食、休憩時間などを含む)/累積標高≒1,200 m
コースタイム:P 8:239:35奥の院→10:30妙法ヶ岳10:50→11:30昼食12:0013:25熊谷次郎
       直実の墓→14:05横蔵寺14:15→バス停14:25  
GPSトラック図:
熊谷次郎直実の墓への分岐点が分かりにくい以外は問題ない。又、途中の展望はないが、唯一、562Pの辺りで小津権現山方面が眺望できた。危険箇所もない。
                                                       (1目盛り:500m)

GPSトラックの標高図:
妙法ヶ岳(谷汲山)までは登りであるが、後は多少のアップダウンがあるものの、殆どフラットで、よく整備された足に優しい登山道である。

山行リポート:
両側に店が軒を連ねた参道を華厳寺に向かって進む。現在、「もみじまつり」の最中であるが、参道、両側のモミジは殆ど紅葉していなかった。

■古色蒼然とした本堂で今日の山行の安全を祈願する。

 ■本堂を左に進むと「おいずる堂」に来る。巡礼が終わった人が巡礼白衣(「おいずる」と言う)を此処に奉納するそうである。

 登山道の入り口には珍しい「三猿」ならぬ「三たぬき」の石像が建っていた。因みに、ネットで調べても華厳寺とタヌキの関係は分からなかった。

 奥の院と大層な名前は着いているが、誠に質素で麓の本堂と雲泥の差がある。

■奥の院から1時間程で妙法ヶ岳に着く。休憩し記念写真を撮る。展望は皆無。

 妙法ヶ岳を後にして進んで行くと時々、逆光に輝きハットするような紅葉や黄葉に遭遇する。

 ■登山道も広々とし開放的な道、斜面に切られた秋の気配濃厚な小径ありで変化に富み面白い。

 本ルートは全体的に眺望がないが、唯一、562P付近で西方が開け円錐形の山が眺望できた。
山容から判断すると小津権現岳方向であろうか。

 観光案内に熊谷次郎直実の墓(供養塔)があると書いてあったので立ち寄ってみた。
直実が活躍したのは約800年の昔であり、苔むした質素な五輪塔を想定していたが、実際はピカピカの宝篋印塔なのは意外であった。
 因みに、ネットの調査では直実が没した所は、京都或いは郷里の熊谷と伝えられているようであり、谷汲と言う記事は見当たらなかった。

 ■横蔵寺は大勢のモミジ狩りの観光客で賑わっていた。本堂で今日の山行の無事のお礼をする。

境内の各所でモミジが真っ赤に染まり、長い山旅のフィナーレを祝福してくれているようであった。

 

山旅が終わり、コミュニティーバスで谷汲まで戻る。広場で「もみじまつり」のアトラクションで、郷土芸能の「谷汲踊」が演じられていたので暫し見物をさせてもらった。なかなか勇壮な舞であった。

 雑 感:
山行としてはダイナミックな眺望や真っ赤な紅葉もなく、月並みの感があるが、6時間の長丁場で、華厳寺、横蔵寺の2名刹、熊谷直実の供養塔、横蔵寺の真っ赤に紅葉したモミジ、オマケの谷汲踊など見どころも多く、終わってみれば、充実した山旅であったと言えよう。
■華厳寺とタヌキの関係、熊谷直実の供養塔の信憑性などが気になるところである。
                                                                                                                      (The End)


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